すべてのおすすめ
朝日を受けて、今旅立ちの時を迎えようとする者よ。あなたの選択は正しい。
あなたはまだほんのエメラルドの原石かもしれないが、この道をゆくことによってそれは磨き抜かれ、本物の硬質なエメラルドとなるの ....
ポプラ並木をあなたと歩く。
優しい日差しが降り注ぎ、穏やかな風がゆったりと流れてゆく。
僕はあなたの胸の内を知りたくなって、ほんの少しドギマギする。
意地悪な雲が僕の心を見透かしたように、時 ....
時空を超えて今あなたの心に新たな気付きが目覚める。
けれど平和を求めるあなたの心にも邪悪の神は鎮座している。
あなたの為を思って、などという薄っぺらな言葉はいらない。
私が求めるのは今この瞬 ....
あなたはあなたのとっておきの古ぼけたカメラを手に取り、
にやにやしながらその背中を開けて一本のフイルムを装填する。
あなたの細く美しいその指で、とてもやさしく、繊細に。
私は暖かい暖炉の前で ....
朝霧が幻想的な雰囲気をもたらすこの森で私はあなたと会おう。
この森の閑寂さをもって、心を平静に保ち、私はあなたを迎えよう。
その切り株は木陰にあるけれど、柔らかい朝陽が差し込む特等席だからあな ....
日差しの強すぎる午後、私は貴方を想う。
道端に投影される光線に強い生命力を感じて。
貴方のその強靭な生への意志は、私の活力となり、
未来へと続く豊潤な果実を実らせる。

先人の放った言葉 ....
真夜中に石畳の狭い路地を歩く。
すべての家々の窓は閉め切られ、孤独のうちに
私は己の半身と夜を語る。
時の歩みはいまだ遅い。

真夜中に浸る欲望を持つ者の頭はたえず動いている。
昼間の ....
草原を駆け抜ける馬ほど逞しく美しいものはない。
彼、もしくは彼女は、己の肉体を誇示する事は決してない。
彼らのたたずまいは、我ら人間を遥かに超えている。
人間には恥じる心が必要だ。

バ ....
静かな喫茶店の窓辺で、ボトルシップが壮大な夢を見る。
うすく青みがかった壜の中、彼はすでにその大海に彼方を目指していた。
誰にも目的地を語る事もなく。ただ彼はそっと一言、
自分が本物のカティ ....
銀色の夜空に青い蝶が舞う。
夢色の花束を抱えた男が待ちくたびれて黄色い吐息を漏らす。
愛を孕んだ白い月から茶色い影が覗く。
訝しがる男にあきらめの色が重なってゆく。

蟇の戯れる川辺に星 ....
静かな墓標に、白い午後を過ごす日。

紋黄蝶の舞う向こうを眺める。音も立てず、声も出さず。

心の時計が動き始める。
朝露のしらべにのせて、運ばれてくる。

たった今、生まれたばかりの言葉。香り。

記憶の内を探ってみても、何も見えない。

予感・・・ひらひら風に舞う。そっと手を伸ばす。
森の奥から聴こえてくるその声は、

鳥でもなくましてや風でもなく。

とても心地良く、ただ、惹き込まれてゆく。
やまびこの遠く澄み渡るを聴く。この連嶺の偉大さよ。
夏にいまだ白く残る雪を携えて、今、この世界に君臨する。
比類なき荘厳。重厚な交響楽。
私はただその頂にて感嘆し、言葉を失う。

母なる ....
今、私の見ている夜空をあなたもきっと見ているでしょう。
それはなんと素敵な事なのでしょう。
遥かな時を超えて今輝きを放っているこの星々は、
私とあなたの魂の結びつきを担っているのです。

 ....
小高い丘に立ち、眼前の大海原を見つめる二頭の馬。
風になびくたてがみで呼吸しつつ、何故お前らはそれほどに発汗する。
水平線が地球のほんの一部を露呈してはいるが、
それさえお前らの足元を脅かし ....
過ぎ行く風物の色合いに必死に溶け込もうとする人々。
たなびく雲がうすれゆく月を地球の裏側へ隠す。
四方に鋭白の輝きを放つ太陽が抒情の扉を閉ざす時、
ある志を持つ者はその心底に広がる大海原で出 ....
北欧から来たアイスブルーの瞳を持つカモメがこの空を飛んでゆく。
氷川丸に群れている黒い瞳のカモメはそれを全く気にしない。
孤高のカモメがはるばるやって来たというのに。
彼らは群れてはいたが、 ....
森のひそやかな言葉を聞くとき、私は帰ってきたと実感する。
待ちわびた月日が私に深い瞑想の扉を開かせる。
鳥達よ、歌っておくれ。私は今ここにいる。
しかし私の傍らには今はもう誰もいない。

