すべてのおすすめ
あしたの準備、というものをしないで寝る子どもだった。宿題も、時間割も、着る服もほとんど準備しないで寝てしまった。かといって、早起きするわけでもなく、だから毎朝、わたしは兵士のようにごたごたと用意す ....
口のなかの、右側の、親知らずを抜いたところが腫れている。そこはたびたびそのように腫れるのだけど、それは、「ばいきんが入った」せいだと、ずっと思っている。むかし長年歯列矯正をしていたころにも、そのよ ....
きのう 被災地の蔵人さんの作ったお酒が とどいて 嬉しかった。タイミング 良すぎで届いたので、涙が ちょちょぎれたくらいに嬉しかった。ネット家計簿ソフトを開くと、被災地にできることが何か解らない、 お ....
先日アップした、「がんばるな、ひとよ」への補足です。
表現者が、パフォーマンスをする、文章を書く、絵を描く、そのような行為に、自己満足や自慰の要素がないことがあるだろうか。人を傷つける可能性 ....
大塚に住んでたころ朝シャンとかいうのが流行ってたんだけど家からすぐのところに村田女子高校があったから朝仕事行くときすごい匂いだったっけなあ。ああいう風習は本当に困るです。北海道弁でいうとぐあいわるい ....
女子に対するメールで、「こんばんは」を「こんばんわ」と書いてくる男がいる。
同年代の女子、または、年下の女子からの「こんばんわ」というメールは許せる。「こんばんゎ」すらも許せる。
しかし私は、年上 ....
退院してからというもの、自分でも呆れるほど堕落した生活をしている。
今朝にはもう、痛みは殆ど消えた。
我慢できないようならと、処方された痛み止めは一度も飲んでいない。
それでも、左手に大袈 ....
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ケータイてふしぎ。緑やら黒やらちいさくひかる固まりを手にとりそれぞれの速度でひとは文字をなだれこむ。きみの分身をうすくふりつもらせる。地上絵はモザイクのこうずいみたいで。 ....
ぼくの友人K君は隔週水曜日の資源ゴミの日に古本古雑誌の束を拾ってくるのが得意な男で、切り貼りしてノートにコレクションしている。しかし、K君は活字を読むことには興味がないみたいだ、ぼくは思う。刻まれて ....
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03/9
自戒として、あるいは、第「二者」の言葉として〜
「お前の言葉とやり方は、
以前からわたしに吐気を催させている。
なぜお前はいつまでも沼地に住んでいて、
....
将来の展望というものが、希薄だなと思う。それは他人と話していて、感じる。
思い出というものも、同じようにうすぼんやりしている。未来のことも、過去のことも、ぼんやりとしていて、遠い。
二年後とか ....
「お兄ちゃん助けて」って声が、聴こえるんだよ、妹の声が。こんな事は初めてだ。俺がこの世界に生まれ堕ちてから、俺には妹なんていなかった。だから今、生まれて初めて耳にした妹の声だ。それが助けを求めているん ....
本当の事を言うとね、僕は、君と離れ離れになる事を悲しんでなんかいないんだよ。だから僕の事は心配しないで、安心して、君ももう泣かないで、そして、笑ってお別れしようよ。
春になったら、僕はジャンガリ ....
私は時々、こう考える。私以外の人間は存在せず、現実は全て私の夢で、その私はまだ生まれてさえいないのではないかと。
また、こうも思う。宇宙全体が本当はバスケットボールくらいの球で、アメリカ人の子供がい ....
新しい芸術とは、本来、違和感が伴うものだ、なぜなら、私たちが、見慣れている既成のものから、逸脱している部分が作品上、多分に見られるからだ。それを言葉にすれば、欠損および不足、過剰、単調、複雑、奇妙な美 ....
朝方にゆったりとした気分で、散歩をしていると、
ようやく眼を覚ましている住宅地、その街並みに、申し訳そうに咲いている草花、入道雲、青い空、次々と目にはいり、通り過ぎていく、その時、僕は、朝の ....
まだ読んでるライト・ヴァース関係。
とはいえ、ライト・ヴァース関係の本は前回読んだ二冊しかないので、アメリカの詩ってことで検索・予約しまして、色々借りてきました。
『アメリカ詩の世界 成立から ....
どこかへ詩を読みに行ってつまらなかった。なんて当たり前すぎることで、そういうのをいちいちクサすのはもうやめにしよう。っと20歳のときぐらいにおもった。残念な詩に遭遇するなんてことは、もう、夏があついぐ ....
母さん、ねぇ、お願いがあるんだ。どうしても欲しい本があるんだ。もう僕は、他には何もいらないから、その一冊だけ、ね、いいでしょ。その本は図書館には置いてないし、発行部数も少なくて、でもそんな事はどうで ....
どうも!ショートレビューをかいてる者です。
このあいだ用事のついでに新宿へ寄って文月さんの詩集を買ってきました。
「適切な世界の適切ならざる私」は、文月悠光さんの中原中也賞受賞作です。
せっ ....
感情が、とても繊細になる時がある。たぶん、季節の変わり目にだと思う。空気に反射する光の違いが、如実に表れる。
視覚と聴覚は遠隔的に、外部の環境を内部に受け入れる。蚤ほどの身一点が、視覚と聴覚を通じて ....
