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レモネード・エピソード

目が醒める
夜は明けて
しかし、桃色の
風が吹く

体の中に、心地よき
彩の水が流れる
レモネード・エピソード
そっと口を拭く
今日も風呂に入った
心がさびしくて
妻が、頭を背中を顔を
洗ってくれる

それが楽しくて
ありがとう、ありがとう
ただそう言った
 心の響き

落ち込みてゆく心に
とっぜん、ピアノの連弾
絵と壺とかけ時計を
見まわして

わが心何処に置くべき
表通りは人の影さえなし

雀が少なくなった
寂しい

二人で ....
数人の人が
現れて退き
出会った白髪の老人
何か言い残して
消えたが
印象に残って

束の間の老人よ
また来ておくれ
若き日に帰りたりけり今日もまた午睡の夢のしばしの間

雀たち囀りておりにぶき陽のさしこむ路地に水無月の風

体力の弱りを知れど負けるなと言い聞かせては七十路半ば

パラソルの陰に座りて ....
 

野菜スープを
朝食と同じように,出す
雨は止み、妻帰り来る
夕食時

木曜日は絵を描く日
薔薇を四輪
妻にはまだ見せぬ
二人で外へ、傘をさす

雨の木曜日
木曜島という ....
 そっと毛布をかけて
 
 くれる人が

 居なかったら、どうする

 掛けてもらうと、自分も

 こんどは掛けてやる


 そっと毛布を掛けて

 くれる妻が

 居な ....
隣のおじさんが
動いている音
階段を上り
こんこんと何かを打つ
僕も一人でないことを知る
午前7時半から一言も
発言してない
午後5時7分前
心の中で今日も言い続けた
6時ごろ妻が帰 ....
 色彩アラベスク

黒い空 黄色いライト
オレンジの腕 汗は光る
コンパスはあちこちと動き
ベイジュと紫
赤の縁どり

白い球はくるくると舞い
無花果の実は赤し
オレンジの足は地を ....
ドイツへ行って
ビールをのもう
赤い自動車に乗って
ブティックへ行こう
表に出れば牛乳車が
ガタガタ
砂糖壺の中の
小人が踊る
占いの絵に見入り
ブルブルビユン
ペラペラシュパー
 ....
今日選んだ三つの詩 
 詩の批評をまたしてみようと、1月に作られた詩から3つを選んだ。いずれも心を惹いたという単純な理由からである。しかし文学においては心を惹く好ましいなどということは、はなはだ大切 ....
牛蒡の唄

爺さんが
牛蒡の束から
一つだし
ポリッ ポリッと
かじる

どうしてかねと
訊ねると
俺の趣味さ
ほっといてくれ
お願いだから

菜っ葉肴に
爺さんが
 ....
きのこ、ひとわんのきのこ
ヒグマの親子のように
部屋でくつろぐ

きのこ、一つまみのきのこ
音のない時計が
時を刻む

きのこ、ひともりのきのこ
絵を見ては
ため息をつく
妻との空


コーヒーハウス
霜月の昼
コロッケ・ピラフ
翻る女さざめく
雰囲気になじむ

美術館
妻と二人
平山郁夫語りあい
笑い声
あれは女だ

アサヒスーパ ....
復想園          批評人
  (1)
 
悪魔の子は或る夜、スラム街の一室に泊まった。父の悪魔がなした永年の悪の業を見て廻った後、有名なそのスラム街のそれも最もひどい宿を撰ん ....
窮理の唄


どーん、どーん
どん、どん
賢き童は申し候
賢きの、賢きの童は
拍子とり,一巻のくすしい唄を
うたい候
髭の相者はおわしせば
髭の相者の髭ひとひねり
窮 ....
今日かぎり歌わじと思う心にはなにものもなしさらさらと水 ★弥陀の目

弥陀の眼を私は見た
見上げた12歳の少女の目
その瞳の柔らかき疑問を、美しとした
再びは見れぬ弥陀の目
慈悲のまろやかな輝き
4尺半の痩躯に漂う幼い気持ち
私は再びは ....
 焼き飯の唄

捨てるにはもったいない
一山の残飯
ねぎを刻み
いり卵をこしらえ
焼き飯にしたら
妻がおいしいという

ふと若い若い頃を
思い出す
不良少年でしょうの
なか ....
青葉の日プロコフィエフ午後一時

詩が好きで詩学が好きでもみじ緑

近江富士まさおな琵琶湖子と共に
七十二歳になりて


 永い連休が過ぎた。5月7日72歳の誕生日である。フランス大統領は保守になった。共産党・社会党ご苦労さんである。その役割を果たし、社会主義は終焉しつつある。
 フランスは ....
 夕べの机

