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家入一真さん@hbkrの「プロとアマの違いなんてなくなるという話 」
http://togetter.com/li/465243
>そうですね、現状の解はそれしか無い気がしま ....
風はありませんが
光が見えます
この窓を
開けることができたなら
風もあることでしょう
窓は開きません
でも光は綺麗です
綺麗な風を
私はまだ知りません
....
カルヴァンクラインの
エタニティという
香水の匂いがした
夕暮れ前の下町で
前を走る
自転車の奥さんは
推定四十歳前
最近できた
あのお洒落なマンションの
住 ....
つなみでうちあげられた
なもないさかなも
ひさいしゃの
ひとりなのだろう
なもない
さかなというなの
さかな
しかしそのさかなにも
ちゃんとなまえがあって
あのう ....
しあわせな
人が書く詩は
どことなくわかる
役に立たないことを
知ってるから
しあわせな
人が書く詩は
少しだけせつない
たりないものが
少しだけ
残ってしまう ....
仙台は変わった、と人は言うけれど、私はそうは思わない。たしかに、形而下の変化はあるにしても、変わったとすれば、それは人が変わったのだ。街を歩けば、古い地元の店は、休日だというのにシャッターが下 ....
人違いをした
人違いしたのは
はじめてではなかった
はじめて人違いしたのは
デパートのおもちゃ売場で
母親とまちがえて
知らない女の人に
おもちゃをねだったときだった
知らない女の人は ....
ときどき妻が
キッチンの引き出しの中をのぞいて
笑っているのはなぜだろう
中をのぞこうとして近づくと
あわてて閉めて私を追い払う
みんな眠ってから
トイレに行くふりして
開けようとした瞬 ....
鱗が一枚一枚
剥がれ落ちるように
今はまた
別な種類の魚になって
あなたを飼うことに
とても忙しい
引き出しを開けると
テーブルと水草がないので
ホームセンターへ買いに行く ....
