すべてのおすすめ
  舌からしたたる
  きみの言葉は
  詩なんかじゃなく
  まして
  思弁なんかでもなく



  おいしいね、とか
  しあわせよ、とか
  がんばろう、とか


 ....
面と向かって会うのもいい。
電話で同時的又は即時的に会話するのもいい。
でも、時間的遅れが不可避な交流が好き。


言葉を文法に乗せて
読みつつ認識する意味と
気持ちと
記憶から浮かべ ....
夕暮れるのに少しだけ
早い時の中を自転車で
漕いで回れば耳に届く
ピアノを練習する
くぐもった音色や
郵便配達のカブが
ダダ・ダダと駆ける音
引き戸をカタカタカタ
と閉める音
家に帰 ....
ぼく迷子です
迷っています
地べた見ながら歩くので
道の長さわかりません
どこ行く道かわかりません

ぼく空っぽです
カラカラです
硬く固めて
乾いた言葉を探します
語る相手を ....
そして瓦礫の中で何回も目を覚ます。事実だ。メタファーでもマボロシでもない。またはずれくじをひく。くりかえしだ。一日経てば、今日がまた昨日になる世界で。



ニュースはかったるい。 ....
こういう事冒頭で言うと







ガッ!と間口が狭まって



 ....
かどの さかなや
まがった まがった

かどの おすしや
まがった まがった

かどの ポストで
まよった まよった

ゆうびんやさん
かえらない
夏が終わって僕等
錆びたバスに入れっぱなしの花火
コンビニでやろうと買ったのに
すれちがったものだってみんな
帰ってくるまでのさようならだって
コカコーラのヨーヨーみたいに、
短い煙草吹か ....
ふと真夜中に鏡をのぞきこんだ。

眉間のしわは、わたしはそう思わないの勲章かな。

右にはずし、左へはずれて、ごろんごろん。

蛭にひるを吸われて夜を生きたしるしの肌はエノキダケみたいよれよれ白く ....
電子辞書たちに至言はなく
足りないものばかり、あった
セカイ
曇り空には
未だ一つの解釈も与えられない

空腹を
脳が発信するかぎり
食う
食われる
何か素晴らしいものに
なりた ....
ブラックサンダーを買った
丁度予鈴が鳴る時間だ、と
デジタルはぶっきらぼうに言い放つ

運悪く遮断機が寝そべる
そういえば、彼は息災に過ごしているだろうか
雑音の迫るなか髪をといた

 ....
救済は必要とされてなかった。
必要なのは、ダメージだ。



別に、


マックフルーリーチョコでもダークモカフラペチーノでもよかった。
磨かれたフローリング。ひと一人分のス ....
雨が降ってきた。"hamburger lady"がやってきた。雑草に露の湛えられた音が、道路工事のピストン音と重なりながら、ビルとビルの間の路地から聞こえる。雨が降ったのだ、と机の .... 「なんでくやしかろ」
早朝の庭で蛙が聞く
「お前はのんきだ」
私が答える
ひとのもんじゃ
もともとじゃ
愛しただけでいいじゃあないか
蛙が言う

夢をみたのだ
ひさしぶりに
その ....
枯枝は空に根を伸ばす
海辺の曇天の白の先
遠く遠くに根を伸ばす

時折太陽の欠片が見える
それはとても美しい白
何もかもを焼きつくせる

貨物列車の重たい音
耳を切る様な唸り声の風
 ....
夜の冷たさに嘘を吐いて
僕の感覚を消そうとしているんだね
君は背中を向けたままで
腕に煙を纏わせている

月の影に目を伏せて
海月のような溜息を吐いて
「どうしたいの?」
夢のままで、 ....
{引用=


けだものばかりではないのだ

けだものにもけだものの
規則というものがあるので
卑下することはできないが
それでも少年には疑問だった

戦争は
どこにあるのだろうか ....
カナリアが鳴くまでは炭鉱を進め








酒量がヤバイが呑むしか道は無い
なら呑めよ
ザッツオーライ分かってる引っ込んでろ犬の糞あと勝てよ
阪神タイガース
呑める呑める ....
粘土と唾液で造られた都市から
悪臭が漂ってくる
鼻のつまった男達が希望を語り合っている
むごく発達した上腕筋
愛撫はハンマーの一殴りだ

雷鳴の方角をさぐれ ひびわれた夜空の
耳垢だらけ ....
18歳未満のヨクはどこで満たせばよいですかな?  

