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《宿題は涼しいうちに済ませましょう》 お前の胸は痛むだろうな


ぢあぢあと蝉が鳴くのを外に聞く お前の胸は痛むだろうな


世を嘆き人を憎んで夢の中 お前の胸は痛むだろうな

 ....
草あざみ風はどこへと吹くのやら
    一人の道に時は惑いて


くちづけはブーゲンビリアあかあかと
    見つめる瞳にしずむ太陽


透きとおる{ルビ項=うなじ}をみせて{ルビ月見 ....
・・



「プロローグ・夏」


風が吹く渚できみと見たものは プロローグ「夏」シャインドリーム

楽園と示す標は傾いて君へとむかう(アイタイキモチ)

駆け抜けろ渚通りは ....
あやめ草あやに恋しき君なれば
  夢も染むらむ花むらさきは



名にし負はば紫野辺の夕やみや
  見せようつつに千代の面影



ときじくの花にはあらで露の花
  ただ ....
右側から来た物体を左側に受け流すだけじゃ許されないから


ぢぢぢぢぢ 公衆トイレの看板を殴りつけたい 逃げ場所がない


漠然とした安全も漠然とした不安もいつも感じる


 ....
光合成が不得意の僕らにまた夏の陽が降り注ぐだろう


屋上のベンチに座り互いの塩分濃度を確かめ合った


生き物の忘れていった生ものが機体の上で腐りかけてる


メデューサが美容院に ....
桜草
薄桃色に
染まったら
君の頬にも
朱が差し染まる

向日葵と
麦わら帽子と
ワンピース
青い背景
よく映える君

奥山へ
紅葉踏み入り
歩いては
赤の隙間に
 ....
君に逢い不治の病に冒された僕の心にまだ春は来ず


目を伏せて出来た陰影艶やかで理性を奮わせ視線は空へ


富士山へ夏の終わりに山登り朝日に染まる淡き恋花


不死なんて意味 ....
短冊の白まぶしくて愛の字を書けないままに無地で結んだ


黄色がいい君が選んだ一枚は願いじゃなくて歌をつづろう


霧雨に耐える紙縒(こより)が話さない青の祈りは「海にあいたい」
 ....
朝露を
含みて光る
横顔に
心奪われ
夢に旅立つ
君は咲くシャインシャワーを跳ね返しこの瞳(め)に映る空を抜き取る


トリップは三秒前にも戻れないホワイトアウトに踏み外す足


陽炎のウラ見え隠れする噴水は見慣れたはずの街の ....
「一番星はどこに」


風薫る陽だまりの中少女跳ね触れようとする新しい夏

どこへでも吹くなら吹けと夏風に弾む心と手に入れた恋

この海はいつかあなたと出逢う海一番 ....
長所はね 床上手だと言い続け
何度目になる 童貞の夏
眠れない
 夜をふみこえ
  たどりつく 
   朝という空
    風がそよいだ
雨だれに 頷く露草 いとをかし
               君への言葉を 語るともなし

雨蛙 あちらこちらで 鳴く声は
               紫陽花に咲く 花の夢々

黒すぐり ....
  宇治橋

夕霧にかすみつ渡る面影に
露けき花の色が重なる―――

  観月橋

しめやかに
欠け満たされぬ夕月の
心を以ってなぞる君の名

   ....
{ルビ静寂=しじま}からもの憂き雨が貫けど
  破れる夢もない熱帯夜



曼珠沙華かさなる闇に{ルビ咲乱=さくらん}す
  狂おしいまま抱く情に似て



熱き夜に悶える ....
風ノ葉 

こころには 
埋まることなきすき間あり 
葉の揺る茶屋に 
独り佇む 



椀 

{ルビ空=から}の{ルビ椀=わん}
ひかりのにじむ 
底のまるみに 

 ....
突然の激しい雨に言葉切り
雨戸を閉めた君の白腕


さぁさぁと静寂の中に衣擦れと
息遣いのみ聞いている午後


まだ止まぬ長雨の中見送られ
しぐれ柳をくぐりて走る
  「アリュール」

{ルビ汚=けが}れならば五月雨川に流せりと誘ふその手は{ルビ梔子=くちなし}に似て


  「ブラック」

黒髪に触れし指先奏づるは重なる肌のあつき旋律
 ....
しとしとと 雨のリズムは 跳ねるよに 色とりどりに 開く傘花


窓辺にて 紫陽花の夢 つらつらと 君が眠った 横顔を見る


愛してる も一度言って その言葉 濡れた路上に 虹が映った
 ....
指絡め柔ぬるい舌食んでいる今この時を吸い尽くさんと 【愛してる】
これ以外では表せず
君に捧げる五文字の心


