すべてのおすすめ
ささの葉がささやく夜にうちあけるほんとはねほんとはねほんとは


ごほんといったら流星群ごくんとのんだら甘い夜のあまのがわ


願いはせつないはなしはなしにしてふたりで食べる熟した ....
死にそうな色したアイスだけ食べる人も虹みたいに揺れている


食べ物で模型を作る生きている理由の無さを罪に問えない


強さとは不安、切なさ、優しさの全ての傷を負うことだから


果 ....
四分休符の先で缶コーヒーを飲み油のにおいに混ぜた溜息


小説が誘った眠り枝分かれした夢のこと栞に話す


盗まれた時間ふたりの行き先をラベルで示す葡萄酒に酔う


恋という ....
(ひとこともしゃべっていない)この歌集にわたしの歌ははいっていない

デミグラスソース一滴一滴と逆さに振った瓶の底から

腹ぺこだ。でも間違えたしゃっくりが空いた空いたと鳴り止まなくて

 ....
コウノトリ卵か赤子かキャベツの畑シチューのニンジン余所の星から


カタカナのルビはいやだよひらがなでぼくたち鴉を読めない子には


かあさんはカケスだったといま知った道行くヒトがそう云っ ....
鉛筆の手紙 未練は消しゴムで消したい雑なセックスばかり


自転車で登り坂ゆく鳴り止まぬ音楽はまだあのソロの前


外れくじ捨てなかったねいつだって話の長い君ありがとう


 ....
糖衣、それは深刻な結露のようにわたしをつつむ薄い劣情

正解のない会話をするゆびさきで祈りのようにラブと打ち込む

忘れやすいこころですので安心してばかにしたり傷つけたりしていいです

 ....
更地より頭の中に一本のバラあればこそ孤独になれる

エサ発見!骨泳がしが押し寄せて神輿を担ぎ独房へまで

ほんとうにこわいひとはいつまでも笑顔鎧外せば火の粉吹く

何でもあるよ、夢、癒し、 ....
遠方の友の笑い声にあわせ 前借りした元気 何日分?


その説教お返しします 若者になにか求めず ワン・ツー・パンチ


一見さん 呼吸のリズム合わせたらいけずが返るへんてこなジャ ....
産声は一番最初にゆるされた歌声ですね歌が好きです


近頃は夢でよく会うお父さん確かめられる確かめられてる


冬日向わが猫眠る回向院まぶたに浮かぶ干し草ベッド


夕暮れの道歩きつ ....
三歳のまなざしのまま覚えてるバケツとシャベルと砂場とシチュー


少女ならほしかったはずのあれもこれもなかったけれどあしたがあった


如月の終わりの頃の曇天は生まれる前の躊躇いのようで
 ....
冬晦日わが腸で燻ってる悔しさの種よいかわるいか


『潮騒』の一頁目でわが詩はひっくり返るほどの衝撃


日日を記し思い出の写真託してみるネットはとわじゃないとしっても


会えない ....
おなかの小魚はときどき小ちゃな声で鳴くたいせつな奴だ

電子ジャーの独り言を翻訳しながら夜が明ける

痛みっていつも友達だったなこれからもよろしくな

僕の休日は病院に奪われてディスカウン ....
天国はまいにちまいにちたのしくて善人ばかりのおそろしい国

使い捨てやいばばかりがふえていく捨て方だれかおしえてください

犬の背のオーストラリア大陸が明日も平和でありますように

明け方 ....
{引用=
 詩の風当たりに対して、短歌はどうなのだろう、
 邪魔な磐というよりは、誰も見つけられない、
 道路の端に転がっている小石、それそのもののようである、
 ざわわ、という音が66回も詰 ....
あたたかな子宮にずっといたかった産まれた寒い不条理だ
泣く

