雪も降らないまま年が明けて
アパートの隣人は帰省したまま
窓の下のちょっとした幹線を
行き過ぎる車もまだ少ない
そんな夕暮れ時、あなたからの電話

あなたはもう恋なんてしない人
ずっとそ ....
スライムお前は
ぐにゃりとしてて
すねているようにも見える

ドロドロとあふれ出そうで
あふれ出ないもどかしさ
固まったまま じっとする
ああ憎たらしい
ああ憎たらしい

ワゴ ....
長い人生とゆう旅路の中で

人は様々な生きようを遂げる

悲しみは雪のように降り積もるけど

喜びは長くは続かない

楽しみも同じで

苦しさは長続きするけれど

 ....
空を切る指を
あたしは掴まずちょっと舐めて
堕ちてゆくのを只見てた
丁度太陽が沈んでゆくみたいに


爪にのせた艶やかなピンクベージュ
貴方に捧げるレクイエムになればいいな
足首に飾っ ....
強制終了しようとしたら
フリーズしてしまった

8年前からずっと
宙で止まったまま

地面にさえ
たどり着けない
僕がどん底で苦しんでいた時
ある友達が頑張れって言ってくれた
僕はありがとうと応えた
おかげで乗り越える事が出来た

別の友達が苦しんでいた時
僕は頑張れって言ってあげた
彼は余計なお世 ....
友人からの年賀状には離婚したことが添えられていた
数年前、結婚の挨拶に来た二人
こんな美人お前にはもったいねえな、なんて
憎まれ口にもニコニコしていた二人

昨年もいろいろな人がこの世を ....
ドアをあけたら
新年はじめての
ひんやりした外気が
メントールのリップをぬった
くちびるに染みて
まだ夜も明けきらない街灯りへ
飛び出していく


銀河鉄道のように
走っていって
 ....
時々
感じていた

自分だけが
浮いている

自分だけが
取り残されている

それもまあいい

この年になって
そう思う

違っていたって
けっこう楽しい
除夜の鐘が鳴るたび夜は更け
私の手元には読みかけの本
なにも変わらずただ
静かな世界に時だけが音を刻む

目を瞑ると蘇るのは
外の木々と爽やかな風

傍に居るのが自然だった貴方の笑顔
 ....
       きのうはおおみそかでした
そしてきょうはおしょうがつになりました
     このわずかいちにちのちがいで
    テレビはおおはしゃぎしています
       あなたはどうおもい ....
2007年は、

初日の出からはじまった

空のある部分が赤らんできて

山の端が光ったと思ったら

ぐんぐんと日が昇ってきた

地球は自転してるから、

日の出と日の入りは同じ現象のはず

でも ....
今年最後の夕陽が沈んだ
いつもなら静かになるこの町も
夜になるにつれて盛りを増してくる

私は炬燵で紅白を見ながら
年越しそばを食べている
もうすぐ除夜の鐘が鳴る

今年の ....
毎年、大掃除をするたびに
部屋が窮屈になっていく
捨てるつもりでいた物が
捨てられない物に変わるから
高校時代に詩を書き溜めたノートは速攻で捨てたけど
久しく読んでいなかった本とかエロ本とか ....
黒い眼
まっすぐに見つめるとき
伸びた前髪から覗くとき

大人びた輪郭
頼もしく引き締まるとき
負け犬みたいに歪むとき

すっかり大きくなった掌
やさしさを差し出すとき
憎しみを投 ....
   覚えているのは
   君の二階
   屋根の上の雪割ウィスキー
   酒の味など分からぬまま
   笑いながら交わすグラス
   ただ柔らかい雪が
   美味しかったよな


 ....
モンシロチョウが飛んできて貴方の心を奪ったの
気が遠くなるような炎天下あの夏の日
貴方の心はよろめいたアタシは思わず叫んでた
行かないで行かないでアタシを残して行かないで

アタシはおもむろ ....
本当なら君といたい一緒に 
煎餅布団の中で
君の背中の後ろ
勝手に約束してる 
今度生まれた時の事を

みんなが知ってるつもりの
ほんとうのこと
強がってた俺が泣いてる 
みんなが帰 ....
言いたい事は特にない
だから
話す内容も特にない
だけど
なんとなく居たい
傍で一緒に
本でも読んで
珈琲でも飲んで
たまにキスして
一日一緒に
僕の部屋で
過ごしませんか?
止まれと言われても

