すべてのおすすめ
キレイごとが好きなのだから
避けて通るのは
錆び釘の赤い汁が淀む
ほら、そこ その・・・よ
それで
どこまで話したかし ....
駐車場に車を止めて目をやると
2階の窓が明るい
携帯で電話
これからすることがあるので
今日はちょっと
すぐに窓は黒くフェイドアウト
駐車場に取 ....
ただ 遠い出口の丸い光が見えていたから
「それでは また」
ポツリ一言 質量を伴わない声では背の側に当たったことに気づかない
ひたすら光の穴に向かって空回りの歩みをす ....
波打ち際
ビー玉大 小ジャリ拾う
口にふくむ
「私 見張り番をしたのよ」
「何の? なぜ?」
「砂泥棒の・・・コロッケを買うお金欲しかったの」
....
裏から表までの30メートルに世界があった
国道1号線を命かけて 一目散に横切るのだ
安楽の幅2メートルは ユートピアへの出入り口
たった20センチメートル背中の側をかすめ ....
それはなかったことにして
ではなく ないことにして
これもなかったものと泣き
いや ないものと叫びたいだけで
火の粉が夜空を浮遊する
仰ぎ見るわたしの口 ....
下を向いていることが なにより好き
下しか見えないから 当たり前
もっと前を見つめて 天を仰ぎみて
大きく羽ばたき
大きく羽ばたき
うん そのあと どうする ....
心の晴れ間は錯覚だから
いつも本当はどんより曇った空より
淀んでいること
誰も知らないわけじゃない
知らないふり?
できるわけない
心の中なん ....
信号機が一つ増えただけだった
それが妙に腹立たしくて
この道を使うわたしはエゴイスト
狭い
直角に曲がることの
繰り返し 運転は苦手
3つ目の突き当たりで気 ....
もしもツバサがあったなら
あなたのところへ
飛んで行けるのに
もしもツバサがあったなら
あなたのところへは
飛んで行かない
背中にツバサを背負った姿で
....
雨降りの夜、厚い雲
独りの私に
一瞬満天の星空を観せてくれた
母の仕業に違いない
そんなこと
星になんかなっていない母にだけ
できることだから
みちに迷ったことに
恥じ入ることはない
迷わず進めたのは
その道を知るだけの
他愛ない偶然
みちに迷って
涙することなどない
笑いながらすすめたのは
そ ....
beebeeさんの芦沢 恵さんおすすめリスト
(12)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
重奏
-
芦沢 恵
自由詩
18*
14-11-10
サフランモンブラン
-
芦沢 恵
自由詩
21*
14-10-8
果て
-
芦沢 恵
自由詩
20*
14-9-22
潮(うしお)
-
芦沢 恵
自由詩
23*
14-7-11
突き抜けるまでの秒針
-
芦沢 恵
自由詩
22*
14-5-31
赤い空_________「群青」四月課題『嵐』出品
-
芦沢 恵
自由詩
24*
14-3-26
ふつう
-
芦沢 恵
自由詩
18*
12-10-12
もう一度だけ
-
芦沢 恵
自由詩
18*
12-10-7
サングラスのキューピット
-
芦沢 恵
自由詩
24+*
12-10-3
イフ・アイ・ラヴド・ユー
-
芦沢 恵
自由詩
21*
12-9-29
母の仕業
-
芦沢 恵
自由詩
23*
12-9-17
落ちる
-
芦沢 恵
自由詩
15*
12-9-13
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する