すべてのおすすめ
まっしろに染め上げて
まっくらなわたしを

白昼夢、さらわれて
駆け抜けた先に
満ちて弾ける光の粒
まっしろに

ぼやけた視界
つかんだ桜ひとひら
薄氷が割れたら
春風が吹く
 ....
夫がいる週末は楽しいから
なんにもない平日を
早送りする

だけど、今夜は
夫が
携帯電話と間違えて
リモコンを持って行ってしまった



夕飯を食べる時間に
夫がいないので
 ....
すきなひとの好きなものは全部壊れたらいい

って東京への夜行バスに乗っていたら隣の女の子(シボ)が

そうつぶやいていた。

価値

価値がない人生を続けていますが、

特別なハン ....
布団齧ってさ 枕ぶん投げてさ
じっとしていられなくてさ
壁でも引っ掻こうか
窓ガラスにパンチしようか
自分の部屋には居られないから
君の部屋のドアを叩くよ
バールで叩くよ
セコムが来たら ....
「なかなかいい詩が書けんのぉ・・・」 
30過ぎの愚息が言えば 

「そんなもんよねぇ・・・」 
60過ぎの母は言う 

「100のうち1ついいのが書ければ 
 しめたもんだよ、おっかさ ....
この熱の
トローチを舐めるような
いくばくかの
余韻を
転がしている日々の
おわりを
さがしていた

ぬいあわせても
明日は
すぐにほつれて

口の中で砕いた
トローチの ....
ホームクリーニングエマールで
セーターと靴下と下着を一緒に洗う
独り身の中年オトコ

寂しい
そう連想したヒトは

独り
イコール
寂しいと

思い込んでる寂しいヒト

 ....
 弄(あそ)ぶ指先
 止まらない髪先のひかり
 止まらないにわか雨
 
 ふるえる唇から
 零れる風の接吻
 
 枯葉のぬくもりが
 みえる窓硝子の彼方

 近づく雲のノイズ
  ....
詩を書くことも忘れていた
七色のの宝箱だった本棚はいつしかビジネス書で灰色に染まり
楽しげな文字が躍っていた手帳には無機質な箇条書きが並んでいた


歌うことも忘れていた
軽快なリズムを刻 ....
「どこまで脱げば交われるかしら」
下着も爪も髪も皮膚も
不必要なものとして棄てられる

歪みの中、唯一迷い無き輪郭をした
一匹の毒蜘蛛と対峙する
私は私を守るもの全てを廃棄して、すると
 ....
忘れない。


君のことを忘れようとしたってできやしないから

酔っ払った時くらい


好きな言葉を手繰ろう。




とどきやしない



言葉なんて、意味のなさな ....
どこかの知らない住宅地で流れている

いびつなサウンド

それはまだ若い男が夢をあきらめず

努力ということをしている

それでも夢という狭き門に

自分は通れない事はし ....
昨日が、夜の中で解体されていく



肉体だけを、濡れた風がばらばらにして
過ぎ去り、それでもまだ鼓動は 宿る



わたしが必要としているものは
わたしの内部の、底辺にあって
 ....
終電を逃したサラリーマンが
「人生お先真っ暗だ」っつーから
「修正液で直せるし書き込めるじゃねぇか」ったら
鼻で笑って寝ちまいやがった
仕方なしにイヤフォンで音楽聞いてたら
いつの間にか起き ....
 
ひさしぶりに実家に帰ると
お父さんが
船になっていた

甲板には母がいて
いつものように洗濯物を干したり
いい匂いがしてくる
調理室で料理をつくるのも
やはり母だった

嫁い ....
おかっぱかみさま


混沌がトントンドアたたく


高速飛ばして辿りついた四畳半



おかっぱあたまがうなだれて
ハナウタまじりでうなだれて


夜がよく似合うこと
小 ....
湖の底へ
放たれた奇跡の魚
あれは
わたしたちの祈りの具現化

世界から
あらゆる災いが
あらゆる争いが
あらゆる飢えが
なくなりますように

 *

盲目のやさしさを
温 ....
もし ぼく が かんじょう を ポリぶくろ に つめて

すてる ことが できたとしたら

どうだろう

まいあさ しゅうしゅうしゃ が やってきて

あちこち で ふくろ を つ ....
私のことを決して
忘れないでいてくれるあなた
毎年、毎月、決まった日には必ず
連絡をよこす、あなた

振り払っても、振り払っても
いなくなりはせず

大切? 
そうね、たぶん。
 ....
いま振り返れば
ぼくら無限の可能性と選択肢を持っていた
自分がなりたいカタチにつながる糸を必死にたぐっていたんだ

迷って、傷ついて、選んで、投げ出して、
ちっぽけなことや格好つけなこともあ ....
酒場でひとりグラスを傾ける女を見かけたら
ほっとくのがいちばん
そんなのは性悪女に決まってる
吸ってる煙草がタール7mg以上だったら
まず確実に性悪ね
子ども生んだことがなかったらなおさらね ....
物語を
ネガとポジという物事の光と闇に
ライトを浴びせ

