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しゃらり
さらさら
銀の音

空があまりにも青くて
ぼくは眼を閉じて
その音がメロディになるのを待っています

湖も凍り
白銀の地平を観てみたいのです

しゃらり
さらさら
 ....
ぼくは雨になれるのかな
晴れになれるのかな
曇りになれるのかな

花を咲かすことができるのかな
実を結ぶことができるのかな

部屋の隅に蹲り
未来予想図をなぞってみた
時計の秒針がコ ....
愛の終わりに時計がカチカチと鳴る
珈琲を流し込み
何と言ったら良いのか
白けた時間が過ぎてゆく

何時切り出したらいいのか迷うっていたら
彼女の方から切り出してきた

もう終わりです
 ....
生きていることが不思議だ
三週間なにも食べていなかった
夜がとても長くて
眠れない夜が続いた

明後日はようやく入院できる
多分お粥に海苔の佃煮で生き永らえるだろう
セブンのチーズリング ....
銀河の果てに
ぼくらは此処に生まれ
何処に往くのだろう

いま納豆ご飯を食べている妻は
ぼくがどんな事を思っているか
想像できないらしい

永遠の嘘を吐いて
ごめんね

ぼくはや ....
空から金粉のような
雨が降る

ぼくはバッハの黄金曲を聴きながら
明日をそっと待ち
ようやく落ち着いた胸を撫でて
今夜を過ごしている

冷たい渓を遡り
透明な魚を釣りたい

琥珀 ....
ボロボロになった身体を引きずりながら
ぼくはどの方角へ向かうのだろう
食べられなくて
何も食べられなくて
週末には点滴が待っている

楽しみなのは大相撲中継だけで
週末の入院を待っている ....
言の葉を意味も無く
黙々と繋いでゆく作業は辛い
肩を落とし
改札口を出るとほどなく家は近い

商店街を彷徨いながら
肉屋の前に佇み
揚げられるかたまりを眺めた
一個100円のコロッケを ....
友よ
寂しい時は
お前の声を聴くに限る
お前の命の発露を聴くと
命の燈火がそっと燃え上がる
俺は大丈夫だから
お前はお前の大切なことを片付けて欲しい

運命の中で
お前と出逢った
 ....
どうしても生きなければいけない
光と陰のなかで

どうしても
どうしても

楽に生きなくてはならないのだ
生きていれば
七味を沢山振りかけた
たぬきうどんが食べられる

こっくり ....
おも舵イッパーイ!
帆を揚げろ!
波高し
ヨ―ソロー

樽を開けラムを飲め
飲み食い歌え
お前たちの目指すのはエルドラドだ

サルガッソーを越えて往け
溢れる黄金を手にしろ!
怖 ....
遺骨の暖かさに涙一滴 救急車のあとをチャルメラが追いかける 一滴の滴が山に落ちて
やがて渓を渡り
大海に流れ落ちてゆく

透明な魚たちの飛翔にまなこを落とし
明日を占い
龍脳の墨を摺り
静かに筆を走らせ過去をなぞる

今年も若葉は季節を知り
 ....
静かな部屋で
茶をたて
一輪の椿を散らし
伽羅を聴く
刹那の想いと三千世界を閉じ込めるように
鋼鉄の肩甲骨は今も健在だ
貯めてきたきたものは一気に吐いて
シンプルになりたいと思う
物量が部屋を充満して
身動きも出来ない
冷凍庫も満載で
どうにもこうにも

ただ妻のレモンが作るロ ....
人々はカツ丼を食い
もくもくと働く
此処は鉄鋼の街

とにかくオレンジ色に溶けた鉄を
何とかしなければならないので
大盛の食事を食い続けなければならないのだ

生姜焼き定食でも
カレ ....
この骨格を焼いてくれるな

使い慣れた体なのだから
大体の様子はわかっている

柔らかな肉に閉じ込められた結晶を埋めないで欲しい

おれの血管とホクロを知り尽くしたおまえだけが知っている ....
事業管理者としてデスクを構える姿はぼくの影

朝のチャイムが鳴るとスーパーの袋に詰め込んだふりかけをぶら下げ
脳汁を垂らしながら
亡者たちと列をなし
鈍色の光に照らされた回廊に並んで
プラ ....
大きな水槽を買った
その中に飼う魚が問題で
タナゴを飼うのか
金魚を飼うかが問題で

