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自分の娘が二人の娘を連れて実家に戻ってきたら、どんな気持ちがするだろうか。三人の娘も無事に結婚したし、そろそろ引退でもするかな、と思っていた頃に、また娘と小学生の孫娘2人を扶養しなければならなくなった .... はじまりはとても静かであたたかで目を開けた赤子は咲く花花を見ゆ
るるるると蛙の鳴き声が聴こえてきた青い田園を目を細め眺めるそふ

なんども口づけを交わす祭りの夜の恋人達蛍や花火の真上で黙るつき
 ....
瑠璃、瑠璃、瑠璃、瑠璃、
瑠璃色の

海、海、海、海
海の下

珊瑚はお手手をいっぱいに広げていたい
広げてお日様を集めていた
お日様を集めて花嫁の衣装に

花嫁さま
しずしずと ....
蜂蜜のような青さで、と誰かが言ったので何となく納得した。最近は何となく納得することが多い。空は蜂蜜のような青さでとろりとろりと甘いもの好きな子供たちを誘うのだそうだ。それから耳。耳たぶが際限なく広がっ .... 愛のような色の
薔薇の花束

無造作に置かれ(無造作なキス)
散る(唇)
花びら(の味)



月光の針
が刺す

がそれは
暖かい
いや
寒い

ダウンする

 ....
私は3年ほど前から詩を書いたり読んだりし始めたので、紙媒体の詩もネットに流れている詩も量的にはさほど読んでいないので、色々思い込みや誤解があるかもしれません。その上で思うことをいくつか書こうと思いまし .... 午後から
雪がすると言って
ハツコは眠った

ハツコ
はつこ
はつ、子



ああそれは
どこまでも
降りしきる降りしきる
降りしきる降りしきる

向こうはもう見えないよ ....
{引用=街}
街は
灰色にかじかんで
遠くを見る


{引用=鳥}
丹念に編み込まれた
木々のレエス
鳥が壊す


{引用=画廊}
画廊の扉は
今日も閉じられて
あの絵も ....
みどりいろの切符を買って錆びた電車に乗りましょう
髪にすみ家を作っている鳥は「火ぃや、火ぃや」と鳴きますので
火が欲しいのでしょうね
さむいのでしょうね昨日しとしとと降る
           ....
湖の絵葉書が届いた

大して親しくなかった人からだけれど
きれいなので捨てられない

大して親しくなかったけれど
その人を思い出す
お互い積極的に話しかけていれば
きっといい友達になれ ....
あなたのいない       空       白       を、日々うめる努力をしています。
もう、慣れました。     空が      白く      雪で染まってから随分たったので。
昨日は眠 ....
夜店で釣ってきた金魚を庭先で
バケツに放して
しゃがんで
じっと見入る
窓からのあかり
空からのあかり
遠くに響く祭り囃子
黒い自分の影

しゃがんで見ている子供の私
その一点の風 ....
ああやっと見つけたお前はそんなところにいろ

ドアを開けたり閉めたりして
出たり入ったりしろ

振りほどいた手は振りほどきっぱなし

アクセルを踏んでブレーキ

両手でつかめるものは ....
骸骨がブラブラ廊下歩いてく音楽室の鍵は壊れた
 


理科室の匂い取れない制服に誰かの刻印深く押される



日食を見るため屋上集まった魔女が湧いてる魔女が湧いてる



チャ ....
銀の柄を握って
車輪を回していました

沢山の貝が車輪の下から生まれてきたので
焼いて食べたり
髪に飾ったりしたのです

髪は細かく編んで
魚を獲るのにつかいました
魚のヒレはいつま ....
ムーニールーがありんこを相手取って
裁判をしているころ
お日様は林檎を
真っ赤に染めて
林檎はムーニールーに食べられるのを待っている

カタツムリが雨の中
小さくくしゃみしたけれど
ム ....
コマドリたちが騒がしいよ
外はすっかり晴れた
夕べの雨
あれ、嘘だったんだ

緑なんかつるっとしてて
ビニールや何かみたい
走ってくる赤い点は君

氷をほっぺたにくっ付けて
びっく ....
野菜の苗を
手に受けて
指から白い
根っこが生えた

「植物の三大栄養素は窒素・燐酸・カリです。
これを8:8:6で配合し、苗を植えつけて行って下さい。」

手に取った苗は
陽の輝き ....
「寒い」
と君は呟く

君に街外れで告白したのは
怖かったから
君はそんなふうに
すぐ
逃げるから


「寒い」
と君は呟く

僕はその頃
埠頭で潮風の匂いを嗅いでいた
 ....
椅子を引いたとき
床と
椅子の足
どっちが鳴ったか知らないよね

坂道をのぼるとき
ちょうど追い風だったけど
僕のためにじゃないよね

遅くまで空が明るくて
不思議な色で
急に暗 ....
一人で立っている
あなたは
吹きすさぶ風に向かい

横顔しか見えない
見せてはくれない

風があまりにも強いので
あなたは
目をしばたいていて

けれど
目を背けることはなく
 ....
花を摘んだの?