一コマ一コマ丹念に読経のように
語り紡ぐ

黄金色に輝く映写館があるのだと
祖父はわたしに教えてくれた。

当時僕は6 ....
空の涙は

私の手のひらで

悲しみを預けながら

そっと

冷えた空気に混じりあう


音もなく消える

その悲しさを

何に伝えたらよかったの
かじかんだ手を
あたためてくれた人はとおく
冷えきった深夜の駅
まばらなひとたち
だれも私をしらない


わたしのことさえ だれもしらない


どんなにののしられても
それを愛に ....
都合の良いことばかりを受け入れて
それは甘ったるい愛の言葉とか
満たされるような接吻だとか
わずかな犠牲の上に成り立つ笑顔だったり

最初は些細なことがきっかけで
私の心に入り込んできた貴 ....
繋いだ手を離した
散々愛の言葉を吐き散らかして

夢や未来なんて幻想を謳った
手に入れてないものは崩れてしまう
砂のお城のように

孤独な部屋の灰色の壁に頭を打ちつけ
赤く滴り落ちる液 ....
 ほころんだ思い出は
 ゆっくり 丁寧に
 撫でてあげよう

 やすりで擦られて
 傷だらけになった心の痛みは 
 辛いけど

 愛する人の話を黙って聞いてあげるように

 そ ....
日比谷線のホームに
きみと立つのは初めて
一人で会いにきたよって言って
褒めて欲しかったんだよ
大好きだから名前を呼ばない
そんないじわるだって流して欲しかったんだよ

流線型の街が私と ....
貴方が私を嫌っても
私は貴方が一番好きよ
貴方が私を忘れても
私の中は貴方だらけよ

でも
貴方が私を愛するのなら
私は夢の中に消えるわ

ね、悪い女でしょ?
よいこともわるいこともあるけれど

よいことを見ていきたい

よいことをひとつでも多くしたい

できることはやりたい

もっとよろこびを もっとたのしみを もっとやすらぎを
 ....
青い風さんの自由詩おすすめリスト(312)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
まっしろ- 相羽 柚 ...自由詩2*09-3-2
リモコン- 小原あき自由詩33+*09-3-2
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バール- 光井 新自由詩4+*09-3-2
100分の1の幸福_- 服部 剛自由詩309-3-1
び熱- かんな自由詩4*09-3-1
ふゆ- よーかん自由詩509-3-1
『琥珀の刹那』- あおい満 ...自由詩4*09-3-1
日常- ひじり自由詩409-2-28
毒蜘蛛- 甘雨自由詩4*09-2-28
さむでぃ。- 自由詩309-2-27
99%の努力と1%の才能- こめ自由詩1109-2-26
リ/バース- 望月 ゆ ...自由詩31*09-2-25
美術の先生は大きなキャンバスに描けばいいと言ったんだ- 虹村 凌自由詩3*09-2-25
- 小川 葉自由詩809-2-24
おかっぱかみさま- カチキ自由詩2*09-2-24
ブルーデビル- ことこ自由詩2*09-2-23
ゆめのしま- コーリャ自由詩9*09-2-23
支払い予定日- うめバア自由詩2+09-2-23
- poco自由詩4*09-2-23
酒場でぷふい!- 佐々宝砂自由詩6*09-2-22
ノスタルジック- Anonymous自由詩109-2-22
空の涙- ほしのみ ...自由詩9*09-2-22
2月10日の雪のように- 和歌こゆ ...自由詩7*09-2-22
Blind_girl- 美咲 華 ...自由詩109-2-20
愛の歌- 美咲 華 ...自由詩409-2-19
It's_not_easy,but_you_can_do_i ...- 山崎 風 ...自由詩109-2-19
蛍光ペンで白地図に線を引く- アオゾラ ...自由詩8*09-2-19
悪女- cass自由詩3*09-2-19
ある日の決意- 小野カオ ...自由詩3*09-2-18

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