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{引用=
嫉妬に狂った女が送ってくる
ヒステリックなメール
私が貴方の何かを奪ったのだという
よく分からないのだけれど
だとしたら謝らなくては?
ごめんなさい?
違う、もっと別の
....
なんでこんなに寂しいんだろうね
透明でちいちゃい瓶の中にたくさん海を詰め込んで
息ができないと困るから少し間をあけておいて
でも海につかっていたいんです
透明がすきでした
....
電車を乗り継いで練馬のワンルームへ辿り着くと、
辛うじて今日。ため息も出ない。無言の部屋に、
せめて、と明かりを灯せば、朝起きたままのベッ
ドがぼんやりと浮かぶ。テーブルには白いカッ ....
あさがきても
似合わない季節を着て
わらっているのはもうたくさん
かえりみちでは
泣いてもいいし
泣かなくてもいい
唄ってもいいし
唄わなくてもいい
ただもうわらわなくてもいい ....
「フッ…悔しいが、どうやら勝負あったようだな…」
「貴様はよく戦った。手向けだ、言い残す事あらば聞いてやろう」
「ならば…………永遠にキミを愛してるんだぞっ☆」
「なにっ?」
....
詩とは感動です
小学生の時に担任の先生が言った
誰のため
何のため
感情が動くのです
{引用=
声高に
きみに言おうか
あいしてるって
それからすごく、痛いんだって
夢の底ではいつも誰かがわらっていた
ふつり、と水泡がわたしの口から漏れていくのだけれども
ここから ....
「風が少し冷たいね」と笑いかけると
まだ早かったんだとふてくされた声
まあまあ、って君のポケットに忍び込む
合わせなくても同じ歩調と
規則正しい腕時計
まだ寝なくても良いの?と、
いたずら ....
夜に眠れない日の
朝の陽射しに含まれている
ほんの少しの水蒸気を吸って
生きてみたいと
これは憧れのように抱いていて
つけっぱなしの蛍光灯
そんな時ほど
リモコンの在り処には地図があ ....
穏やかな
3月の晴れた日
心はなぜ、ざわつくの
携帯メールから来た友人の
ふとした言い回し
この、ざらりとした感触を
何と呼んだらいいの
ふいに連絡が途絶えてしまった
あの人た ....
あたしにあんまり優しくしないで
噛みつくからって逃げないで
リップサービスなんて要らないし
生意気だったらきつく叱って
俺を見ろって言ったあとに
笑わないで、誤魔化 ....
隣で「楽しいね」と言われるとすこしせつなくなる
「うん」と言った自分の笑顔は不自然ではなかっただろうか
心から楽しいなんて思えないよ
いつのまにか嘘も作り笑顔も覚えてました
世界に合わせようと ....
弾けそうなわたしの世界には一体何が詰まっているのだろう、砂糖菓子みたいに甘くてかわいらしいもの?ナイフみたいに鋭くてマッドなものが詰まっているの?誰も答えてくれないのは誰もわたしのことを知らないからな ....
どぶみたいな雲のせいで
この世界には青空がない
手相占いによると
あれは雲なんかじゃなく
俺の因果が産んだ
ハイブリッドな霊だそうな
裏切った友人の
騙した女の
流した水子の
虐 ....
目覚めた後
ミネラル・ウォーター
コップ一杯
ベッドに戻る
温もりの中
透き通 ....
きらい
なにもできない自分がきらい
ぐしゃぐしゃで不安定で
なにかんがえてんのかぜんぜんわかんなくて
だれか
だれでもいいから
わたしに笑ってくれたら
それだけでいいのに
....
今日は珍しく
早起きをして学校に来た
直接渡すのが嫌な私は
好きな人のロッカーに
そっと
皆より多めの
自分でもありえないくらい
かわいくラッピングした
チョコケーキを入れた
....
失敗したことのひとつひとつに
ラップをかけて冷蔵庫にいれる
だって 乾いてしまうから
何度言わせればわかるのって言われるから
言われるたびに筆箱にいれる
だって忘れっぽいから
怒ら ....
成長したい
の 後に
変化したい
と 付け加えると
それはもう私の拒絶になるのだそうだ
足踏み状態でいつまでもいたら
いつか地面がえぐれてく
地球の裏側
マグマの攻略 ....
乱心にて。
全て消したくなる
消えたい を乗り越えた後
迫るように訪れる感情。
己を誘う、苦い過去を
美しく灰にしよう、と。
いつまでも。
ごめんなさい とあなたが言うから
ぎゅっと抱きました
生きていたくない とあなたが言うから
なにも言えなかった
息をしてるだけで ごめんなさいと
あなたが手紙に書くから
息をしていてく ....
ただ一つの世界だから
ただ一人の僕がいる?
路行く無数のゴミ
溢れかえる無能な猿
こんな汚いはきだまりで
何を求めさ迷う?
ただ二つの僕の眼
ただ二つの僕の手
それで一体何 ....
燃え尽きたような落陽を懐かしい目で見ている
時の流れはひどく穏やかに僕の首に指をかけ
少しずつ呼吸を減らして眠りゆく
今から三日間消えてしまっても良いですか?
どうか探さないで下さい 僕はどこ ....
サラみたいにさ
ピアノでロックを歌いたいと、思っていたから
キーボードを買った
トランクに積んで、運転席からメロディーを紡ぐ
音楽を思うと、ときどきからだが、高校時代に浸される
私立校の ....
立ち止まっては駄目ですか
うずくまっては駄目ですか
這いずりながら前に進もうとするあなたが羨ましい
その勇気が眩しいのです
私の手をひいてくれませんか
私も共に地を這いな ....
「騒がしい世間に興味はない。」
「輝かしい未来なんて必要ない。」
気だるい昨日を越えて、無意味な今日を生きてます。
くだらない事を考えては、毎日毎日繰り返してます。
大切だったはずのアレは
....
今 この瞬間に
世界が終わったとしたら
何にもなかったかのように
ぱっと消えたとしたら
どれだけの人が
苦しみから放たれるのだろう
誰もが
悩みながら 生きている ....
胸に手をおいたのは
あなたがひとりぼっちだったからです
手首をしばったのは
あなたの声がせつなかったからです
歯をかんだのは
ほねを愛する練習です
あなたと石を飲んだのは
ど ....
この恋に終わりを告げて
君に始まりが来ますよう
嘘つきな僕だから
強がることしかできなかった
この恋に終わりを告げて
君に始まりが来ますよう
今すれ違った人
こんにゃくじゃなかった?
休日の散歩道は
いつもそんな母の
一言ではじまる
そう、今の人はこんにゃく
僕と母さんみたいにね
安心した母が
少女み ....
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