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{引用=前書き: 
毎日暑い日が続きます。毛深い方、そうでもない方、弁別すれば薄い方、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
ご好評をいただきました「陰毛を考える」もいよいよ最終回となりました。
引 ....
 その日ジリはキリカの部屋の近所の居酒屋で、キリカと一緒に夕食がてらビールを飲んでいた。
 近くに住む常連客が集まる、気取りの無い賑やかな店だ。

「なあ、キリカ一緒に住まないか?」
 アルコ ....
 ジリが山手通りを自転車で飛ばしている頃、キリカは水を張ったバスタブに腰まで浸かってぼんやり天井を見上げていた。
「ジリのヤツ遅いなあ。」
 ジリは山手通りを右折して、かむろ坂を登り始めたところだ ....
 {引用=猫讃仰フェスティバル参加謹呈}
ライオンちゃんは喉が渇いて大変だ。
サバンナでは半年も雨が降らないので、揺らめく陽炎に口を開けて待つ顔
があまり可哀相にも見えないのは、渇望と失望の間で ....
語義 ; ありふれた、つまらないものの意。転じて自我の喩え。


英語ではたわごと、下らない事象を喩えて「牛の糞」と言うが、あれは農業国時代に
どっさり在ったものであって、現実的な経験則にして ....
{引用=XY遺伝子の真価とテストステロンの黄金律を顕現せしめた稀少野生種。容貌に幾分かコーカソイドの特徴を有する傷だらけ科色男で、原産地は日本。桃井かおり命名するところの「よしおちゃん」種。
主に1 ....
むかしむかし、ここ印旛沼には妖怪ヌカニクギというのがおった。
変な奴での、
退屈のあまり村に来ては気に入った家の表札に手垢をつける。
一体何でそんな事をするのか、
その家の者に尋ねてみても、恨 ....
ザーメンズ・リヴ
 1970年代に隆盛を極めた女性解放運動ウィメンズ・リヴにより、実質的社会進出
 と概念上の地位向上を成し遂げた女性に齟齬を来した男性が21世紀※1 に掲げた
、保護主義的 ....

 わたしはひそかにその人をガーベラさんと名づけている。
 月曜日の昼、大体同じ時間にやってきて、大体同じ内容の花束を頼んでいく。ガーベラと赤みの差す花を葉蘭で包む花束を。
 だからガーベラ ....
夕暮れの風が民家の風鈴を鳴らし、
茜色のまなざしで今日をねぎらうように、わたしの頬を撫でてくれる。
その涼しさに、ほっとして深く息を吐く。
庭先には、萎れた朝顔が脱ぎ捨てた服のように垂れ下がり、 ....
作品…少なくとも自らは、そう呼びたい物を世に問うならば、絶対に避けなければならないものが、一つだけある。

『作為』

わざとらしさ。
自意識が作り出す醜さ。
肥大した自我。
芸術と自己 ....
朝、仕事場のブチョーと一緒になってしまい、ヒジョーにメンドクサイ気分で会話を交わす。
ナゼかしきりにトラック運転手を勧められた。
何だ?ヤメて欲しいのか?

久しぶりに会ったあのコはちょっ ....
 男は、レミオロメンを知らなかった。いや、そればかりかサラ・バレリスもブランディーさえ知らなかったのである。しかしそれが彼の生活にあえて格別の影響を及ぼすということではなく、ただ美しい天使たちの歌声か ....  昨夜の「ぽえとりー劇場」のオープニング
では昨日の朝、現代詩フォーラムでみつけた 
nonyaさんという詩人の「鳥瞰図」と「三寒
四温」を朗読しました。 

「鳥瞰図」という詩から僕は、 ....
ほんとのはなし

ねえ、きみ、なんでどっかいっちゃうわけ。ほかの女とさ。ねえ、きみはわたしのこと愛してないわけ。おれさあ、一人しかめぐりあわなかったんだよ。愛してくれるひとにさ。きみだけだよ。 ....
nonyaさんの散文(批評随筆小説等)おすすめリスト(75)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夏の総力特集_・_「陰毛を考える」_最終回- salco散文(批評 ...14+*10-7-27
カバとキリカ- 松本 涼散文(批評 ...710-6-4
ジリとキリカ- 松本 涼散文(批評 ...510-6-4
ねこの進化論- salco散文(批評 ...5*10-5-9
犬の糞概論- salco散文(批評 ...6*10-4-24
嗚呼、原田芳雄(敬称略)- salco散文(批評 ...7+*10-4-11
日本むかし話__妖怪糠肉擬- salco散文(批評 ...110-3-17
サから始まる語義凡例・サ〜シ- salco散文(批評 ...210-2-28
ガーベラさん- 瀬崎 虎 ...散文(批評 ...709-12-18
帰路- 夏嶋 真 ...散文(批評 ...21*09-8-24
作為- 柊 恵散文(批評 ...1*09-3-29
What's_the_Wednesday- BOOKEND散文(批評 ...6*09-3-25
折り返しのある男- atsuchan69散文(批評 ...11*09-3-17
僕等の日々は三寒四温_〜nonyaさんの暖かい詩情について〜 ...- 服部 剛散文(批評 ...309-3-9
ほんとのはなし...- m.qyi散文(批評 ...508-11-18

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