繋ぎそびれた手はあてのない旅に出る前にポケットにしまって、
聞いていなかった話の続きを頭の中で作って笑う。
どうしたの?なんて言われる前に糸口を爪で引っ掻いて剥いだ。
患っている。百も ....
どっかのボウズが親のスネかじりながら
どっかのボウズが捕鯨反対運動なんか糞喰らえってよ
どっかのボウズが親のスネかじりならが
どっかのボウズがアカデミー賞はもう地に落ちたってよ
どっかのボウズ ....
負け犬の辛さは滲み
裏切りの棘刺さる
沈んだ部屋の隅
暗く残酷な影が落ち
笑う

運命別名呪い?いい加減にしやがれと言う正論ミニにタコ
映画と漫画のオーヴァードーズで期待感だけはたっ ....
きみという少年時代の秘境について
そこに恐れていたものなど何一つなかった
きみに吹く嵐は去り時をわきまえていたし
きみの森に虎なんかいなかった
過ち達は気前よく十字を切って
帰り道に気を ....
重く雲のたれこめた山脈(やまなみ)
一様に霧が立ち籠め、雑多な植物が生い茂り
山脈を覆い隠しながら、絶壁の海岸まで続き
一様にそれらが続く島並(しまなみ)

青い島の中央 ぱっくりと開いた裂 ....
節分間近ですよ
月面バニーガールズが支度を始めました

レタスの葉っぱ無言でしゃりしゃり海苔巻き
恵方巻きは今年も
地球を向いていただきましょう

桜前線のためのセキュリティは万全ですか ....
静かの海に来る前に、晴れの海に寄ったんだ
月の海、そうこの大きな穴ぼこ、クレーターは月の内部から湧き出してきた溶岩で覆われている
僕の銀色の船についている小さな窓からのぞいていると
ちょうど灰色 ....
お喋りふえる昼下がり
乳母車がやってきた
子鬼百匹のせてきて
笛太鼓が踊り狂う

電柱そばの主婦三人
近所の浮気を暴露した
音楽隊のエレキギター
 イクラデモ言エチャウワ
 私ノコト ....
もしこれが詩でも文字でもなく
もしこれがただの記号だったとしても
そんな事は構わないんだ

僕のいた学校にバカは沢山いたけど不良と基地外は一人もいなかった。

剥き出しの暴力と反抗
その ....
白髪の老人、
升目を泳ぐ蛙、魚
気色が悪い浪人豊満な子ども
灰が空から降ってくる青い透明な海に

リンパ腺に涙腺に汗腺
さっきまで暖かいのが寒くなり
冷えた目玉をもう一度溶かして眠る
 ....
榊 慧さんの自由詩おすすめリスト(372)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- 草野春心自由詩4*11-4-17
遅れるのがいい- 電灯虫自由詩6*11-4-17
小さな楽団- 佐倉 潮自由詩811-4-16
迷子- シホ.N自由詩311-4-16
もう、ほんとうのことしかいわなくていいだろ?- ねことら自由詩511-4-16
ダンジョン- TAT自由詩211-4-16
ダンジョン- 小川 葉自由詩4*11-4-16
夏が終わって僕等- はだいろ自由詩411-4-16
かおの履歴- 阿ト理恵自由詩9*11-2-21
空腹ランドスケープ- めー自由詩511-2-18
黒き稲妻- モリー自由詩9*11-2-14
わたしたちの安心と釈放- ねことら自由詩311-2-13
hamburger_lady- ehanov自由詩1*11-2-6
つらい夢- 非在の虹自由詩311-2-6
つーかさ、あれだよ。- プル式自由詩6*11-2-1
嘘になる- 智鶴自由詩211-2-1
戦争だって、にんげんだ- 真島正人自由詩7*11-2-1
カナリアが啼くまでは炭鉱を進め- TAT自由詩4*11-2-1
洪水- 非在の虹自由詩210-6-27
R18- くろきた自由詩5*10-6-20
水族館百景- 雨を乞う自由詩110-4-30
どっかのボウズが親のスネかじりながら原発はもう要らねぇってよ- 虹村 凌自由詩2*10-3-11
トラヴィスを継ぐ- 虹村 凌自由詩2*10-2-3
きみという少年時代の秘境について- 瑠王自由詩8*10-1-25
青のソネット- ……とあ ...自由詩9*10-1-22
大寒の立花- 海里自由詩2*10-1-22
月面航海記(晴の海より)- 楽恵自由詩19*10-1-22
百鬼音楽隊- りょう自由詩11*10-1-21
僕の学校にバカは沢山いたけど不良と基地外は一人もいなかった- 虹村 凌自由詩4*10-1-13
見知らぬ耳鳴り- 帯貝似白自由詩309-11-21

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