レセプター
草野大悟2

たわんだ黒の両端から
すべりよる
無数の
整列した たましい
(のようなもの。

ひとつ
また
ひとつ、
ゆるやかに
おちてゆく
とうめいの夕陽たち。

拒んでいるのか
倦んでいるのか
もどかしげな蒼穹を
あおぐものがいる。
(じっと、 ただ じっと。


自由詩 レセプター Copyright 草野大悟2 2016-03-22 10:28:51
notebook Home 戻る