 ....
沁み入る夏の夕べに友と語る。
各々は何処へ行こうとしているのかを。
目指すべきものは見えているのだ。その心の中に。
日毎多様化する手段に混乱し、目の前のハイライトに手を伸ばす。

澱んだ ....
私は根腐れした薔薇を愛する。
雨にずぶ濡れてなお獲物を探す野良猫を愛する。
休日の窓辺に腰掛けて憂鬱の週明けに悩む友を愛する。
自然と人間を愛する。

私は時代にその名を刻み込んできた先 ....
真夜中のサービスエリアで私は自分を想う。
外灯が車のフロントガラス越しに優しく差し込み、
漂う煙草の煙をぼんやりとこの空間に浮かび上がらせる。
煙草の先端に赤い情熱が宿り、人生が少しずつ減っ ....
気がつけば雨は雪。

創造の世界では初夏でも雪は降る。

なんて自由な空間。ぽーんと抜ける空間。

木曜日の午後の喫茶店。

一年中飾られているクリスマスツリーに暖色が宿る。

 ....
闇の帝王がその音色を奏でると、聴衆の動きがはたと止まる。
このトランペットの音は全ての世界を超越していたのだ。
そこに新たな魔王が音色を重ねた時、聴衆はもうその場から逃れる事すら困難だ。
夜 ....
喫茶店の窓から覗く
街の風景は
透明で美しい
ガラス細工のようだ。

道往く人々の足取りは軽く、
今宵のクリスマスイブの準備に追われる
幻想的な蜃気楼。

漂う煙草の煙に人々の心奥を ....
坂のある町
ノスタルジー
暗い戸口であなたは待つ
幼い私の影法師
ランプのともしび心に刻まれ
手の温もりは記憶に刻まれ
殿上 童さんのヒヤシンスさんおすすめリスト(176)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
若い人たちへ- ヒヤシン ...自由詩5*13-7-12
妻へ- ヒヤシン ...自由詩8*13-7-12
遥かなる気付き- ヒヤシン ...自由詩5*13-7-12
朝方の嫉妬- ヒヤシン ...自由詩7*13-7-11
森の精霊- ヒヤシン ...自由詩4*13-7-11
限りなき夏- ヒヤシン ...自由詩6*13-7-11
真夜中の放浪- ヒヤシン ...自由詩13*13-7-8
人間である事。- ヒヤシン ...自由詩7*13-7-7
ボトルシップの夢- ヒヤシン ...自由詩3*13-7-7
汚された美しき伝説- ヒヤシン ...自由詩4*13-7-7
在るイメージⅡ- ヒヤシン ...自由詩7*13-7-6
在るイメージ- ヒヤシン ...自由詩3*13-7-6
シャ・リオン- ヒヤシン ...自由詩2*13-7-6
新たな道標- ヒヤシン ...自由詩7*13-7-4
夜の目覚め- ヒヤシン ...自由詩4*13-7-4
現代詩とは?- ヒヤシン ...自由詩7*13-7-2
疼きこそ、その時.- ヒヤシン ...自由詩5+*13-7-2
群集の中の孤独- ヒヤシン ...自由詩8*13-6-30
紅の日- ヒヤシン ...自由詩8*13-6-30
夢を食む兎- ヒヤシン ...自由詩5*13-6-28
感謝の心- ヒヤシン ...自由詩7*13-6-28
サービスエリアにて- ヒヤシン ...自由詩2*13-6-28
Relaxin'_〜或る午後に- ヒヤシン ...自由詩12*13-6-22
Kind_Of_Blue- ヒヤシン ...自由詩8*13-6-18
天使の舞い降りた夜- ヒヤシン ...自由詩4*10-10-28
幼い記憶- ヒヤシン ...自由詩5*10-10-11

Home 戻る 最新へ
1 2 3 4 5 6 
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する