夏が浮いている
ぷかぷかと気持ちよさそうに
今の季節を楽しんでいる
どこまで行くのだろう

夏が泳いでいる
ちゃぷちゃぷと気持ちよさそうに
今の季節を喜んでいる
いつまでいるのだろう
 ....
空気で身体を洗って
空を仰いで
膨大な宇宙に
飛んでいく




あのころの
空は
青く澄んでいて

忘れられない横顔
長い睫毛が
煌めいていた

そのすべてが愛しくて ....
冷たい月までのデート
ゆっくりしてたけど
ラインは真っ暗だよ

道標が真っ赤になればいい?
逃げたいのね
始まりでしょうに

黒い夜の中を
乗り越えてあげる

通り雨が過 ....
 世界は止まっているんじゃないかと思う ラジオをつけてみる よかった 世界は動いている
 灯りは消灯だけだ ブルーメタルのMDコンポに浮かんでいるデジタル文字が網膜に焼き付く
 世界はラジオを通し ....
そよ かぜ
いらいら ゆらゆら 
かぜ

かな しみ
よごれて いたんで
あめ

 ―あめ

一本松でみたよな
景色を
ここでもなぜか見える気がするよ

一本松でみたような ....
 君に言葉を送ろう
 「そら」
 夜なら星空で昼なら青空
 曇り空に雨空
 名前豊かな雲付きの空を語るのか
 独創的ならソラマメでも
 いうのかな

 詩人なら調理をはじめる
  ....
{ルビ静寂=しじま}からもの憂き雨が貫けど
  破れる夢もない熱帯夜



曼珠沙華かさなる闇に{ルビ咲乱=さくらん}す
  狂おしいまま抱く情に似て



熱き夜に悶える ....
  心は、

 どこまでも果てしなく
       自由気侭で )))


ふと想えば、
 ハイドパーク。

 今しも水晶宮にて

僕は彼<L>と話している

つまり地球環境 ....
あの時と変わらない
今日の空に
ラムネ瓶をかざしてみたら
緑色にぼやけた小さな粒を見つけた
 
 

 
 
暑くて眠れない夜に
夜中電話をした窓越しで
僕ら同じ星を見てるんだ ....
出そうで出ないことばが
なにやら大切なものでありそうで
咽の奥に指を入れて
掻き回してみた


あー

あー

発声練習
マイクチェック

んがくっく
けろっぱけろっぱ ....
あたしの心を

四角く切り取って

その風通しの悪い窓から

誰か

本心を覗いてよ
換気扇が、軋んだ音を降らす。
両親たちが、長い臨床実験をへて、
飼い育てた文明という虫が、頭の芯を食い破るようで、
痛みにふるえる。
今夜も、汚れた手の切れ端を、掬ってきた、
うつろな眼で、 ....
曇った空に手をかざす

指の上をアブラムシが伝い歩いてる

ちいさな六本の足を動かし

三十何度かのからだ指の上歩く

人差し指の先のほう

小指の付け根

指と指の隙間

 ....
あぢー

暑いよぉ

あぁ 暑い
あちー
あぢー

なんやねん
この暑さは

クーラー欲しい
クーラー欲しぃ

クーラークーラー
クーラー クラクラ
クラクラ クーラー ....
こんな
晴れすぎているから
隠されてしかるべき一つの
ほんのちいさなことさえも
道路のうえ
黒すぎる影のせいで
焼けて
見つけられてしまう

かつて
日焼けしない手で
ただ赤くな ....
闘争本能が叫びだす夜
僕達は道端に捨てられた大きなタンスに逃げ込んだ
しばしの雨宿り
落とした鍵が車に轢かれて潰れている

仲間達は今夜家出の計画を立てないままに
今にも遠くに行ってしまい ....
ふと日常の糸がプツンと切れた
何もしたくない
頭の中と心の中では
この言葉しかなかった
そろそろ出勤しなくてはならない時間だが
立ち上がるのも面倒だ

