すべてのおすすめ
缶を一つ 割りました
あなたが うふふと 笑いました
笑顔の空気が 広がったので
缶は パンパンに 膨れました
もっと増えて 欲しいので
踏み潰して 切り離して バラバラ ....
蜘蛛は昔から苦手で 何時も逃げていた
トラウマに なったのは
幼い頃に見た 夢だったのかも知れない
眠る私の視界に映る 天井 部屋の隅
一面に掛かる 大きな住処が
いつ ....
あなたの手を ゆっくりと取り
「あたたかいですね」 と 声をかけた
あなたは
ゆっくりと にっこりと 笑って
いえ、それは 褒め言葉では 有りませんよと
ピシャリ。
....
きっと誰だって
依存しているんだ
携帯依存 恋人依存
ネット依存 ゲーム依存
ちょっと言葉がおかしくったって
気にしない依存
依存なんてしないゾ依存
....
キレイに 咲かせたい 気持ちと
自然に 放置したい気持ちが 喧嘩する
花の 存在
来年も キレイに 咲かせる為
球根を 大きく するために
咲いている キレイな花を
摘んで しま ....
とのさまバッタ ユビに乗せ
ちょん・ちょこちょんと 鼻歌 打てば
ピョーンと 飛び出す ぴょん吉のよう
*
階段を ポンポンポンと 小気味よく
登る手前で キミにほだされ ....
ゆっくりと とお 数える声が
聞こえた
い〜ち に〜い さ〜ん し〜
昔 聞いたような 声だ
やさしそうな 女性の声
きっと 今の わたくしよりも
随分と 年下の
....
おでんの具は 何が好きですか
はんぺん ちくわ
やっぱり でーこん たまごかな
炒め物なら 塩ぱっぱ
胡椒を忘れちゃ いけません
世の中にゃ
楽な道具も あふれてる ....
世の中 いろんな口癖が 有るけれど
わたくしの 口癖は
とりあえず「とりあえず」なんです と
とりあえず あなたの口が
とりあえずの形に 動くから
とりあえず ....
溶けたカラメルが
ゆっくりと べったりと
頬に 絡みつく
気持ち悪いから
手を払いたいのだけれど
腹が痛いと 繰り返すので
邪険にも 出来ない
ジャンケンで決めよう ....
あの頃 何でも出来るような 気がした
怖いものなんて 何もないような 気がした
脅える存在を 排除するかのように
飛び跳ねていれば 笑って いられた
誰かの悪口も 聞こえな ....
見得ないモノなんて 信じなくったって イイ
そう 教えられて来た
例えば 甘い 言葉ならば
幾重にも 話術をかけて
そう
ケーキの上に 乗っかった
あまーい あまー ....
遠く流れた 月の海に
翡翠を ゆっくり 浮かべたら
親不知 弧知らず
抜いた歯が 葉の上 露と きらりんこ
もう 忘れたわ 過去のことなど
琴など弾いて はずみます
....
空の 青さだとか
雲の 白さだとかを 知らないと
闇が 黒いってのは
分からない
私の中の ブラックホールへと
誘われた 言葉たち
どの絵具を掛け合わせれば
....
おこる人は キライですか
キライな人ほど 好きになろうと
努力しますか しませんか
どうでも いいのですか
キライな人から 逃げ出したなら
そこは あなたワールド
誰も ....
「上司も部下も 親も男も みんなクズ」
其れが 彼女の 口癖
何時だったか しおらしく 項垂れる姿を 目撃したので
思い切って 聞いてみた
「どうか されたんですか」
そ ....
人生のマラソンだ
なんて 言いながら
あなたが
手を広げて やって来る
私の 目の前で
ゴールテープを切る
縁は 繋がり
途切れること 知らず
掛け違えた タス ....
自然なこと
素直なこと
自分では
気付かないこと
傷つかないこと
傷つくふりしか
出来ないこと
傷つくつもりなんて
ないのに
傷つけられて
しまったかこ
過去 ....
あなたは ちょっと
恥ずかしそうに 笑う
ピアノ弾きみたいに
細く 長くも ないし
手荒れも 酷くって
もう ガサガサなの
スネはね 昔っから
ストッキン ....
勿体 無いから 蓋をした
重箱の隅を 突いて見る
ツツツツツ〜
其れは 雨粒の如く
流れ 始める
針の 切っ先が 見えたなら
次に 会えるは 赤き雫
いや… そうじゃあ な ....
夕方 スーパーで
買い物をしている途中
金木犀を 感じた
既に タイムアウト
しているだろう?
山側の 黄色い花も
土へと 還ったのだ
其れなのに
此の
香し ....
何処からか 懐かしい 香り
嗚呼 これは 金木犀
一年振りの逢瀬に 笑顔 ふりふり
フリルのシャツでも 着たい期待
誰ですか?
個室の香りだ なんて 言うのは!
★,。・: ....
一斉に 揺れる手を 眺めてる
幾つも 幾つも 同方向に 流れてる
此の人生は 楽しく 回り続けて生るのか
そんな命題を 絡めた糸で 捥ぎ取りながら
葡萄の種に 驚いて み ....
あなたの必死さが 粉になった
ふらふらと微笑む天使が 手を広げたら
心ごと 舞い上がって 踊った
くるくる と 花びらのような 儚さで
瞳の上に 落ちたから
それ以上 涙を拭う 必要も ....
昨日と 今日と 昨日を見よ
一昨日は 知らない
梟だと 信じていた 鳴き声が
キジバトだと 知った日
汗をかきながら 笑っていたけれど
心では 泣いた
もう それは もう
....
木目通りに 幾重にも編んだ 絹の糸
此処が 何重目で有るのか
難渋なのか 何回なのか
何階なのか 何階なのか
とにかく 分からなかったから
海へ出よう
唐突に 君は言う
....
幾つも 何度も
四季を 詰め込む
くるくる 後ろを
振り向いて いる内に
廻って行く 自分にも
気づかずに
時は 流れて 行くの
一番 大好きな 季節って
人 ....
曇り空でも どちらが太陽か分かるから 向日葵
そんな名前に なったのかしら
そんな ひまわりみたいだねって 言われたら
喜ぶべきなのに
可憐な百合やスミレが 恋しくなっちゃって
ち ....
ハートは泣いている
ハートが鳴いている
それよりも
ハートが成っている
ハートは生っていく
そのほうが
ドキドキしちゃう
重みも 角度も
違うの
大きさは 多分
....
逐一 イライラッて 出していたら
大爆発しなくて 済む
いや、場合によっては 爆発しちゃっても
仕方ない
仕方ない、ってのは
諦めて、の発言じゃあ なくって、
今 現 在 の ....
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