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植物の哲学が
首を傾げる午後
古い印が刻まれた
かつての貝殻を
家にして暮らす
国のひとたちが
二通りあった
終わりに海の底で
少しずれながら
響いている
静かな鐘の音を
平行線 ....
さみしい犬が
鳴いている
夜が忘れられて
やかんが沸く
鯨は吠える
イヌイットの
ソリに引かれて
作られては
壊される
道が未知となり
わかっている
朝帰り ....
お盆に実家に帰ったら
なつかしい扇風機が居間にあった
こどもの頃に足でスイッチを入れたり切ったりして
かなり邪険にしていた扇風機が
とてもモダンで今っぽく
おしゃれな感じに見えた

お墓 ....
カーテンが
レールをすべる速度で
ひかりは生まれ
わたしの部屋に
朝をさしこむ

レースを通過した
木漏れ日から
光をひとつ選び
手に入れることなど
できない
あやふやな瞬間が
 ....
未来のように
なつかしい
時間を持たない
風景があった

潮の匂いがする方へ
無言のまま
花びらを一枚一枚
千切っては捨てる
日々が続いた

家族が家族である
理由はあったはず ....
木の匂いがするものに
羽がおいしげり
季節を旅した

木目に張られた弦は
春夏秋冬の調べを
思い残すことなく
飛び続けた

西の水平線の
はるか向こう側
目覚めたばかりの朝が
 ....
コーヒーとミルクを混ぜると
カフェ・オ・レになる

コーヒーだけでは味わえない
ミルクだけでも味わえない
おいしい飲み物になる

カフェ・オ・レを
コーヒーとミルクに分けるには
化学 ....
木さんの小川 葉さんおすすめリスト(7)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
その時まで- 小川 葉自由詩1*07-9-27
細胞- 小川 葉自由詩6*07-9-17
扇風機- 小川 葉未詩・独白5*07-9-3
カーテン- 小川 葉自由詩707-9-2
おはよう- 小川 葉自由詩3*07-8-23
- 小川 葉自由詩307-8-23
カフェ・オ・レ- 小川 葉自由詩3*07-4-18

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