決めた
今日一日は怠惰な生活を送 ....
爪先がそっと
水鏡を優しく犯して
小さな波紋たちが
ちゃぷちゃぷと揺れている
 
指の腹でなぞった
かたつむりの足跡は
今はもう
乾いてしまった
 
 
抜けるような空は
白と ....
太るから虫歯になるからと

チョコレートを食べ残す子供もいれば

チョコレートの味も存在も知らないで

一日中カカオを摘み続けている

子供の奴隷もいるんだ

命の重さは平等でも

環境は平等じゃな ....
ちいさな木の葉が浮かんでる
水の流れは冷たくて 透き通るように澄んでる

白い手が泳ぐように招いた
わらうように白いきれいな歯並びがのぞいた
その一瞬で まるで おとぎばなしのように恋した
 ....
 井戸の底から君に呼びかける 森の近くに掘られた深い井戸 井戸って一見必要の無い所にあったりする きっと旅人の為に作られたものだろう 今はもう枯れている
 僕は考え事をしたりする時にここへ降りてじっ ....
海の隙間から寝間着の紳士が上陸する
レディファーストを欠かさない紳士は
すでに同伴の淑女を裸にして太陽にさらしている
用意周到に船で密輸された薬品のことを知っているので
紳士は安心して夜を待つ ....
羽目板一枚下の地獄
木の葉
非情な無限

切り立つ半円
静寂
隔てられた世界

澄んだ音色
愛しき(かなしき)怪物
誘われる

因襲の檻
人の心
縒り合わされた絆

 ....
今からずっと未来に
ある子どもとおばあさんが会話していました

「ねえ、おばあちゃん、何かお話してよ」
「う〜ん、じゃあ、昔話を聞かせてあげましょう」
「むかしばなしってな〜に?」
「お前 ....
  ヘンリー 私の膝の上でお眠り
  窓辺に当たる雨の音を聞きながら
  
  時々は 可愛い耳をぴくんとさせて
  解った振りをしてくれれば いい

  ひとり言を 話すから

 ....
陽射しを包み込んで
柔らかい手をした
風が
頬を撫でる

気持のよいそよ風

抱きしめてあげたい
その温もりを感じて

応えてあげたい
その優しさに感謝して


風は黙って ....
銀色に輝く
紋白蝶の魔法の粉
きらきら

どれほど集めれば
自由に羽搏けるといふのでせうか
あをいそら

一枚二枚
母の髪を梳くやうに
幼い私
蝶の翅をもぎ取る ....
窓ガラスに映る
鏡合わせの
パラレル・ワールドは
 
ありふれた物語を綴る
三流の映画を気取って
にやりと
笑みを、浮かべている
 
 
雨が降っている
 (陽が照っている)
 ....
変わっていく君が怖くて

ボクは逃げた


置いてかれる僕が醜くて

キミは笑った



ぼくはね、何も変わらない
不自然な自然体


卒業、あれから
もうすぐ
はっぱがね 雨でぴてぴて おちてきて
どうろに ぺたり
はりついた

きをつけの しせいで伏せる はっぱたち
もう帰れん もう
親の木に

風吹いて とばされてても
おぼえてる おぼ ....
Porterさんのおすすめリスト(729)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夏が呼んでいる- ぽえむ君自由詩13*07-6-17
初恋- 小原あき自由詩18*07-6-17
変換- 優飛自由詩12*07-6-17
思い出す- はじめ自由詩907-6-17
一本松- 蔦谷たつ ...自由詩1107-6-17
そら__、そら- doon自由詩207-6-17
熱帯夜- Rin K短歌24*07-6-17
歴史と未来- atsuchan69自由詩9*07-6-17
ラムネ瓶- 倉持 雛自由詩1507-6-17
もやもやのつっかえ〜就寝寸前に降って来る意外性のある角度につ ...- おるふぇ自由詩507-6-17
誰か- 衿野果歩自由詩307-6-16
あまのがわ- 前田ふむ ...自由詩34*07-6-16
アブラムシ- 水町綜助自由詩12*07-6-16
レーボー・ザ・レインボー- 北大路京 ...自由詩17*07-6-16
小石- 水町綜助自由詩16*07-6-16
少年とナイフ- 虹村 凌自由詩7*07-6-16
怠惰を努力する- ぽえむ君自由詩10*07-6-16
真夏日- 山中 烏 ...自由詩14*07-6-16
チョコレート- a/t携帯写真+ ...607-6-16
水辺のほとりで- いすず自由詩6*07-6-16
日常- はじめ散文(批評 ...6*07-6-16
仮面- 小川 葉自由詩4*07-6-16
セイレェン- 月焦狼自由詩207-6-15
ずっと未来の話- ぽえむ君自由詩6*07-6-15
輪廻の雨- 千月 話 ...自由詩24*07-6-15
優しい風- 乱太郎自由詩17*07-6-15
搾取- 朝原 凪 ...自由詩8*07-6-15
パラレル- 山中 烏 ...自由詩7*07-6-15
・卒業、あれから・- はち自由詩607-6-15
おちばのきもち- 唐草フウ自由詩13*07-6-15

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