蜜柑色の空が
呼んでるからね


右から左から
甲高い機械音

ああもう
うるさいな


もう
白線は踏まないように
進むからさ


慎重に
次の世界へ
どうすればねむれるんだ
(きみの顔をみずに)

どうすればおちつけるんだ
(きみの息がきこえずに)


どうすれば忘れられるのだ

去っていったきみを


つぎの恋がくるまで
 ....
ねえ、わたし
今日も世界はキレイだよ

ねえ、わたし
顔を上げてよ

ねえ、わたし
だれもあなたを笑ったりしないよ

ねえ、わたし
今日も世界はキレイだよ
ないよ、
とくにない
まったくない
と、いう事もないが

餓えもせず、
とりあえずは寝床もあって
飯が喰えたら 好しとしなけりゃ
テレビも見れるし、
女がいて
子どもが育って
ま ....
みずへらしのお仕事は
毎日毎日水を減らすこと
とにかくいろんなところを回りながら
どんな水も減らしてしまう

あの子が悲しくならないように
涙の粒を吸い取って
ごくりごくりと ....
とても恥ずかしいことなのだけれど
最新機種に慣れない私です

メールボックスの
「なかよし機能」なんてものに
今更ですが気づきました


嫌でも感じる初雪の冷たさに
「誰かさんは風邪 ....
あなたがその手の中に包んでいる
小さな小さな光が
私に大きな勇気をくれたから
ありがとうを伝えたいの

あなたは私の見えない物を見て
少し笑いながら手を伸ばすから
私はただ
どうしたの ....
帽子を覗くと
中には都会があった
かぶることも出来ないので
しばらく眺めることにした
頬杖なんてしたのは
いつ以来のことだろう
自分にも重さがあったのだと少し驚く
風変わりな光景があるわ ....
ソファに横たえた白い身体は
あまりにも細いので
私はキミを抱き締めたくなる
それはただキミの体温が欲しいから
私の体温を伝えたいだけの
言い訳なのですけどね

どこを見つめているのでしょ ....
唄を浴びてみた。

ケータイから流して。

シャワーのように。

目を閉じた。

頭から、どんどん濡れてって。

全身に浴びて。




唄が終わって。

体が冷えて ....
これから、闇に包まれる世界は。

あまりにも、綺麗に輝いていた。
haruさんのおすすめリスト(232)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
soul&snow- 佐野みお自由詩307-1-2
スライム- ゆうさく自由詩2*07-1-2
切符- DirectConnec ...自由詩4*07-1-2
爪のほうが大事なの- ロリータ ...自由詩407-1-2
強制終了- 043BLUE自由詩307-1-2
レンタルショルダー- 1486 106自由詩9*07-1-2
新年- たもつ自由詩29*07-1-2
あの丘へ- まほし自由詩17*07-1-2
違和感- weed & s ...携帯写真+ ...1*07-1-2
時が発つ- 茉莉香自由詩5*07-1-1
天邪鬼- 信天翁自由詩307-1-1
はつひので- 逢坂桜携帯写真+ ...12*07-1-1
晦日- 1486 106自由詩6*06-12-31
大掃除- 新守山ダ ...自由詩806-12-31
十三歳- yaka自由詩10*06-12-31
君_へ- yaka自由詩2*06-12-31
モンシロチョウ- P.B.自由詩406-12-31
伊勢丹で朝食を- 虹村 凌自由詩6*06-12-30
デート- kei99自由詩4*06-12-30
歩いて行こう- Keico携帯写真+ ...5*06-12-30
どうすれば- キゴショ ...自由詩106-12-30
ねえ?- fuchsia携帯写真+ ...406-12-30
何かひとこと- atsuchan69自由詩8*06-12-30
みずへらし- なかがわ ...自由詩11*06-12-30
今日のあたし- Keico自由詩3*06-12-30
ありがとう- プル式自由詩7*06-12-30
都会- たもつ自由詩2206-12-29
憂。キミと私- AKiHiCo自由詩506-12-29
RandomRepeat。- 狠志自由詩306-12-29
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