すべてのおすすめ
遠くから音が聞こえて来て
聞いたことがある音だったのに
そこでは確かに何かがあるのに
風が吹いたら忘れてしまった

そろそろ春が 町にやって来ると
早とちりして 期待している
春の陽の光 ....
雪が溶け出して
落ち着けなくなった
暖かくなっている
確かに影が薄くなる

雪がなくなった公園に
ウォークマンを持っていった春
さくらはつぼみにもなっていない
誰もいなくて泣きたくなる ....
本当のことがなくなって
何の味も感じない

これからどこへ行こうかな
そんなことを考えていた

いつでも空っぽな自分は
だからこそ必死にもがいて
何とかこの場を離れたくなくて
すべて ....
歩くとうしろに足跡がつく
これは紛れもない自分の跡だ

こんなものに惑わされて行くのはもういやだ
こんなものが自分のすべてだと思いたくない

今いることを思って
いたいのになぜだろうか
 ....
クリスマス会が行われた
みんなまだ小学生だった
りんごすくいをして プレゼント交換をして ケーキを食べた
だけど一番覚えているのは会場の窓だ
吹雪で窓の外は真っ暗で何も見えなかったけど
その ....
赤色が にじんでいくと
踊りながら 夜に溶けるようだ
空が青い 知っているのに
それがウソのようで 心に染みる

溜まった汚れ 取れないけれど
色んな事は当たり前に変わって行く
正解は何 ....
みんなで
思い出の中にひたっていられていると 思っていた
みんな
私の思い込みだった
私だけの 空想だった

ずっと同じでいられると思っていた
行く場所も戻る場所もみんなと一緒だと
思 ....
その日は マンガを読んで
カーテンひらき 瞑想して うたたねした
その日は 今思うと 楽しくて 苦しくて
悲しくて 輝いて 私には見える

長い道を歩くように
楽しいことを想像したらいい
 ....
ひとりずつちがう場所から始まり
ひとりひとり同じ場所で歩いて行く
みんなが持っている決まった何かを持たないで
みんなが持てない不要なものを 抱えていた

子供のように怖がって
いつも私をこ ....
くずれていくものを見上げては
全て終わったような気がした
ここにあるものが全てくだけたら
破片も残らず消えたらいいけれど

私がいられる唯一の場所がなくなってから
その場所を必死で探し続け ....
楽しい時はただ過ぎる
明日大人になりたいと考えながら
夜の夢に沈む

きれいな歌も光る灯りも 計算のように感じたのに
今すべて 呼吸のように感じる
通って 抜けて また沈む

色んなこ ....
何を考えていたかな
せつない気持ちが分かる
時間は早くて戸惑っていた
さまよい続けた日々の断片

私には今と手放せないものがある
私の意思にはあまり大きな意味はない
毎日明日がやってきて ....
絡まり 謎めいて ゆらゆら炎を燃やすように

消したい いろんなものが 私に歩み寄って笑う
まだだよとささやいている

自分に張り付いた自分自身が 結局心の底を痛め付け遊ぶ

生きている ....
過去は あたたかい渦の中
からっぽのまま 行き先は闇の中
流れていく
動き回る
もがいている

雲が来たり留まったり
生きていれば
生きていれば
風が吹いたり道が見えたり

「わ ....
あの子は 優しく かわいくて
真っすぐな目を ふせていた
必死な 私のおせっかいには
心開いて うなずいてくれた

ありがとうと 言おうとしても
伝わらないセリフが あふれだす
ごめんね ....
ただよう空気のようにここにいる
今の自分はただそれだけだった

決まり事に疑い持たず信じてきた
自分で考える事をしなかった
疑問を持とうとすると
何もかも驚く事ばかり

見えない何かが ....
走り出す 雨が降っていた
真っ黒の空を見て 安心したらぼんやりした

散漫になって 視界がぶれて
水滴と水滴が重なる瞬間に私は外に溶け出した気になった

温かい雨が降っている
私は走り出 ....
待つ事は
ゆっくり進むために
ちょうどいい

悲しんだりはしない
起こっていない事を心配するのは損だよ
起こっている事を嘆きすぎるのは つらいよ

私は 同じ気持ちを ハラハラと繰り返 ....
決心する日は 誰かや何かのためではない
不安な毎日は 続かない方がいい

毎日を退屈に過ごせるようにと祈っていた
道の終わりはどうせどうせ知れない

ここにいることに 証拠もないけれど
 ....
これからも幸福を忘れないように
時には私もとなりで笑うよ
いつも通りの町の景色は
少しずつ色を変えていくけれど
当たり前にそこにある笑顔が
遠い未来も笑っていてくれたらいいな
気づけなかっ ....
「またあとで」 明日まで
楽しみは 取っておくよ
明日には 明日の日が
素知らぬ顔で 戸惑い招く
楽しかったのは 今ここにいて気づく 今の事しかないんだよ

考えれば いくつも後悔するほど ....
不安ばかり抱えても
どんなに深く想っても
変えられない事はたくさん
そこらじゅうに転がっている
今何が出来る
分からない事だらけ
今伝えたい事は?
いつも待っているだけだった

空か ....
私は何もわからない
あやふやに崩される心だけ
過ぎ去っても
消えず残っている

想いを話して楽になるのも
むずかしいもの
話したい時につごうよく
誰かいるとも決まっていない
さびしい ....
溶けたアイスクリームの香り
赤い部屋の中に迷いこむ花びら
風も吹かない場所で君が笑う
風の中私は無口になる

やはり私の中では
この先も君がずっといちばんであって欲しい
それでも忘れて行 ....
殿上 童さんの加藤さんおすすめリスト(54)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
呼ぶ声- 加藤自由詩3*13-2-12
公園- 加藤自由詩2*13-2-3
混ざり合い- 加藤自由詩4*12-12-22
足跡- 加藤自由詩1*12-12-11
祈り- 加藤自由詩3*12-11-29
希望- 加藤自由詩3*12-11-25
繋がり- 加藤自由詩512-11-18
連休- 加藤自由詩212-11-4
下級のプライド- 加藤自由詩212-11-2
汚れたかけら- 加藤自由詩112-10-30
希望- 加藤自由詩312-10-27
あの頃への手紙- 加藤自由詩312-10-20
どつぼ- 加藤自由詩112-9-2
花は枯れても- 加藤自由詩112-8-14
優しさのかたち- 加藤自由詩112-7-21
丸くおさめて- 加藤自由詩612-5-5
春雨- 加藤自由詩112-4-26
自制- 加藤自由詩212-4-22
あきらめて止まらず- 加藤自由詩512-4-11
友達へ_—春だより—- 加藤自由詩212-3-25
今日の事- 加藤自由詩112-3-23
進もう- 加藤自由詩112-3-20
今のすべて- 加藤自由詩112-3-13
めまい- 加藤自由詩4*12-1-7

Home 戻る 最新へ
1 2 
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する