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あなたといると
イオン
目に見えない何かが
私を包む

それがたとえば
川沿いの散歩道
ブティック
ピアス
かたりと置いた テーブル

私の輪郭が
角張った直線が
どこか
 ....
  ぼく みつめている きみを
  きみ みつめられている ぼくに
  いつまでたってもどこまでいっても
  やまびこしない ひとみのやりとり



  言葉は 言葉じゃない
 ....
綺麗な曇り空だね
だね
本当だね
綺麗な
綺麗な曇り空だね
だね
曇りが
本当に綺麗で綺麗で
綺麗な曇り空が
本当に綺麗な曇り空だ
だね
 曇天の空の下
 ざわめくこころ
 まだ若きころの青空が時折
 脳裏をかすめて
 ぼくを困らせる
 表通りを行進する
 きらびやかな衣装を纏った
 瞳が宝石のように輝く人々が
 新 ....
自分を卑下し 面白おかしくする事で
自分自身を保ってきました。
私が笑われ者になれば 皆楽しそうにしてくれます。

普通にしてると 皆が心配します。
「どうしたの?元気ないね。」
普通にし ....
“言葉にはきちんと止めを刺してあげなさい”


俺のじぃちゃんは死神だ
母さんの名付け親だから
血が繋がっているわけではないけど
昔からよく遊んでもらって今も良く遊びに行く
命がかかわる ....
まるで葉っぱの落ちた木のようだ

風が吹くたびに
小さな声をあげている

ゆっくりと息を吐きながら
それでも溜め込んだ本音を飲み込んで

掲げた両手の先
どこまでも遠い空を眺めれば
 ....
陽炎ゆらめく金の砂子
彩雲は海風に吹き乱れ
てのひらに燃え立つストレリッチア
放った水際 横なぎにさらわれる

あの辺を転がってく
サクラ紙みたいな柔らかいの
さっき2人で食べた
カッ ....
汚れてしまったプールの水
まだ空は晴れぬまま
夏が零れるのはまだ先
桜もまだ咲いていないのに
あなたなら気が早いと
笑うのだろうか

あなたを失う夢を見るたび
私は自分を捨て置いてでも ....
夜 たった一人で

街の灯りを 見つめて

僕 たった一人で

遠いあなたを さがして


いつのまにか たった一人

僕は たった一人

つなぐべき 手もなくし ....
キミにあえたそのときから 僕はキミのことが好きだった
キミにつたえたいこの想い キミにぶつけることもできなかった

キミがいなくなると知ったあの日 僕は一人でないた
キミにつたえたい想いは つ ....
 

世界の終わり
 

 
円になって座る緑の子供たち
暗い風景に泳いで雪虫を口から出していた
壊死しだす末端はしだいに
君の為だけだと呟いて枯れていってしまう
 ....
はじまりはいつも真っ暗闇の中で
終わりの光は見えない。

だけど、一歩踏み出したその時から
歩くべき道がみえてくる。

もちろん、その一歩を道からはずしてしまうかもしれない
そんな気持ち ....
158センチの君を、僕は156センチだと思っていた
172センチの僕を、君は170センチだと思っていた
2センチ
僕たち二人が一緒にいると、世界は2センチ縮んでしまう

(2004)
動き出さないと何も変わらず忘れていく日々
いつまでも・・永遠に・・

あの頃、見ていたな
この世界を見上げていたっけ
傷つくことなんか恐れず眠ったのに




『繰り返す日々よ、ど ....
男は吊るされていた。

いかなる運命がこの男に見舞ったのか、
ただ、男は苦痛に耐え、
全てが終わりの中で死を待つばかりの様であった。

なぜ、男が吊るされているのか、
・・・それは誰にも ....
どこからか
うまれた 
しあわせは
てをつなぐように 
であって
すなをくずすように 
かわっていった
言わせてはいけないと
思い続けていた言葉を
言わせてしまった

苦しそうに飛び出したその言葉を
もう一度押しこんであげられなくて
ごめんね
その岩は岩でしかない。
だからただ、そこに居る。

雨が降り、風が吹き、雪が積もり、雷が落ちても、
その岩は岩でしかない。
ただそこに居続ける。ちっぽけなふやけた岩だ ....
逃げるんだ逃げるんだ。
鬼が来るから逃げるんだ。
家も家族も生活も、みんな捨てて逃げるんだ。

梅雨の雨に涙を隠して、
梅雨の霧に身を隠して、
蜜夜の闇に君は守られ ....
唇で、
嘘をついて、
君の中に、
忍び込む。

舌には舌で、
指には指で、
嘘をついて、
君へ、
滑り込む。

甘い汗、
舐めて、
蜜。

吐息、 ....
これは天使の羽の痕なの。


肩の傷跡を指差して、
彼女は笑う。


ここに白くておっきな羽があって、
ばさばさばさぁーって羽ばたいて、飛べたの。

でもね ....
そんなに強くしないでと、
君はいう。

構わず痕を付ける。強く。
あいつの知らない場所に、おれの痕を付ける。

おれを愛した唇で、
あいつを愛撫して、
おれが愛 ....
君に触れたことはない。
君を弾いたこともない。
だけどこんなに心惹かれてる。

これは君のため息。
心弾かれて、今夜も音を愛撫する。








 ....
飛びたくて、飛べなくて、
逃れたくて、逃れられなくて、
おれたちは窓から堕ちてゆく。

毎日と一日と、ありったけの今日。
翼がないおれたちは羽ばたくしかない。
この腕で ....
眠いと一言
残して君は寝てしまった

車の窓から見える
夕日も海岸線に吸い込まれようとしている

そんな余所見をする
僕の危なっかしい運転のことなど
まるで知らない無防備な寝顔を見なが ....
どんなに悲しいことがあっても
僕は生きてゆけそうです

昨日まで降り続いた雨は止み
久しぶりの陽射しをうけた草花が
深呼吸をするみたいに
みな空を仰いでいました

光と水と二酸化炭素か ....
少しだけ悲しいお話をしたあとに
あなたは
少しだけきれいになったようでした

まるでいいことばかりじゃない
そんな嘆きを語っていたわけではなくて
これから先のことをからめて
あなたは
 ....
やわらかくまるめた白い手で
小さな風をつくってみせる

あなたは細く揺れながら
笑うほど
大きく咲いている

感情の枝先にふれれば
おこったようなそぶりで
その
白い身体をしならせ ....
嘘つきは目を見ればわかるなんて嘘だ

「きみなんかきらいだ」
「あなたなんてきらいよ」と言い合ったとき

僕らは目を閉じたまま
真実を確かめ合ったじゃないか

  
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