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古い記憶を呼び覚まし

懐かしさにかられて思考が浮遊する

輝いていたあの頃

怖いものが何もなかった

未来は希望に輝いていた



飛ぶことを ....
こころよ風になれ

舞い上がり上空にて雲になれ

わたしという肉体を捨て

今という現実を捨て

浮遊する気体になれ



そうして

ただふわふわと夢を見続けよう

 ....
今は迷子

ここで迷子

あなたの隣で迷子



なんだろう

なにかしら

なぜなの



わからないけど

見えない

暗闇なんかじゃないはず

あ ....
地底のマグマを噴出し

地形を変え続けるガイア

低いところに水を蓄え

緑を育てるガイア



あなたのぬくもりに包まれて

無数の命が育まれる

何もみかえりを返せな ....
覚めることのない夢の中

彷徨い続けてる

現実に目を瞑り

見ない

聞かない

知らないふり



華やいだ街は

今年もまたジングルベルの季節

キラキラと ....
明るい場所を歩くのが慣れてないから

なるべく端に寄って歩いた

足元のライトが眩しくて

ちょと照れながら歩いた



煌びやかな街は

人の通りも多くて

孤独に浸っ ....
夢の中を彷徨っていた

泳げないはずの海の中

魚になって泳ぎ回る

深い深い海の底に

大切なものを落としたから



必ず見つけなければと

こころが焦る

もぐ ....
それと気づかせないくらい

ひそやかに雨が降る

フロントガラスに微かな水滴

ワイパーもいらないくらいに



夕暮れ時の街は

帰りを急ぐ車がせわしなく

まぶしいヘ ....
空に白い爪あとひとつ
段々と色を変えてゆく空に
段々と浮き立ってくる
細くて白い爪あとひとつ


薄暮れてゆく空の下では
灯りをつけはじめた街
行き交う車のヘッドライト
テールラン ....
ためいきで綴る日記のかたすみに
月明かりが影を落とす

灯りの輪の中には入れない
淋しがり屋の文字だけが
影をつたって降りてくる

ほら木の上ではアホウドリが
孤独なものだけへのレクイ ....
電車の窓から覗く夜の街は
何もかもを包み込んでくれるかのように
やさしくて

胸に渦巻く醜い想い
帰りたくない
まだ
このままでは

自然な笑顔を忘れてしまった
あんなに浮かれてい ....
あなたと私の間には
細い細いくもの糸
風が吹いただけでも切れてしまう
いつでも
ゆらりゆうらり揺れている

ああ
お願いだから側を通らないで
揺れが大きくなってしまう

朝日を受け ....
いつからだろう
寂しいと言えなくなった

そっと隠れて溜息をつき
全てを覆い隠してしまう
そんな技を
覚えたくなんかなかった

大丈夫よって笑顔
幸せだよって笑顔

これが仮面と ....
あなたの上げた腕を見る
あなたの下げた足を見る

そんなところから言葉など
出てきやしないのはわかっているのに

おやすみの前に
お約束の
「愛してるよ」
キッスは軽く小鳥のように
 ....
夢を
夢を見たから
夢の中で楽しい時間を過ごしたから
戻ってきたくなくて
現実へ

やみくもに徘徊する
無限に等しいネットの海を
言葉を探す
誰かを探す
何かを探す

特別何か ....
信号待ちの車の中
ふと目をやれば飛行機雲
白い線をまっすぐ引いて伸びていく
追いかけたい衝動

あの先には何があるだろうか
見たい
知りたい
行ってみたい

ここではないどこか
 ....
蜃気楼の街が消えていく
あんなにはっきりと浮かび上がっているのに
静かに静かに消えていく
まるで霧が晴れるように

夢を見ているのかもしれないと
君が言った
消え入るような小さな声で
 ....
眠りから覚めたばかりの目で
カーテン越しの空を見つめる
青空も
太陽も
何だか他人の顔で

戦線離脱したあの日から
自分の未来は
カーテン越しの光のようだと
溜息ひとつ
煙草の煙く ....
夜の街を回送電車が走る
まぶしいほどの明かりを点けて
中には誰も乗っていない
中には誰も乗っていない

遮断機の内側を
回送電車が走り抜ける
ごうごうと音をたてて
中には誰も乗っていな ....
胸の中でとぐろを巻くのは黒い蛇

ぶすぶすといやな煙を吐くのは腸

どちらもくねくねとのたうちまわる



美しいもの輝くもの

空へと憧れるこころとうらはらに

確かにそ ....
朝日が昇る
あたりまえのような顔をして
しかし
この胸に広がる喜びはなんだろう

日付が変わっただけなのに
普通に昨日の続きなのに

カレンダーが新しくなる
新年という
新しい一歩 ....
服部 剛さんの椎名さんおすすめリスト(21)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
「_今_」- 椎名自由詩206-11-12
「_空よ_」- 椎名自由詩405-10-14
「_迷子_」- 椎名自由詩2*05-7-16
「_小さき者のおもひ_」- 椎名自由詩204-11-28
「_浮かれ始めた街で_」- 椎名自由詩104-11-19
「_ここにいる_」- 椎名自由詩1*04-11-8
「_探し物_」- 椎名自由詩204-10-23
「_帰り道_」- 椎名自由詩3*04-9-9
「_空にかかる爪あと_」- 椎名自由詩2*04-8-19
「_レクイエムに誘われて_」- 椎名自由詩304-7-29
「_迷い道_」- 椎名自由詩204-7-20
「_質問_3_」- 椎名自由詩3*04-7-12
「_質問_2_」- 椎名自由詩3*04-7-5
「_捜索_」- 椎名自由詩1*04-6-29
「_午睡から覚めて_」- 椎名自由詩104-6-24
「_ここではないどこか_」- 椎名自由詩204-6-9
「_不確かな今_」- 椎名自由詩3*04-5-28
「_目覚めのひととき_」- 椎名自由詩2*04-3-16
「_踏切にて_」- 椎名自由詩304-3-12
「_くねくねと_」- 椎名自由詩3*04-1-21
「_夜明け_」- 椎名自由詩3*04-1-20

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