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木の幹の中は
小人の国
「冬」という地下の駅から
汽車の音がきこえるよ
しゅっぽ しゅっぽ
長い長いトンネルぬけて
しゅっぽ しゅっぽ
新しい緑の帽子をかぶった小人たち
夢と希望ととき ....
寒い空 空も思わず 白い息 穴の中のくまさん
土の中のもぐらさん
起きて下さい
春ですよぉ!

あっちには花の春
こっちには恋の春
目を覚ませ
眠ったままの夢たち
春ですよぉ!
春のリボン 木々を包んで
花も咲き 小鳥もうたう
うららかな 青い空には
雲もなく
私は待ってる 風に吹かれて
よぉく 見つめてごらん
ほら
枯枝のさきっちょ
じーんって 赤くなってるよ

耳をすませてごらん
ほら
凍った土の下
みしって 春の音

何気ない日常に
春が来つつあるよ
雪の降る中の
街角の公園で
花のつぼみと
恋のつぼみと
少しずつほころびながら
誰かが来るのを待っている
木の芽 くすくす
爆発寸前!

春のくす玉
一番最初に
ひもをひいたの
だあれ?
もし恋が
何の証拠も残さずに
燃えつきるものだとしたら
いくつだってしてみたいけど
これはなかなか難しいこと
どうしたって何かが残る
それが苦しいものだと知っているから
私は恋なぞするも ....
「おはよう!」息が白い
「あけおめ!」頬が赤い
「ことよろ!」空も青い
今年最初の授業が始まる
みんなコートにマフラーしてるけど
この寒さは前とは違う

さぁ春のエンジンがかかったぞ!
 ....
曇った窓の向こうは風の街
私を一人 ここに残して変わってく
電話とにらめっこしながら
ポストとにらめっこしながら
過ごす
冬休み最後の日
私はまだ去年の私なのに時は流れる
雪の平原は降りやまない
白い世界が{ルビ目先=まなさき}に広がりゆく
ほっぺはりんご
白い息
たったか たったか
かけだしていく
この空は瑠璃色の夢
あの森は翡翠の希望
ここに私の命はある
太陽にてをかざせば
ほら燃えている生きてる証
螺旋階段を駆け上り
小さな窓から中をのぞいてみては
また帰ってゆく 傘の中へと
 ....
澄みきった青空に
白い帽子が
よく似合う
まぶかにかぶった
はずかしがりや
冬の朝にそびえる
富士山 どでーん
私の中で
溢れかえる
歌の波
止まらない
止まらない

この心が
つむいでゆく
言の葉たち
次々と
次々と

忘れられない思い出と
今も消えない傷跡

私はただ歌う
誰 ....
紺色のカーテンが空にかかる頃
私は一人 ぼんやりと
光る街を 歩いてた

空にはバナナのようなお月さま
あのお月さまを食べたら
どんな味がするんだろう

月は恋の果実
それはきっと恋 ....
涙ひとつぶん
あなたに
私の叫びは届かない

いつもの私でないと
気づいていながら
あなたは
何があったかさえ
涙ひとつぶん
わからない
今更 こんなこと言えない
あなたのその優しさが
あなたのその笑顔が
ひとつ ひとつ
私の心に降り積もって
あの時も あの時も
泣きたい心 泣けない気持ち
からまわりする言葉と
壊れたヴィオラ
すりきれた指に
伝う涙
みんな みんな
淋しさに傷つく
憧れは
いつまでも
追い続けていたいから
完全な憧れなど
持たないんだ
金色の雪のように
散ってゆくのは想いの絵葉書
とんでけ
とんでけ
雲の上まで
空の果てまで
あの人のもとへ届くように
ほんわかと 私の心に お湯がわく 冷めないうちに 君の心へ 言葉は羽根のはえた
心のようなもの
ときにその翼はやわらかく
ときにその翼は鋭く

もし
人が言葉を失ったら
それは
鳥が翼をもがれるのと同じこと
己の存在に疑問を抱いた時
一人の哲学者が生まれた

己の存在に恐怖を抱いた時
一人の悪魔が生まれた

哲学者は悪魔という疑問を追い続け
悪魔は哲学者という恐怖を追い続け
だが決して あ ....
僅かに 僅かに
凍てつく指先
冷たい土に埋もれ
血も通わぬ
涙を流す
色を映さぬ
瞳をぬらす
ただひとすじの
泪色 その心
激しかった雨も
いつのまにか やみ
気がつけば
ひとすじの虹
片想いが
やっと通じたように
空から空へ
ひとすじの虹

ただ
追いかけても届かない
ひとすじの虹
ひらひらと
一年の思い出を
ひっさげて
木の葉は空へと
舞ってゆく
どこかの星へ
報告をしに
風にのせて しゃぼん玉 とばそ
くるくるまわる 青 赤 黄色
神様のとこまで 飛んでゆけ
あの人のとこまで 飛んでゆけ
天までのぼって はじけとび
大空 架ける 橋になれ
空を一直線にかけのぼる飛行機雲
くすのきに登っても
時計台にのぼっても
そのしっぽさえ つかめない
「おーい!」叫んでみる
「どこまで行くのー?」
優しい気持ち思い出すよ
この大きな空を見上げれば
何もかも投げ出して
泣きたくなったりもするけど

ウスムラサキの空の果て
届かない
君の声は聞こえてる

流れる涙 心で止まれ
君 ....
おとぎの国で幻を見て
今も私は夢の中
涸れるほど涙を流して
その海に溺れて

月さえ隠して
闇夜を呼んで
みにくい私をかき消すように
折釘さんの春日野佐秀さんおすすめリスト(62)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
しゅぽっ!- 春日野佐 ...自由詩504-2-9
雲ぽっかり- 春日野佐 ...俳句304-2-9
春ですよぉ!- 春日野佐 ...自由詩3*04-2-6
春のリボン- 春日野佐 ...自由詩204-2-5
春の音- 春日野佐 ...自由詩304-2-5
待ち合わせ- 春日野佐 ...自由詩404-1-30
春のくす玉- 春日野佐 ...自由詩404-1-29
証拠の残らない恋- 春日野佐 ...自由詩304-1-22
春のエンジン- 春日野佐 ...自由詩104-1-8
風の街- 春日野佐 ...自由詩104-1-7
白の世界へ- 春日野佐 ...自由詩203-12-28
祈り- 春日野佐 ...自由詩303-12-26
どでーん- 春日野佐 ...自由詩7*03-12-20
半死半生の身で- 春日野佐 ...自由詩403-12-9
恋の果実- 春日野佐 ...自由詩203-12-7
涙ひとつぶん- 春日野佐 ...自由詩303-12-6
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絵葉書- 春日野佐 ...自由詩303-11-9
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- 春日野佐 ...自由詩403-11-4
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UFO- 春日野佐 ...未詩・独白303-10-30
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心の虹を- 春日野佐 ...自由詩303-10-17
Gute_Nacht- 春日野佐 ...自由詩303-10-16

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