一歳のたんじょうびには一升餅を背負っている理不尽だ
泣く

おもいきり泣いたらいいよ明日きみがどんな顔でもそれがいいから

 ....
生きること死ぬことそれは宇宙規模瀬戸際になっておはようって言う


バスの中駄菓子屋の菓子ほおばって僕は永遠にそいつと会わない


紺色のパジャマを纏いお布団に消えてしまえばまた笑える ....
人の不幸を祈るようにだけはなりたくないと願ってきたが 
ふとくちずさむ怜子

噴水はその尖端から凍りゆく わたしも液体を手放してゆく

目を閉じてうしろむきにすすみます一メートルがわたしの限 ....
忘れない364日は忘れても一月十七日だけは

耳掃除している人の眼球は見ることのない穴を見ている

てのひらで雪ひとつぶがとけたあとあたしのからだに吸収された

最終便は出たあとです告げら ....
はじめからはじっこにいるまりさんをあなたはしっているのいないし
                    
はしってるきいろいしゃりょうじあまりがうつすまどにうつりこむき、み

つりこまれはなし ....
セロファンを越して会いたい真実も嘘もおまえの言葉なら良い


存在が薄まるきみが遠くなるパーカーの(柄)(色)(かたち)さよなら


先生は、いヽえなんでもありません
くっき ....
手放しにきみを信じるあおぎ見る初雪はある種の花だった

そらみみで振り向いていてすしすしと笑っているのを許していてね

改札で優しくするのはずるいって思うよ耳をたたんで蓋する

信 ....
手作りのミネストローネと讃美歌でいつもの通り飾り気なしで


蹴り足の微妙な狂い 引き裂かれ頭上のベルに歪んだ視界


ありふれた電飾に沈む客船に無理して笑う音楽と月


赤 ....
いちょう葉が片羽みたいに見えるからキミの背中が少しかたむく

空白は空白のままここにいて時折くうの音きかせてくれる

木枯らしにフードかぶればおおわれて冬ごもりする巣穴みたいだ

永遠に失 ....
ふたりだけのフィクションを食い破りつつ一秒前が次々燃える


「コンティニューしますか」神父は微笑んで湖に差す光が嫌い


除染した区域の薔薇も薔薇だからぼくらは何を殴ればいい ....
きみの腕の湾曲に身をゆだねてた UFOみたいにさみしいかたち


ひだまりの造花の庭で三輪車が錆びていくのをみつめていたね


てのひらがちいさいとこぼれおちていく色とりどりの ....
チャリティの結婚願望だね、どれも外したいとき外せる鎖


皮膚のした脈打つきみの平熱のただ、なだらかな痛みをたどる


水彩画ここで過ごした季節たち カルピスのうすい夢みたいだ ....
暗闇に明滅してるテレビジョン孤独な夜のためのスタンス

ぽつねんと机の上のエンベロープ誰に届けるあてもないのに

冷蔵庫の独り言を聞きながらひとり眠れずにいる真夜中

恋しいと淋しいはきっ ....
ノーギャラで出演迫る孤独すら知らない愚者の視線を察知


最初から不幸せにも幸せにもできない誰かに費やす心


触れてみない観察しない確かめない強制終了 血走る目付き


古 ....
わたしにふれてと誘う水銀のふれればおかされてゆく毒

水の系譜もとをたどってゆく指先で、彗星ながれる

熱の朝水銀のメモリゆっくりと伸びてゆく儀式、生殖

だれとも手をつながないでどこへゆ ....
さわ田マヨネさんの短歌おすすめリスト(97)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
たなばただからたなぼたじゃないよ星に違いを - 阿ト理恵短歌316-7-7
空の時計と- 由比良 ...短歌7*16-6-30
Nowhere- 深水遊脚短歌3*16-6-18
きっと手を動かしたり脳細胞を殺したりするほどの対価は得られな ...- ピッピ短歌5*16-6-14
「トリ・トリップ」_一〇首- もっぷ短歌4*16-6-13
外れくじ- 深水遊脚短歌2*16-5-21
糖衣、それは深刻な- 初谷むい短歌216-5-5
仲よし村- 唐草フウ短歌5*16-5-5
四月初旬の憂鬱- 深水遊脚短歌2*16-4-3
かおるのおと「産声・夢・遺言」5首- もっぷ短歌3*16-3-10
かおるのおと「過去・夢・現」5首- もっぷ短歌2*16-3-10
かおるのおと「砂の城」6首- もっぷ短歌316-3-8
とっても素敵な世界へ- 梅昆布茶短歌15*16-3-7
世界の果てであやとりを- そらの珊 ...短歌1216-2-28
。。。。。。。。。。。。(これは短歌に使われなかったかわいそ ...- ピッピ短歌716-2-27
いつもポケットに涙- そらの珊 ...短歌616-2-11
悪夢的昼寝- 水宮うみ短歌3*16-2-4
或いは絹ずれの音- そらの珊 ...短歌11*16-1-24
雪だより- そらの珊 ...短歌5*16-1-18
はじまりのはじまり/即興ゴルコンダ(仮)- こうだた ...短歌4*16-1-8
ぼくは希薄でかわいい- 初谷むい短歌1116-1-6
雪と信仰- 初谷むい短歌215-12-21
色のない街- 深水遊脚短歌4*15-12-17
冬のあけくれ- そらの珊 ...短歌1315-12-17
HAPPY_BIRTHDAY- しろいろ短歌4*15-11-22
優しい世界- しろいろ短歌7*15-11-22
遠い水音- しろいろ短歌4*15-11-22
眠れない夜のミュルミュル- 未有花短歌8*15-11-17
落ち着いて深呼吸でも- 深水遊脚短歌5*15-11-6
第12族元素より- そらの珊 ...短歌12*15-10-22

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