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080606
現象を現象として現象と茄子
困ったものと訂正するのですが
次のチャンスを狙うのか
あっさりと身を引く潔さ
(あっさり富を引 ....
080605
三丁目は二丁目の先です
一丁目は通り過ぎたので
覚えていらっしゃらないかもしれません
四丁目はありません
しかたないので続を加えます
....
080601
広辞苑を投げ捨てる
コウジエン
麹黴の生えた御飯を
お酒にするのだと
強調するので
御飯はお箸で頂くのです
手づかみは余 ....
080519
癒着した粘着液を
B29から落とし
不発弾に垂らし
静かに土を被せ
そのままにしておいた
不安が的中した
....
080516
偶然と書いて
ぐうぜんと読ませる
ぐうぜんが生まれ
ぐうぜんが目覚める
ぐうぜんが欠伸をする
起きろ!
朝だ! 起きろ!
....
080515
ゆるやかな坂を少し下ると
いつのまにか
なだらかな丘が出来ていた
防災無線のアンテナも立っている
狭い階段道を登り
....
080513
水色の空に雲が流れ
時間が止まっているようにも見える
体育館では
子供たちが遊んでいる
にぎやかな声に
忘れかけた記憶 ....
080509
神経質な男がいた
体温計の目盛りが
37℃を越えたと
大騒ぎする眼をなだめ
再測定を促すためにも
新たな予兆が期待される
男は毎夜壁を抜け
....
08/05/02
空気と水は
相性が悪いので
接着できません
のんきな顔した空気は
瑞々しい若葉の声を
恥ずかしがらずに遮った
緑の岡にも影は拡 ....
080430
疲労回復には
液晶テレビ
大画面のコマーシャルをと
キャッチコピーを捕まえて
頭からガジガジと
囓ってやると
殺し文句を考える
捕まえたり ....
080426
妻を殺して逃げるんだ
二十五時の暗闇で
つま先立ちで忍び足
窓の外はほの暗く
モダンな街灯連なって
にたりにたりと
ほくそ笑み
綺 ....
080410
見学に来て
写真を撮る方は
多いのですが
中に入って
食事を召し上がる方が少なくなって
それどころか
食事をするお店だと気がつ ....
080408
今日も、
わけのわからないことを書いている
わけがわからなくなって
わけがわからなくては困るから
わけがわかるように書こうとして
わけがわ ....
080404
コレでよい
コレで
ひとかけらの土塊を
脚で踏みつぶす
粉々にしてから
ふるいにかける
乾かしては水を加え
塊にして
叩く
叩く
....
080328
グライダーのように
空中ブランコのように
限りある人生を
ぶらぶらふらふらしていると
フラスコの悪魔に喰われてしまいます
化学 ....
080325
黄緑色の話し声がする
黄色い声をたしなめるように
大きな顔した男の声がして
電車の中は静まりかえり
黙々とメールを読んだりする
帰り道の通せんぼは
....
080317
反抗心が高まって
ドボンと飛び込む鍾乳石が
つぎつぎと消えた天井は
なにもなくなったので
広々として真っ平です
すべすべに光って ....
000426
跳び乗ろうとしたら
グリーン車だった
乗れないと思い黙って見送った
次の電車もグリーン車だった
おまえは何処に立っているのだと
叱 ....
kauzakさんのあおばさんおすすめリスト
(168)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
恬淡
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あおば
自由詩
5*
08-6-6
三丁目の奥手さん
-
あおば
自由詩
7*
08-6-5
強い
-
あおば
自由詩
7*
08-6-2
鼓動する信号
-
あおば
自由詩
7*
08-5-20
ぐうぜん
-
あおば
自由詩
11*
08-5-16
防災無線
-
あおば
自由詩
5*
08-5-15
水の空席
-
あおば
自由詩
22*
08-5-13
呼ばれてきた男
-
あおば
自由詩
5*
08-5-9
むずかしい散歩道
-
あおば
自由詩
8*
08-5-5
テリトリー
-
あおば
自由詩
3*
08-4-30
雨の日にいっぱいの、におい大会
-
あおば
自由詩
6*
08-4-25
致死量の涙
-
あおば
自由詩
5+*
08-4-12
偶然の開始
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あおば
自由詩
5*
08-4-8
カニバリズム
-
あおば
自由詩
17*
08-4-4
春のブランコ
-
あおば
自由詩
14*
08-3-28
緑色
-
あおば
自由詩
3*
08-3-25
忘れ去られた理由
-
あおば
自由詩
7*
08-3-17
グリーン車
-
あおば
自由詩
4*
08-3-10
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