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眠る前に
くちびるの形だけで
あなたのなまえ
を呟いてみたら
ほろほろと
星が生まれてく

夜は
思ったよりも深くて
あしたの方向で
あなたのなまえの星が揺れてる
不器用にしか進 ....
雨の夜に雨宿り

海の底にいた頃を思い出すと
今でも胸がぎゅっとする

引き潮の晩
こっそりと寝床を抜け出して
海岸線で眺める淡い月

明くる晩も明くる晩も
私段々と海から遠ざかっ ....
あなたがいつまでも
空の切れ端と手を繋いで眠るものだから

私は枕元でやわらかい髪を撫でるしかない
頬を寄せれば懐かしい夏の匂い

あなたの瞳の色と
私の夜の海のような色はよく似ている
 ....
「あ」と声に出そうとして
うまく発音できなかったそんな目覚め
冬はもうすぐ終わるというのに
まだ春は土の中であたたかな夢を見ている
喉が掠れて泣いているみたいだ
裏返って仕方ない。
空はな ....
うたたね ひつじたち
はる の あったかさ

ひるさがりに
まくらのしたから うまれて

ばんごはんのじかんに
また かえってくる

みどりのにおいの かぜに のって
ふうけいを  ....
そして
冬将軍がやがて
この森にも流星を連れてきます
今夜は月のない晩なのでとても綺麗に見えるでしょう
私が待ち遠しいのは流星、
じゃなく、やさしさ
愛しい人の名前を呟けば
白い息ととも ....
ハニーカム
あなたは先に行って待ってて
甘い桜の薫るあの大きな木の横で

ハニーカム
これは小さな幸せの呪文

擦り減ったスニーカー
石ころを蹴飛ばして明日に辿りつけたらいい

私 ....
目が覚めると
必ず何か足りないものがある気がして
一呼吸置いてから窓を開ける
抜け落ちてしまったような
最初からなかったような
秋の始まりに吹く風が
季節に置いてけぼりにされた風鈴を鳴らし ....
窓を開けると庭でねこじゃらしが揺れて
通り過ぎてきた時間を優しく撫でていく風
いつの間に同じ高さから空を見れなくなったか
なんて もう思い出せないほど遠くに流されて

昨日思い出に留まってい ....
放課後には、
音楽室から聴こえる
ソプラノが
一日の中で一番
しっくりはまる少女、何処か夕暮れに似た、

朝には
誰にも触れられていない、
まだチョークの匂いすらしない教室でひとり
 ....
自転車の車輪の横には、
しっぽの先だけがしましまの猫が
丸くなって寝ている
夕方には何処かに行ってしまう猫に
名前をつけよう、と
彼女が言い出したのは
日曜の朝、
決まってサンドイッチな ....
無言のまま階段を上がる
放課後。
誰もいない校舎でひっそりと息をしてる僕ら
先生が来るといけないから、と
なるべく音をたてないように
階段を一段一段

手だけを繋いで
まるで心臓がそこ ....
溜め息しか
吸い込んではくれない
空をかたすように
塵や雲の類で
すっかり狭く
小さくなってしまった
あれは
祈りなんて
聞こえないくらい
遠くなってしまったから
また溜め息一つで ....
ふるるさんの夕凪ここあさんおすすめリスト(13)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
わたしとあなたのせかいがつながればいいのに- 夕凪ここ ...自由詩808-9-25
あめやどる- 夕凪ここ ...自由詩4*07-2-20
かいがら、から- 夕凪ここ ...自由詩9*07-1-27
散歩道- 夕凪ここ ...自由詩8*07-1-5
うたたねのうた- 夕凪ここ ...自由詩8*06-10-27
夜、明けない森で- 夕凪ここ ...自由詩6*06-10-16
ハニー_カム- 夕凪ここ ...自由詩10*06-9-9
ひとたびの眠り- 夕凪ここ ...自由詩8*06-9-5
同じ高さで反転する昼下がり- 夕凪ここ ...自由詩10*06-8-24
から- 夕凪ここ ...自由詩8*06-8-20
約束なんかない日曜- 夕凪ここ ...自由詩6*06-8-11
横になる、夏。- 夕凪ここ ...自由詩11*06-6-9
スクラップ似_空- 夕凪ここ ...自由詩1*06-3-24

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