群青に沈んでゆく
風の流れてゆく
窓辺で
聞かれて

君の後れ毛を
遠くに感じて

僕は急に
君の腕をつかんだ
とてもやさしい腕を

君は驚いてそして笑っ ....
1998年5月8日午前3時29分45秒に到る少し前、
S・・・は、冷蔵庫から卵を取り出して、それを持って走った。
S・・・の部屋の電話が鳴る。
Q・・・は空を見上げて、上空の風が強いことを確認し ....
「ホーム」                        「ホーム」

あなたと私                        君とぼく
線路にほんぶん                     ....
いってらっしゃい

ううん、ほんとは寂しいの

でもそんなことを言ったら
笑ったあなたの頬が困ってしまうから
言わない

昼間、楽しいことがあったとき
あなたがいないと、少し寂しいの ....
だらりと舌を垂らした犬が
くわえていった

無限に広がる雨音の中で
たった一音が残った

炎を見つめて乾いた暁の頬を
夜が照らした

葉脈を流れる冷たい水が
樹 まるごとであると知 ....
最近思ったことがあります。
それは、言葉に対する自分の態度についてなのですが、「自分は、言葉に捕らわれてしまいそうになるので、逃げるけど、同時に助けてもらいたい。」と思っているのではないかと。
何 ....
 小学校3年生の時の担任のN先生は、子供に作文や詩を書かせることによって、考える力、生きる力をつけさせるということを提唱し、本も沢山書いている方でした。
そして、授業中やそれ以外の場所で、草野新平や ....
えー前回の「わからん!」が多数の好評を頂きましたので、(頂いてねえ〜)
もう少しつっこんでいこうかと思います。

○勝手にやってくる詩みたいなもの

自分の意思でなく、勝手にやってくる詩につ ....
午後からの黄色い日差しが
薬指を切断して
といっても痛くはなかったけれど
そこからこぼれてしまったから
月はなかなか登場できない

こぼれたものを
みんなが拾って来てくれた
といっても ....
和泉 輪さんのふるるさんおすすめリスト(34)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
祖父のこと- ふるる散文(批評 ...18*07-4-17
春夏秋冬- ふるる自由詩19*07-4-12
花嫁さま- ふるる自由詩18*07-1-25
白い大きな樹- ふるる自由詩18*07-1-21
トーンダウン- ふるる自由詩8*07-1-18
紙媒体の詩とネット媒体の詩の違いについて- ふるる散文(批評 ...13*07-1-10
- ふるる自由詩17*07-1-10
冬の情景- ふるる自由詩28*06-12-5
錆びた電車で- ふるる自由詩16*06-11-13
少年- ふるる自由詩17*06-10-15
空白- ふるる自由詩23*05-8-25
小石- ふるる自由詩18*05-8-21
忘れるな- ふるる自由詩8*05-7-19
振り向かないで帰りなさいね- ふるる短歌11*05-7-7
車輪- ふるる自由詩15*05-6-27
ムーニールー- ふるる自由詩35*05-6-17
走る- ふるる自由詩11*05-6-7
- ふるる自由詩9*05-5-30
無題- ふるる自由詩15*05-5-19
ただの- ふるる自由詩9*05-5-19
横顔は- ふるる自由詩13*05-5-9
花畑- ふるる自由詩14*05-5-7
世界- ふるる散文(批評 ...5*04-10-29
ホーム_ふたりぶん- ふるる未詩・独白8*04-10-24
だんな様へ- ふるる未詩・独白11*04-10-23
レッスン11- ふるる自由詩6*04-10-7
「言葉と私」- ふるる散文(批評 ...1*04-10-4
「詩と私」- ふるる散文(批評 ...12*04-9-27
「わからん!_その2」- ふるる散文(批評 ...4*04-9-22
ふつうの時計- ふるる自由詩7*04-9-22

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