すべてのおすすめ
春風や梢の雪のとける音


薫風や私は私でいてもいい


チャウダーの夢あしたの歌ほととぎす


私とは思うところの全て春


日輪の君と私と春の猫


探されたい猫が吾 ....
路地裏の色なき風の通り道


コスモスの現れて消え君の町


栗拾いひとつぶ持って帰り道


草の絮あしたの風は明日吹く
華奢な花 ひらひらひらり 風に揺れ
薄っぺら これからふうと 膨らます
くるんとね 巻きひげ しれっと寄り添って
まだ開けない 緑の袋 ハッピーハッピー
内緒だよ 風船の家 ハートのお猿
競 ....
{ルビ断頭台=ギロチン}に葛ちらせて{ルビ骸酒=むくろざけ}



片目あけ光の血まみれ五月雨夜



岸に降るけだものひとり振り返る



撃てと ....
割れる陽に花芯は昇りまた昇り



雨音のはざまに浮かぶ花微塵



けだものに片目預けて花見酒



刻みあう互いのすがた風ふたつ



指笛 ....
北岳のトンネル黄金色のテンがゆく

御岳の山裾に熊の親子は毬のよう

瓜ぼうの縞々とても可愛らし

冬山にキツネの瞳を垣間見る

八ヶ岳睨みをきかせカモシカ逃げる

国道に潰れたタ ....
相撲待ち
明日に
夢はせる

なんとして
男に生きる
覚悟あり

あの暖簾
大晦日には
あの店襲う

鴨南蛮
俺はこれで
生きている

カツ丼を
食いたし
我が腹 ....
1 靴擦れで坂道上る猫背でね


2 一人酒しいたけを焼く七厘で


3 緑色湯がいて食べるオクラ哉


4 ブスばかり想像しながら射精哉


5 黒板にチョークで顔を書く男
 ....
人恋し妖かし恋しカラスウリ

流れてく雲の先にも夏の空

炎天下無人の公園カンナ燃ゆ

土星環消失まっすぐ地球見てる
 
涼しさや蔑称幾つか引き受けて

スコールにはしゃいでる子ら ....
大晦日湯船ゆらりと船出する

月光もモザイク師走の露天風呂

女湯の体形の千差万別さ

年寄りが煮える源泉掛け流し

会社の灯年末週末クリスマス

靴下の中に手袋クリスマス
 ....
虹も蛇{ルビ小雪=しょうせつ}以降は冬篭もり

開かれず流れず閉塞する天地

あるならば旋毛見せてよカタツムリ

無理じゃないそれはリムだよ端っこだ

カマイタチ北風小さなカタツムリ
 ....
カタツムリ首すくめさせて白き風

虫の音の海ルルイエは秋の季語

サイドワインドする猫どこかかゆいのか

サイドワインドする猫どこがかゆいのか

セミがまだ鳴いてる秋の松林

満 ....
南南西この夏の初遠花火

風の中こちらへも来よ遠花火

風の中ビルの狭間に遠花火

風の中少し歪んで遠花火

いついつか今際の際にも遠花火

頑張って高く上がれよ遠花火

背伸 ....
花体にもさくら{ルビ一片=ひとひら}にもさくら

一人にもさくら大勢にもさくら

木末にもさくら手のひらにもさくら

都会にもさくら陸奥にもさくら

野山にもさくら街ごとにもさくら
 ....
彼岸桜優しげに咲く此岸かな

野に遊ぶさも値段高そうな猫

イヌノフグリ閉じてぽろんと今日でおしまい
 
産卵を済ませて二度寝のヒキガエル

コーヒーの記憶 取っ手のとれたミル
 
 ....
げっそりと白豚になれ四月馬鹿

入学にいくらかかるの払えない

シクラメン泪を落とす場所がない

治聾酒が心の穴から漏れている

若草をサンドウェッジで根こそぎ

朝きても生きる意 ....
コスモスがささやくコスコスサインサイン
トーラスなドーナツ揚げる霾る日

筍で円、放物線、双曲線
曲水の宴メビウスの帯締めて

死者互入生者の輪の中盆踊り
吊るし雛アルキメデスの立体で
 ....
