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夢の様に髪を撫で
抱きしめてあげる
空には小さく
月があるから
こっちへおいでよ
僕の影は見えるだろう
おいで
あの時みたいに
おいで
両手を伸ばして
僕は眠い
月がとて ....
夕焼け空の中だった
買い物から帰る途中の道で
少年は子猫に向かって
石を投げていた
少年はすでに泣いていた
ぼくの家では猫は飼えないんだ
小さな声だった
ぼくが悪いんだ
お腹を ....
言葉の中に
小さな石を見つけた
それはとても赤く
とても美しい色で
鳥を打ち落とした
お待たせいたしました。
誘惑を欲望と取り違えたオムライスの隠喩でございます。
注文されてませんか?
ではこちらの
解放感だけのニコゴリのバルサミコソース和えでございますか。
違うのですか?
....
溢れでるものが 涙だけならば
錆びたナイフで故意に 傷つけたりしない
優しい感触で こぼれ落ちるなら
汚れた手を翳して 罪を重ねたりしない
ときどきは 昔のように あなたを想ってる
....
俺は大陸を股に掛け
不幸を振りまくために造られた
戦略核を搭載し
愛も
死も
美も
その風景すら残さない
一瞬にして灰にするのだ
俺は飛翔する
大気圏を突き破り ....
ある夜から、ガラス球が衝突によって砕ける事さえ悦んだ。
哭いても仕様がないのに、ひとつにはなれないのに。
まるで知らない、仄明るい迷路を彷徨う内に。
はしり火、彗星の尾ひれ、その燐光を追うよ ....
夕暮なのに空は青く水色で
辺りをオレンジの空気が
流れるのに暖かな記憶は
思い出に妬けた赤瓦
錆びたトタン
泣いている子供
薮蚊だらけの雑草の森
自分を分解していく幻想
神社の ....
何で我慢するの?
男だから?
かっこ悪いから?
弱いと思われたくないから?
良いじゃない
泣いたって
ベタな例えかもしれないけど
あの雲だって
貯めこめ ....
透明な
透明な場所に
色を付けていく。
そんな小さな革命。
消えてく。
消え行く。
生まれたコトバたちが。
deleteの呪文で。
消えて行く。
消えてく。
消え行く。
消えちゃった。
新しいく生まれる、コト ....
稲光りから10秒以内の落雷
夥しい光 光
これは誰の罪だろうか
くるり廻る赤い傘
永遠に続く暗い日曜日
昏い世界に血みたいに赤い
赤い君の内部
世界を切り裂く ....
黒蝶の舞う白昼夢
サイレン サイレン 白い首
35ミリで愛していたいよ
世界の終わりごっこを君としながら
夜はまだ目覚めたばかりで
残像タブロイド
君を綺麗に壊したいの
怖くない
苦しくないよ
神様、ねぇ ....
高いビルが立ち並ぶ町
そこには夜がない
一日中街を機械制の蛍が飛び交い
一日中機械製の蝉が鳴き続ける
全く
落ち着かないじゃないか
どこか遠く静かな場所へ行きたいよ
そう思っ ....
地球が死んだときいて
さみしくて
空のかなた
ふわり
元気出そうと
冷え切った夕焼け食べたら
{ルビ愛=かな}しかった
{引用=
だけどふわりした
胸が熱くなって
}
....
ゆらりと揺れた雑草の陰
白い花びらなんの影
るるると鳴くのは{ルビ何=なに}の声
るりりと鳴くのは{ルビ何=なん}のこえ
ゆらる花びら白い影
るるりと草が鳴いている
明日は雨が降るろう ....
手錠で繋ぐ
鍵をかける
貴様を引きずる
火をつける
水をかける
燃えカスを集める
ビンに詰める
店頭に並ぶ
異彩を放つ
子供は求め
大人は嫌う
意識の変革
「何を書いているのかい」と、聞くこともなく傍らに座っている
「何を考えているの」と 尋ねることもないままに
凍っていくのか、温まっていくのか
と
触れて
....
疲れてはいませんか?
目は充血 ため息ばかりでしょ
生きてるなぁ
生きてるんだなぁ
ここに来て
失って気付く事が多いらしいですよ
世の中
ここに来て
中指第一関節
脳から ....
あなたが急いでうちにきたら
何事もなかったように笑うつもりだった
初めて見た街の景色は。
広くて、広くて。
よそよそしくて。
僕の居る街とは。
空気が違ってた。
ちょっと、空を眺めて。
深呼吸してみようか。
味まで違った ....
ボクらは生き物です
心臓があって、脳があって、
生きています
おもちゃじゃないよ
ボクらだって笑いたいし
ほめられたい
同じ扱いされなくても
せめて愛してほしい
心から撫でてほしい
宇宙船に乗るぐらいに
突拍子も無い言動
夢とかじゃなくて
そんな綺麗なものじゃなくて
もっと薄汚れた未来
幸せな結末のあとは
後悔の日々かもしれない
でも僕だって 一応は大人だか ....
夕焼け {ルビ一滴=いってき} 赤色絵の具
ぽろんと流れる空の雲
夕暮れ {ルビ草波=くさなみ} 帰り道
カラン鳴るのは風の色
透明 {ルビ紫=むらさき} 日が沈み
空には大きな糸の ....
強い風が吹いた
薄い窓ガラスは割れ
欠片を散りばめる
それは宝石箱をひっくり返したようで
欠片を雨が打つ音に聞きほれて
稲光に照らされるガラス片に見とれて
僕は少し ....
鳥の肋骨でできた鳥籠に鳥を閉じ込めて歌う僕の透明なトルソには金魚がすうっと泳いでる。
ちゃりんちゃりんりん
とベルを鳴らしてカーチェイスの様に
すり抜けていく自転車に憧れて
朝のすっと染み込む
水の匂いの濃い晴れた日の風に流れて
ジャっとタイヤを鳴らして
僕にはそん ....
なんだか好きだ
来た物を引き寄せる
嫌な事を考えなくてすむ
これを引いて
押して
何か考えれば手元が狂う
これを叩いて
あれの中に入れて
潰して
何か考えれば ....
私、
頑張ったよ。
出来る限り以上
カラダも
ココロも
悲鳴をあげはじめてきた。
でも、
誰かが待っててくれるから
私は負けない
絶対負けない
....
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