つまらぬ世辞をいい
つまらぬジョークを飛ばし
人は生きてゆく
つまらぬほど人は笑い
つまらぬほど満足する

今日も日が暮れる
今宵も妻帰るを待つ
鰈を二匹 ....
時は昼を告ぐ
車にのりて
街角にあり
見上ぐれば
欠け電球柱上にあり
冷や汗がでる

鉱夫石を掘る
広い野原
風がふく
材もなく
夕食こしらえる
女二人

蝉がささやく ....
詩集「人生の最中に」
         批評子

(序) 

 公子に

 薄暗き読書する部屋に
 時すぎゆきて30年
 海の泡のごと、生きてきしこの方
 争いもあり、愛もあり
 ....
なたね梅雨、濡れ葉に皐月近づけり

緑に薄青き色を添えし衣着る娘立ちおれり

わずかに微笑みておれり

路に水流れ、曇り空、

夕餉の魚持ちてゆっくり歩む帰り道
 ....
建国の日に初老の夫婦と共ゆきて京洛の地に遊びたり

戦前戦中戦後、家族で暮らしし家今は喫茶店となる


両手に掴めば幼子のごと妻の裸足はほのつめたきかな
水鳥は冷たき水に群つどい湖のほとりの枯れ草の宿

一日を二人過ごして今宵また妻は聖書に読みふけるなり

絵に描くか詩によむか玄関の雲間草可愛ゆく咲く
 詩と詩論
〔序〕
 27のとき詩人になりたいと思い立った。その頃小説も短歌も翻訳もやっていたが、最もなりたかったのが詩を書く人であつた。詩を熱心に読むことが好きだつたせいでもあろう。
 大学へ ....
手帳に記されていた歌
批評子


黒き髪妻は鏡を見入るなりわれは灯火に書を見つつ

見上ぐれば肥えた雀が並びけり春の弥生の散歩道

銭湯や男女子供の出入りして湯気の匂いのほのかにするも ....
「妻と一日(ひとひ)を」 批評子

書を整理植木刈り込み春うらら妻と一日を過ごしたりけり

山の湯の朝七月も末静かに妻と出立を待つ

 ....
あおばさんの生田 稔さんおすすめリスト(30)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
_レモネード・エピソード- 生田 稔自由詩715-12-2
入浴(2)- 生田 稔自由詩7*10-7-28
心の響き- 生田 稔自由詩310-7-15
束の間の老人- 生田 稔自由詩410-6-28
サイトの歌人- 生田 稔短歌5*10-6-4
雨の木曜日- 生田 稔自由詩909-1-23
困るからね- 生田 稔自由詩5*09-1-17
呟きにすぎず- 生田 稔自由詩4+08-10-22
色彩アラベスク- 生田 稔自由詩9*08-8-11
ビールを呑もう- 生田 稔自由詩608-7-22
今日選んだ三つの詩- 生田 稔散文(批評 ...6*08-1-13
牛蒡の唄- 生田 稔自由詩307-12-27
小景叙情- 生田 稔自由詩307-12-24
「妻との空」- 生田 稔自由詩407-12-14
「復想園」__- 生田 稔散文(批評 ...1*07-12-14
窮理の唄- 生田 稔自由詩707-10-31
今日かぎり・・・- 生田 稔短歌807-8-23
詩集・聖なるペギー- 生田 稔自由詩6*07-7-23
焼き飯の唄- 生田 稔未詩・独白5*07-5-28
青葉の日- 生田 稔俳句7*07-5-22
__七十二歳になりて- 生田 稔散文(批評 ...13*07-5-7
夕べの机- 生田 稔自由詩707-4-25
文科系でたらめでも当たる- 生田 稔自由詩407-4-17
詩集・人生の最中に- 生田 稔自由詩7*07-4-11
なたね梅雨- 生田 稔自由詩6*07-4-6
ほのさむき朝- 生田 稔短歌4*07-2-12
週末に・・・- 生田 稔短歌607-2-8
詩と詩論(その一)- 生田 稔散文(批評 ...16*07-1-23
手帳に記されていた歌- 生田 稔短歌407-1-10
妻とひと日を・・・・・- 生田 稔短歌3*07-1-5

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