すべてのおすすめ
幹さん、
どうでもいいですけど
高円寺のキャバクラで詩人っていう名刺配りまくるのはやめて下さいよ。
大将二号店で2本目のつくねをほおばりながらキムがつっけんどんに言い放った
どうでもいいけどキ ....
正月に日本酒を飲みながら詩を書いていたら
火曜日に詩を教えているキムからskymailがきた


「幹さんやばいっす、オレ犯罪犯しちゃいそうです」
『ちゃんと詳しく説明してミソ』
「ちんこ ....
輪郭だけをのこしたまま
あのひとがいなくなってしまったので
いつまでもわたしは
ひとりと半分のからだで過ごしている


明かりの消えた部屋で ひとり
アルコールランプに、火を点ける
ゆ ....
娘は将来アイス屋になりたいと言う
好物のアイスを好きなだけ食べられるから
ではなくて
沢山の人を幸せにしたいからだそうだ

いっしょにお風呂に入ると必ずその話題になって
バニラ ....
結婚したてのころ
奥さんがバスンバスン布団を叩く音を聞いて
親のかたきじゃないんだから何もそんなにまで
なんて思ったけど
十年目に
「布団は親のかたきなの」
衝撃の告白
親のかたきに ....
蝉が時雨れている8月の
呼吸がぴたりと止まる時がある
子供達は公園でぶら下がっていて
突然の静寂にゆれている

初めてついた嘘はどこへやったかと
懐かしい引き出しをひっくり返すと
初めて ....
コントロール、して、クローズ。巻き付いて離れないターバンのような頭痛が周りを跳ねて泳いでトビウオの羽が銀色に輝いて次にくるくると高速で回転してターンテーブルを指先で逆回せば戻るような軽やかな時間に華や .... 話したことも無いけれど

重なるこころを
感じるのは
こうして
見つめ合っているからですね

どちらかが
目をそらしたら
そこで
終わってしまうかもしれない

もしくは
すれ ....
釘打ち
塞いでしまったピアノを
蓋の上から叩いてみる

かたい
なんてかたいんだ
という思い出


指先が充血して膨れる
針で突いてみたいけど
ただ赤いだけでつまらない
 ....
秒針がふるえて
ぼくは ただ
青くなってゆくばかりだ


深みが光を吸収し
かわりに
無数の粒子が
まとわりつく


探してた言葉は
どこにも見えず
たえなまく


 ....
[あ]
明日は晴れますと断言する少女と、一概にこうとは言い切れない少女とが、嘘が上手すぎて悩み方を忘れてしまった少女の、絵になって仕方ない少女なので、大きな木の下で哀れなオレンジに照らされている少女 ....
僕は
アパートメントの窓から
君の住んでいた方に
見惚れている


  君が
  虹をつむぐ
  優しい指の
  君が
  終わりを告げる
  優しい眼の ....
いっぴきの魚が 泳いでいる
水 の表面から 雫が
、 、 点と とんで

ぼくからみて
左の方へ
流れていくすじは
   無限の
    きらめき
へと
息絶えていく
ぼくの意志 ....
  


県立病院前バス停で見知らぬ女性に声をかけられて
よくよく 顔をよくよく見てみれば
あの色黒で歯のやけに白かった娘じゃないか

こんなに色白でスマートになるならば
あの日の体育 ....
どんなに大きくなっても
私は0cmであり
3億光年である


どんなに遠くへ行っても
私はここに在り
あちらに在る



魂は宙を歩き
宙に寝そべり


どんなに泣いても ....
ビタミンが不足しているのは百科事典に住んでいる僕の妹
い、いえ、祖父だっただろうか、毎晩旅をするんです
一人残される僕の血糖値は急激に低下する
い、い、いいえ、血糖値が低下しているのは叔 ....
自分は一竿主義だが
夫がいなくなった
丸一日かけて森を歩く
竹がよくのびることで有名だ
カツカツコンクリートを歩く日は
男の尻
背から足
くぼんだ腰の上着が たゆんでいる場合にのみ
男 ....
日陰に生きていた

