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廃屋でナイフの肌を重ね合う禁じられたあの遊びをしようよ
抱きとめた夜の重みに喘いでる君の肋骨君の肋骨
Tシャツを着替えるように毎日を無造作にいきて沢山失って
名前 ....
そんな目で見つめないでさわりたいよ歩いてきたら固まっちゃうから
フサフサな毛並みがぬいぐるみみたい脈打つカラダ君は生きてる
あのビスケットの歌みたく増えてくスキップがたどたどしくて好き ....
■「三銃士007」■
声をあげ まだ温かいリボルバー君がためならロシアンもやる
〜ダルタニアン〜
トリガーを引ききる時の痛みさえ分かたぬおまえの傷に刺すキス
....
六甲の夕映えはるか丘陵の伸びやかにして淋しきものと
こめかみの銃口我に味方せり引くも引かぬもその強さゆえ
撃鉄を起こす刹那の走馬灯 涙とともに溢るる思い
悲鳴とも歓喜の叫びとも聞こえたが俺は応える「闘え、この ....
輪切りにした世界の果てで象さんを励ますそんなお仕事です。
きみも熱くなり過ぎた太陽を舌で舐めて冷やしてみませんか?。
あの夜空を飾るには ....
街煙るしのづく雨に{ルビ慄=おのの}いて誰を待つのか片方の靴
雷鳴と{ルビ海鳴=うみなり}の距離比べては真夏に返る銀幕のウラ
秒針0で息止める荒ぶ風緩まった気がした交差点
銀の糸指に ....
聴と視を捧げた浮世の全ての事象
泣いて叫んで今日も終わる
右からか
左からかも解らない
踏み出す足の頼り無さ
愛すか殺すか二つにひとつ
人並みの希望と虚無を抱えたら ....
闇、叫び、月、銀、狼、爪の痕ほとばしる血は昴の花弁
月を噛むアカイ目眩に舞いくるう鴉揚羽の鳴り止まぬ翅音(はね)
雷(イカヅチ)の刺さる。蒼きは明星の息遣い。眠れぬ ....
銀色のマストに映るまるい月甲板上に舞う{ルビ四重奏=カルテット}
月と地の逢瀬は今宵ひとたびのカレイドスコープ闇は緋色に
紅い海ガレオン船が進んでく鞭打つ波に叫ぶ号砲
....
すぐにでも
手を離せるのにベランダの
手摺に祈るは
「わたしに意味を」
空を見て
目を閉じたあと見えたのは
月明りに透けた血潮
星島 〜タカラジマ〜
銀の帆の船は拒まぬ「可能性」ムゲンのココロ映せるものは
指で作る望遠鏡に反転のスカイオーシャンさよなら地球
広すぎる世界 ....
夏の午後、ペディキュア剥がしふと思う 君のジャケット 散歩道の冬
黒い髪、寄せるシーツの波に巻く 君との絆 二人の孤独
「エナジー×ブルー」
群青がはじきかえした陽の弱み それでも翼奪える熱射
まどろみの窓に映った海岸線 打ち寄せる青い波の憂鬱
波あらく感傷拒絶せし海よ 昨日 ....
浴衣着た
乙女の数で
気がついた
今日は
びわ湖の花火大会
続々と
打ち上がる音
聞くだけで
私カタカタ
仕事終わらず
あの日見た
打 ....
「蒼い旋律」
記憶の中から抜けて舞う譜面一枚奏でてみれは゛半音の思い出
セロを抱え閉じた目の中咲く花の絡む紫苑は夕闇の弦
放課後の音楽室でくちづけを交わ ....
奪われた約束までの昇階段 枷を片{ルビ瞳=め}に数え続ける
君の名を叫ぶ周波にふらついて砕けた硝子は星の模細工
慰めで引き剥がされた青のフェイク{ルビ鎖状=さじょう ....
「ツイン・ブルー」
エヴァー・ブルー恋に名前を付けるなら見つめあい回す地球儀の色
夏休み残りの日々を数えつつ青ばかり塗る絵日記の色
「おやす ....
「海恋し潮の遠鳴り・・・」
瑠璃の雨洗いざらしのシャツを染め忘れえぬ日の海へ誘(いざな)う
夏座敷懐かし祖母の生家にて薄き格子のかげとまどろむ
逆光に揺れる向 ....
相手との距離をいちいち測ってるそんな定規、恋にはいらねえ
半目開け寝るクセ笑顔で指摘され治らなくてもいいかと午睡
完熟のすもも真っ赤なジャムにしておまえも染まれと唇にあてる
....
心地良い風が集まるオープンカー
サザン・ビートで踏み込むペダル
ためらいを脱いだ渚の砂熱く
波音のソロに浸すつまさき
ありふれた譜面は飛沫で狂わせて ....
含まれてこその『わたし』で
一部ではなく
全てでもない
そんな存在(モノ)
真実の投影機でもあり
嘘の映写機でもある
そんな存在(モ ....
我が心食ろうてみれば塩味の目から零れてそっと檸檬を
改札を くぐれば終わりの恋だけど
振り返らないイジワルなひと
幾千の
輝きを持つ
星々よ
時代を越えて
みなを照らす
「さざなぐ海へ」
Runaku Masaki* Zakuroishi* Fujko*Rin Kazanagi
蒼低く岸辺に寄せる夜想曲(ノクターン)傷みをけして、染める ....
「赤い兵児帯」
Musako * Yui Hasuno * Runaku Masaki* kaz * Issey Azusa * Rin Kazanagi
夏祭り心そ ....
展示した
硝子細工じゃあるまいし
愛づよりむしろ
破戒されたし
お座なりの
日和見言葉はもう飽きた
そろそろ本気で
噛付いといでな
挑発に乗らぬ男はつまらない
....
標識は海それだけを手がかりにギアはトップで{ルビ夏風疾走=サマーラナウェイ}
かざなぎでアクアスカイに叫ぶとき見えていたんだ白きクラック
無人駅いつから来ない夢列車ココナツの浜 ....
坂道と 空の狭間に 滲み湧く 誰そ彼影に 未練が霞む
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