友愛と恋の違いを知り得ずに
ただ愛だけが心を占めた


世界中誰に聞いてもわからない
【愛】の意味は自ら生み出す
  
   「いつか奇跡」

霧雨の向こうに遠い日の日記 差し出した手が迷い濡れてく

影送り透けて遠のく僕たちの眩ばゆいほどにピュアな夏の日

吹くはずのない甘い ....
君思ふわが名流るる滝つ瀬の
   はやき心をたれか止むらむ

紅の色に夏の葉かくす{ルビ山躑躅=やまつつじ}
   いでやかなしき人をぞみゆる

こころありや宵待草にあさつゆを
   ....
まぼろしか白夜の夢に君を抱く 鼓動ひととき重なりて、泣く

時を打つ鐘の音色も{ルビ夜=よ}の色も白くまどろみ繰り返す「恋」

白夜なら大地もぬくもり忘れずにいるから今宵は許しあお ....
照り焼きテロ焼きミディアムレアで死体満開満漢全席。



隣人人参みじん切り!混ぜれば解らぬハンニバル・ハンバーグ。



締め鯖みそ漬け塩焼きムニエル ....
疾走す十六の夏が跳ね上げる飛沫に眩み光に濡れて

夢よりも大事なものもきっと夢何追エバイイ遣る瀬ないまま

迷うのは間違っているからじゃない 信じたいのはたったそれだけ

傷つけるばかりの ....
スーパーでジャガイモ食べる人を思い出し一袋98円のを

帰るとはがき一席5万円よろしくとあり2千円がない

団塊の世代は目をつけられているというそんなこと言って良いのかな

なに ....
光なく音もたてずにうねりゆく野火の描く蛇さまよういのち



はねのける受け入れるだけが生でなく争うことは戦いでなく



足跡も足音も絶え他を焼かず自らを焼く火を歩みゆく ....
紺野 夏槻さんの短歌おすすめリスト(121)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
お前の胸は痛むだろうな- 鳥獲短歌9*07-7-22
花言葉Ⅳ- 石瀬琳々短歌17*07-7-20
■共同作品■楽園で抱いた星の名は・- Rin K短歌21*07-7-18
あやめも知らぬ恋の道_____■古語の宴参加作品■- Rin K短歌16*07-7-14
ぶっ壊せ、泣きたくなる時に泣け、でも人生は一度じゃない- ピッピ短歌707-7-14
真夏の記念日- たもつ短歌1207-7-13
春夏秋冬- 秋桜短歌7*07-7-11
ふじ- 秋桜短歌7*07-7-8
ごしきの短冊- Rin K短歌31*07-7-8
朝顔- 秋桜短歌7*07-7-1
白昼夢- Rin K短歌13*07-7-1
■共同作品■_絵日記- Rin K短歌16*07-6-30
童貞の夏- 北大路京 ...短歌4*07-6-29
朝(あした)- アイバ  ...短歌507-6-23
花歌_恋歌- プル式短歌5*07-6-23
京都八ツ橋- Rin K短歌35+*07-6-23
熱帯夜- Rin K短歌24*07-6-17
〜金沢小品集〜__- 服部 剛短歌12*07-6-12
しぐれた日- いまいま ...短歌7*07-6-11
パルファム- Rin K短歌32*07-6-9
雨の六首- おるふぇ短歌4+07-6-7
蜜壷- いまいま ...短歌4*07-6-5
あい- 秋桜短歌10*07-6-4
■共同作品■_カゲロウと花- Rin K短歌26*07-6-3
恋夏草(れんげそう)_______■古語の宴参加作品■- Rin K短歌28*07-5-28
白夜- Rin K短歌22*07-5-24
「_あら…かると?。_」- PULL.短歌4*07-5-20
ミセイネン_1999- Rin K短歌18*07-5-18
あえて数えず、韻もなし- 生田 稔短歌2*07-5-15
火と歩み- 木立 悟短歌1107-5-11

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