どつぼ
加藤

絡まり 謎めいて ゆらゆら炎を燃やすように

消したい いろんなものが 私に歩み寄って笑う
まだだよとささやいている

自分に張り付いた自分自身が 結局心の底を痛め付け遊ぶ

生きているのが不思議なのは
まるで宙を浮いているようだからなんだ

どうしようもできないことまで
どうにかしようとして苦しむなんて
立ち向かえないよ

でも立ち向かってしまう
足が動いて

今まで見てきたほんの小さな幸せが
忘れられない 未来まで


自由詩 どつぼ Copyright 加藤 2012-09-02 20:18:19
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