何も言わずに
川沿いで
花を育てながら
待っていた

一年ぶりに川の向こう
清らかに
静かにたたずむ
あなたを見つけた


やっと逢えたね


 ....
ぜったいにはなしちゃいけないって
ちいさいときから
なんどもいいきかされていたのに
ふときがつくと
てをはなしたあとだった
あわててまわりをみまわしても
ておくれだった
わたしのこと ....
鞄の中に 一匹のカブトムシが蠢いていた
しかもヘラクレスだ
数日前は ぶよぶよとした白い固まりだったのに
いつのまに そんな立派な角を得たのだろう

窓から 彼を外に放した
少し黄色がかっ ....
So far away, so far away
  はるかな はるかな
Somewhere over the rainbow
  虹の彼方の どこかで
You're saying 'Than ....
じめんのあちこちに
ふかいあながあいていて
うっかりよそみをしていると
おっこちそうになる
ながいいとがそらからいくつもたれさがっていて
やくにたちそうもないものが
えんにちのくじびき ....
ねこおやじは
ねこのおやじ

言い換えると
ねこの父

いつも涼しいところで
目をつぶってる

ねこおやじは
エライ

妙に情を
かけたりしない

常に
クール

 ....
ぼくは
さびしい
っていうじょうたいがわからない
だからなにかがおこるたび
さびしいさびしい
っていって
みんなのはんのうをたしかめた
あるひとはとてもはらをたて
あるひとはまじめ ....
彼女と喧嘩して
いい加減にしろ
と怒鳴るつもりが

いい加減にすれ
と言ってしまった

こらえたがやっぱだめで
吹き出してしまった僕の
少し後に吹き出した君

ふたりで涙を流して ....
電線に止まって
人を見下ろす鴉
でさえ貴女の
髪の黒さに憧れる
夜空のように
貴女の黒髪は深く
そして遠い川のように
流れている


無邪気な子供達が
笑いながら
貴女の黒髪を ....
うちの窓から
朝日はみえない
きっとどこかの窓からは
朝日がみえる
みえるのだろう
夕べ
流しの三角コーナーに
食べ残したサラダを捨てながら思った
サラダの中の胡瓜が細かくなる前
の ....
うさぎはおおかみの上着を着て
おおかみの上着の上から
うさぎの上着を着て
うさぎの上着の上から
おおかみの上着を着て
ほっと一息ついて
コーヒーショップなんかで
おおかみの上着を脱いで
 ....
薄曇の中途半端な昼下がりです


どうにかなるとつぶやいたあなたと
なんとかなると空を仰いだ僕と
いかがお過しでしょう
青混じりの雲は風に流れて
それでも僕等の真上です

少しずつ足 ....
日曜日の午後六時三十分
サザエでございます、で始まる「サザエさん」
に新しいキャラクターが登場した
裏のおじいさんの家に下宿することとなった
私立大学生のスベスベマンジュウガニ
これから、ど ....
※さんの自由詩おすすめリスト(78)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
金金金(キムキムキム)- 馬野ミキ自由詩54+06-1-24
金(キム)- 馬野ミキ自由詩90+*06-1-22
透明な宿題- 望月 ゆ ...自由詩65+*05-8-20
十階の家族- たもつ自由詩100+04-12-11
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凪いだ8月- 霜天自由詩2504-8-5
コントロール/クローズ- nm6自由詩1004-6-21
鍵をください- 蒼木りん自由詩8*04-6-17
釘打ち- Monk自由詩604-6-17
ブルーホール- 望月 ゆ ...自由詩5*04-6-17
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アンシェー_マタヤー_サイ- AB(な ...自由詩1004-6-12
0cm- 松本 涼自由詩4*04-6-12
架空少女事典- たもつ自由詩12*04-6-12
密生- 山内緋呂 ...自由詩9*04-6-11
私が産まれた日の、花と花言葉。- あとら自由詩5*04-6-5
ことば- アンテ自由詩5*04-6-5
ヘラクレスの遺書- シャッタ ...自由詩704-5-31
はるかなはるかな- クリ自由詩1*04-5-31
あなのそこ- アンテ自由詩9*04-5-28
ねこおやじ- チアーヌ自由詩11*04-5-27
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きぐるみ- サダアイ ...自由詩2804-5-15
曇のち晴の世界- 霜天自由詩1204-5-13
スベスベマンジュウガニ饅頭- たもつ自由詩13*04-5-13

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