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偶然
この森の小道を
あなたと2回通ったね

真夏
知らない風が吹いて
わたしのワンピースの裾を揺らした

でも
あなたは
あなたのままで

この想いは
きっと
いつまでも ....
眠れなかった寒い朝には
あったかいココアなんか
飲みたいな

ふたり
ひっついて
離れないで
パジャマ着たままで

そろそろ出かける時間だなんていいながら
はやく着替えなきゃなんて ....
病院内で知り合った
女の子が

儚くなった

茶色い長い髪を
くるくるとカールさせて

フリルやレースの
かわいい洋服を着て

いつも微笑を湛えていた
その彼女が

もうい ....
たぶん
わたしは退院したら

ポッケに手を突っ込んで
口笛吹いて

どこまでも歩いていくだろう

ポッケは空っぽ

だって
もう怖いものは
なんにもないんだもの

どこまで ....
植物の哲学が
首を傾げる午後
古い印が刻まれた
かつての貝殻を
家にして暮らす
国のひとたちが
二通りあった
終わりに海の底で
少しずれながら
響いている
静かな鐘の音を
平行線 ....
さみしい犬が
鳴いている
夜が忘れられて
やかんが沸く
鯨は吠える
イヌイットの
ソリに引かれて
作られては
壊される
道が未知となり
わかっている
朝帰り ....
時々思う
ふと胸が
苦しくなる時

君も同じ様に
苦しいんだろうか?

時々思う
何もないのに
流れる涙は

君が流した
涙なのか?

不思議な繋がり
君となら温かい
そっか

もう
ダイエットなんて
しなくてもいいんだ
ぶくぶくに太っちゃっても

いい化粧品を買わなくてもいいんだ
きれいになるように
肌の手入れをしなくても

おしゃれもしなく ....
老朽化の進んだ体育館は
二階に観客席が付いていて
死んだ蛾や蝉がたくさん落ちていた
わたしは
つま先の赤いうわばきで
それらの死骸を踏み砕き
空へ近づこうとするかのように
一人でそこへの ....
永遠の少年よ
強くあれ
ただ強くあれ
赤く染まる風景に負けぬよう
カーテンが
レールをすべる速度で
ひかりは生まれ
わたしの部屋に
朝をさしこむ

レースを通過した
木漏れ日から
光をひとつ選び
手に入れることなど
できない
あやふやな瞬間が
 ....
ゆめのなかでさえ

あのひとは後ろ姿で

いつだって

後ろ姿で

ゆめのなかでさえ

好きとはいえなかった

あのひとの抱きしめたぬいぐるみを
大切に抱きしめて

ぬる ....
ひと夏のあいだ
あおぎ続けていた団扇
骨だけになって
白いプラスティック
手に馴染んできた
縦じまの持つところ
右手を呼んでいる

いつから皮が剥がれ落ちたのか
水かきの無い手のひら ....
一人待つ少女


恋人が遠くから手を振って
駆け寄って


笑顔で温かく迎える




そんな恋人たちのそばを通り抜けて
僕も笑顔になる


誰かが今日
どこかで ....
君の夏の中に
向日葵は咲いた
去年よりも太い茎で
大きな花を咲かせて

はっきりとした向日葵は
これからしおれてゆくだろう
けれども君はそれを
悲しんではいけない
それが自然なのだか ....
わたしに世界を否定されても、
しらないものは知らないのだというだけ。
わたしが世界に定義をきめて、
あなたがそれを否む筋合いはない。

傷付けられたら痛いんです、
それをあなたは理 ....
未来のように
なつかしい
時間を持たない
風景があった

潮の匂いがする方へ
無言のまま
花びらを一枚一枚
千切っては捨てる
日々が続いた

家族が家族である
理由はあったはず ....
木の匂いがするものに
羽がおいしげり
季節を旅した

木目に張られた弦は
春夏秋冬の調べを
思い残すことなく
飛び続けた

西の水平線の
はるか向こう側
目覚めたばかりの朝が
 ....
ただただ毎日にベストを尽くすだけで

道は開ける
ある晴れた日の朝
有り余る光に急かされて

洗濯をしようと
思い立った
そんな日に

洗濯機を眺めていたら
渦を巻いていた

時間を止めていた
私は止まっ ....
今日のデートの話題は 『宗教と法と税金』

話を聞いている僕は楽しいけれど
うなづいているだけの僕に飽きてないのかな

あまりにも無知らしい僕に 母親は「新聞を読め」と言い
兄は「ニュ ....
マウンドに立っている
誰も守らないグランドの真ん中

ほんの少し前まで
外野で黙ってろと
生えた草むしりとか
雲数えたりしていたのに

気付けばマウンドに立っていた
大きすぎるグロー ....
 
産まれた時から
そこには あって
 
触れた感触などないのに
そこには あって
 
 
ちいさな
それはそう
とてもちいさな
 
 
溢れているよ

言うか言わまい ....
コーヒーとミルクを混ぜると
カフェ・オ・レになる

コーヒーだけでは味わえない
ミルクだけでも味わえない
おいしい飲み物になる

カフェ・オ・レを
コーヒーとミルクに分けるには
化学 ....
木さんの自由詩おすすめリスト(24)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
知らない風が吹いて- 風音自由詩708-8-25
寒い朝- 風音自由詩11*07-10-1
無能- 風音自由詩4*07-10-1
口笛吹いて- 風音自由詩2*07-9-29
その時まで- 小川 葉自由詩1*07-9-27
細胞- 小川 葉自由詩6*07-9-17
時々- 森川仁司自由詩207-9-12
投げやり- 風音自由詩3*07-9-8
赤いうわばきとたいくかん- 吉田ぐん ...自由詩2507-9-7
瞬く思い- 秋也自由詩5*07-9-6
カーテン- 小川 葉自由詩707-9-2
秋風の朝- 風音自由詩4*07-9-1
夏の骨- 木屋 亞 ...自由詩3*07-9-1
素敵な世界の片隅で- 瀬田行生自由詩1507-8-31
君の夏の中に- ぽえむ君自由詩13*07-8-29
シンデレラシンドローム- 哀詩自由詩3*07-8-24
おはよう- 小川 葉自由詩3*07-8-23
- 小川 葉自由詩307-8-23
- 西平よし ...自由詩1*07-8-22
■■■____ワタシ_ノ_センタク____■■■- じゃんじ ...自由詩1*07-8-21
無言の間- 北大路京 ...自由詩6*07-8-20
一人野球- 木屋 亞 ...自由詩4*07-8-3
未熟児- 青井 茜自由詩8*07-7-15
カフェ・オ・レ- 小川 葉自由詩3*07-4-18

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