二千十年三月十一日執筆開始
死にたいと思った。生きたくても生きられない人もたくさんいるのに、贅沢だと思ったが、そう感じてしまうのはやむを得なかった。何一つ、明るい見通しはなかった。これまで一年 ....
うん。ほやから、アホなんやろーなって思うもん、自分で。なんてゆーかな、何回こういうことやっても凝りへんってゆうか。・・・凝りへんのとはちょっとちゃうな。なんやろ。期待してるんかな、なんか。何に期待 ....
どうも生きている人こんにちは。
死んでしまった人ご愁傷さま。いつもこの散文コーナーの私が詩を書く理由的な散文というか作文らしきもののタイトルを見る度に、心の底からなんで突然無名の詩を書く人の詩を書く ....
心を病んでいる状態という状態がこの世には存在する。
精神疾患であり、社会不適合者である俺の速度を殺す全てというものが人生であり、むしろそれ自体であるとも言える。
今、俺の隣に住んでいる少年は太陽で ....
三
玄関ホールで森野くんが友達数名と掲示板を見ていた。
私に気付いた森野くんは「こんにちわ」と挨拶した。私はただ頭を下げた。2人はもう他人同士の関係になっていた。森野くんが私の性質を理解 ....
一
大学の食堂でいつものように一人でヘルシーな食事を終えて食器を片づけたあと、生協へ冷やかしに行くと一人の学生から声をかけられた。
「秋山さん、あの、ちょっといいですか」
声をかけて ....
まぁそういう訳で、甲斐あってなんとかここまで仲良くなれた。っても、なんでおれみたいな奴の事気にいってくれたんかは、正直よう分からん。彼女に聞いても六な答えが返ってこん。なんでつき合ってくれたんや、 ....
味噌汁や羊羹は暗がりの中で喰うのがいいと谷崎潤一郎が言っていたが、干し柿もそんな部類だろうと、邦春は思った。
干し柿というのは、何しろ見目がよろしくない。
硬く皺を寄せて、モノによっては白い ....
ジェームスブラウンが「俺の音楽使って面白い事しろよな」と言ったもんだから、サンプリング文化が生まれてヒップホップが大流行した、みたいな話を何処かで聞いた。生憎、ヒップホップ文化には詳しく無いので深 ....
榊 慧さんの散文(批評随筆小説等)おすすめリスト
(122)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
準備のこと
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はるな
散文(批評 ...
4
11-4-20
菜の花のこと
-
はるな
散文(批評 ...
1*
11-4-15
今こそ、詩を書こう。
-
るるりら
散文(批評 ...
10*
11-4-12
売名上等
-
白糸雅樹
散文(批評 ...
3
11-4-10
仕事してるときおもいだすこと
-
日雇いく ...
散文(批評 ...
3*
11-4-4
「こんばんは」を「こんばんわ」と書いてくる男について
-
wasao
散文(批評 ...
2
11-3-5
ベートーヴェン交響曲第3番「英雄」
-
アマメ庵
散文(批評 ...
3
11-2-13
1ビットにもみたない手紙
-
ねことら
散文(批評 ...
4
11-2-11
読書ノート
-
ああああ
散文(批評 ...
4*
11-2-11
詩、薬、病のこと等、ノートより寄稿
-
小野 一 ...
散文(批評 ...
3*
11-2-7
世界のこと
-
はるな
散文(批評 ...
2
11-2-3
妹の声
-
光井 新
散文(批評 ...
1
11-2-2
春とハムスターと恥
-
光井 新
散文(批評 ...
2
11-2-1
無題
-
モリー
散文(批評 ...
5*
11-1-29
新しさと、詩と__mixi日記より
-
前田ふむ ...
散文(批評 ...
11*
10-9-28
人格的な、入道雲、青い空___mixi日記より
-
前田ふむ ...
散文(批評 ...
2
10-9-17
ライト・ヴァース雑感_その2
-
ふるる
散文(批評 ...
15+*
10-8-6
おまえのお気に入りをおれによこせ
-
露崎
散文(批評 ...
23
10-8-4
十三歳、
-
光井 新
散文(批評 ...
2
10-6-28
レビュー_適切な世界の適切ならざる私_/_文月悠光さん
-
露崎
散文(批評 ...
7*
10-3-31
アルカディアユートピア
-
ブライア ...
散文(批評 ...
2*
10-3-14
自殺志願
-
攝津正
散文(批評 ...
2+
10-3-12
夜夜
-
捨て彦
散文(批評 ...
1+
10-3-10
世紀末のうた
-
竜門勇気
散文(批評 ...
1*
10-2-14
自分の内臓を穿つ神話
-
散布すべ ...
散文(批評 ...
2*
10-2-13
秘密荘厳大学文学部
-
済谷川蛍
散文(批評 ...
1*
10-2-2
秘密荘厳大学文学部
-
済谷川蛍
散文(批評 ...
3+
10-1-29
クミちゃん
-
捨て彦
散文(批評 ...
2
10-1-28
干し柿の匂い
-
亜樹
散文(批評 ...
3
10-1-15
【批評祭参加作品】詩だとかブログだとか日記だとか【虹村_凌】
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虹村 凌
散文(批評 ...
4*
10-1-12
1
2
3
4
5