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どのくらいの広さで降っている雨なのか
心は探りに行く
夜に出てゆく

けれど心は気持ちでしかないので
体の外のことは何も感じられない


雨の立てる匂いの遠さと近さ
水の滞空時間
 ....
雪が溶けたら
やわらかい地球の黒土花壇に
「火星たんぽぽ」の小さな名札をたてよう

ひとが植えたわけでもないタンポポが
好き勝手に咲いてるような
そんな花壇がいいだろう

そこから芽吹 ....
虹を見つけるコツは
こまめに空を見上げること
雨のたび
忘れず雨上がりに期待すること


四つ葉のクローバーを見つけるコツは
誰かのために探すこと
本当は自分で見つけないと意味がないん ....
水面の緩やかな起伏をもたらすものは
波の行き来
風の息
プールならば子供たち

入射光による二次元投影
輪郭だけのモザイク
水底に
水底にゆらゆら

瞬間ごとには
結晶 ....
ひとが壊れたり直ったりするのって
おもしろいね

生き物はケガしたり弱ったりするけど
壊れたりしないよ
それなのに人間は壊れる
病気になったり死んだりもするけど
ぶちっと聞こえて
壊れ ....
紙に書いてください
書けるものならば紙に書いて
紙に書いたそれを見せてください

世界を
モニターの向こうにまで感じるとるためには
第六感まで動員しても
なお追いつかないような想像 ....
年明けの雑煮は夏の尻子玉
君がため汲みし若水 皿に注ぐ

寒施行 狐と分け喰む小豆飯
そっと割る頭氷の鏡開き

水底は青女の朝より温かく
名護岳のキジムナーから花便り
言葉たち
あちこちで
みしみしと
ひしめきあっていて

言葉たち
時に
きゅうくつだったり

なんとなく
楽しかったり
はやく詩になりたいなぁ
なんて

 ....
クリさんの小池房枝さんおすすめリスト(8)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
雨の日のアメリア- 小池房枝自由詩2205-7-10
火星たんぽぽ___- 小池房枝自由詩8*05-1-14
トントンミー/私をノックして____- 小池房枝自由詩22*04-10-14
クラムボンの揺りかご- 小池房枝自由詩10*04-6-22
観察日記、懐かしい人への手紙- 小池房枝自由詩3*04-3-15
それがもし詩という何かであるならば- 小池房枝自由詩10*04-1-11
一月の河童たち- 小池房枝俳句6*04-1-11
未詩- 小池房枝自由詩603-12-17

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