冬の朝遠い空から雨の降る  「十一月」


数減るも巨大化していく女郎蜘蛛

雨風に吹かれ散ってく夢ゆめよ

あっという間に魔に墜ちる少年期

ちりとりに飛びこんでくる今日の死蛾

焼かぬのに灰にまみれて ....
空わたり沈むまなざしみずたまり



二季またぎそよぐ野の墓みずたまり



何も得ず何も見ず居るみずたまり



輪を{ルビ描=か}かずめぐる生の輪みずたまり
 ....
雨で消える博多がある ゆきどけの朝日へさえずる小鳥たち







 
ゆう焼けへ いちりん 墓の無い終わりを告げる水の羽




{ルビ弥生=やよい}より流れ落ちたる{ルビ卯月=うづき}かな




とどまらずただこぼれゆく冬の雲




傷を抱 ....
名を忘れ鴉にもらう夜明けかな



戸惑えど戸惑えどただつづく道



灰と種そのどちらにもなれぬ我



けだものに寄り添いて笑む夜風かな



終わりへ ....
離れてもなお離れ得ぬ漠鬼かな



つむる目にひとつこぼれるななかまど



つむる目の光のなかを去りゆく背



己れから己れあふれる獅子頭



さ ....
霧雨が運ぶは遠い音ばかり



我が水の薄さに萎える羽虫かな



触れるたび遠去かる音日々の音



ゆらぐ道ゆらぐ光の水の声



水もとめ{ルビ背=せ ....
朝が来て目覚めはじめる痛みかな



自分より愚かなものを知らぬ朝



頭から頭をどけて朝を見る



我が願い次の朝陽は含まれず



誰も来ぬ分か ....
目を閉じた赤子の笑みに触れる花


ひとひらをくちうつしする涙かな


赤子の手何を語るや散る桜


とどまらぬ光の糸をたぐる花


名づけても名づけきれぬ日花 ....
眩む手にあふるる翳り冬と春



けだものよ応えぬ瞳応える背



降り止まぬ目に見えぬ雨降りやまぬ



花と骨つながるいのち星ひとつ



 ....
ふるるさんの俳句おすすめリスト(49)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
パピエ・コレ『六花』- まると俳句623-4-19
風の通り道- もっぷ俳句320-10-9
焔俳句_2__風船葛(フウセンカズラ)10句- 鵜飼千代 ...俳句13*17-7-27
二季応禍- 木立 悟俳句516-6-29
呼べど応えぬ- 木立 悟俳句316-4-12
- レタス俳句216-1-1
明日- レタス俳句4*15-12-30
俳句集- 陽向∮俳句4*15-9-25
八月の小石- 小池房枝俳句7*12-8-13
クリスマス師走にはします私だって- 小池房枝俳句1*12-7-29
十一月の位置に- 小池房枝俳句2*12-7-29
不自由な十月- 小池房枝俳句3*12-7-27
遠花火- 小池房枝俳句312-7-9
さくらさくら- 小池房枝俳句4*12-6-5
三月のマーチ- 小池房枝俳句7*12-4-8
春の闇- 北大路京 ...俳句20*12-4-8
数学俳句- 小池房枝俳句512-3-14
冬の朝- こしごえ俳句1*11-12-3
十一月- 楢山孝介俳句4*07-12-1
みずたまり- 木立 悟俳句1107-5-20
なげーよ春- A-29俳句4*07-4-22
春の朝に- こしごえ俳句6*07-4-7
- こしごえ俳句6*07-4-6
浪洞- 木立 悟俳句807-3-19
冬鴉- 木立 悟俳句907-1-30
冬応- 木立 悟俳句907-1-11
飛水記- 木立 悟俳句706-8-10
朝水- 木立 悟俳句706-6-8
花の国- 木立 悟俳句1406-5-7
冬と春- 木立 悟俳句506-4-13

Home 次へ
1 2