タナゴを飼ったら静かな虹色を楽しめるし
金魚を飼ったならゆっくりとした時を過ごせるだろう

タナゴ ....
夕食を採り
ぼくは二時間ほど浅い眠りに沈んだ
眼が覚めるとすでに妻は眠りに就いていた

割れた中指の爪先が気になって
パチリ パチリと
爪切りを使う
独りの時間

消えかけた夢を少し ....
砂漠を歩き続けながら
一輪の花を見つけたのは
千里を歩いた頃だった
水を飲みたくて
飲みたくて
彷徨ったあの頃

ぼくは渇きとともに
飢えていた

一輪の花をさがすために

酒 ....
亡くした夢をかなえてくれた
娘の頬を撫で
一滴の涙を流した

義理で並んだ葬列は
わたしにとって意味も無い

ただ
少しの救いは一曲の短いパヴァ―ヌだった
セブンのおにぎりとおでんに焼肉弁当
食べることが不可能な粘土の食感
大好きなポタージュ吐く
最後には せめての梅昆布茶
食べられないから竹鶴あおる真夜中
明日から健康の一歩が始まるだろう
2Bの鉛筆を走らせて
刹那に頬笑む君の横顔を滑らせて
想いでの湘南海岸を語るいま

明日はしばしの別れ
必ず戻る
ぼくはきっと千の文字を書く
味噌選ぶ旅に妻誘う

懐かしい京漬物

鮭茶漬けは天下逸品

昆布と鰹節があればそれで済む

鱈ちり食べたし喉細く

ぷりぷりのワカメ味噌汁

里芋煮詰める母の味

ニンニ ....
何時かまた
サッポロ一番
くつくつと
モヤシバターの
味噌ラーメン

なんだかな
昔は美味かった
チャルメラが
どうでも駄目で
トイレに流す

お湯を入れ
三分待てば
食べ ....
十日以上食べられなくなって
明日から入院
多分2カ月くらいは仕事もお休みだろう
しばらくは様子をみるため監禁される
自殺願望も攻撃意識も無いのに
せめてパソコンでも持ち込みたいのに
スマホ ....
キンピラは
豚バラに
甘い砂糖と
濃いめの醤油

オムレツに
隠したベーコン
パリパリと
朝のニュースに
妻と語らう

コトコトと
煮詰める
ビーフシチュー
デミグラスソー ....
スーパーで
里芋 大根 葱 人参 牛蒡 コンニャク 油揚げをカゴに入れ
最後は豚バラを見定めて
鰹節と煮干しの出汁煮込み
信州味噌を溶き
妻に捧げる一椀の思い

のどを通らないのはしょう ....
吉岡ペペロさんのレタスさんおすすめリスト(103)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
銀世界- レタス自由詩916-11-29
明日- レタス自由詩916-11-27
おしまい- レタス自由詩316-7-22
明日へ- レタス自由詩216-7-22
水の星に生まれて- レタス自由詩216-7-20
夜の想い- レタス自由詩316-7-20
時計- レタス自由詩616-7-19
帰路- レタス自由詩716-7-17
友よ- レタス自由詩216-7-16
たぬきのしっぽ- レタス自由詩216-7-16
黄金郷- レタス自由詩316-7-10
- レタス俳句1+16-5-4
ラーメン食わせろ- レタス俳句1+16-5-4
珠玉- レタス自由詩3+16-5-4
手のひらの黒織部- レタス自由詩5+16-5-4
龍の食卓- レタス自由詩3+*16-5-3
製鉄所- レタス自由詩13+16-5-2
ナルシス- レタス自由詩316-4-17
B1病棟- レタス自由詩216-4-16
面倒なこと- レタス自由詩216-4-16
浅い眠り- レタス自由詩216-4-15
お茶の水界隈で- レタス自由詩216-4-12
パヴァ―ヌ- レタス自由詩116-4-12
どうしても- レタス俳句2+*16-1-16
素描- レタス自由詩4*16-1-16
夢の食夢- レタス俳句116-1-15
明星頑張れ!- レタス短歌116-1-15
閉鎖病棟- レタス自由詩4*16-1-15
私のレシピ- レタス短歌216-1-14
豚汁- レタス自由詩316-1-14

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