すべてのおすすめ
「女の人生はまるで芝居だ」と云ふ貴方
貴方は分かったように云ふけれど
命を賭けた名演技
貴方に添うその女も
科白をなぞっているだけよ

乞い買われて
飼いならすかのような錯覚 ....
月を見ながら死ぬ君は
夜明けの太陽を
むしろ恨むことだろう
君のいない明日を
やつは何かの始まりみたいに
照らし出す

君が死ぬ時間に
起きている人は
ただ眠れない夜 ....
拝啓、先生へ

私は今、とても怖いのです
あの頃の私に戻ってしまいそうで
私はとても怖いのです

あの頃の私は
今思えば悲しいくらい
いろいろな物につき動かされて
多く ....
夜、冬空の下に魂は凍る
武器を持たない戦士は
凍りついた魂を削り
剣を作る

悪魔の肉を切り裂いて
真っ黒な血が夜を濃くする
凍りついた魂は
月に照らされ
黒々と輝く ....
死んだ街で私は生まれ
死んだ街で
私は死にました

死んだ街には
たくさんの死んだ人たちが
住んでいました

死んだ人たちは
毎日毎日
仕事に行き
学校に行き  ....
何十の唇を
重ね合わせて参りました

たった一度きりの
その後に何も生まれないくちづけや
何度も何度も
歯をぶつけ合いながらしたもの

私は何十の人々と
唇を重ね合わせ ....
お風呂に浸かって
六十兆の細胞を丹念に洗いつくす
明日消えるものには別れを
新入りの細胞には洗礼を

すべての細胞を磨き終えたら
今日も一日が終わる
さよならした細胞
初 ....
時々自分がどこにいるか
見失うことないかい
きっと誰にだってあるはずさ
一度や二度や
もっと頻繁にある人だって
きっといる

存在を証明するものは
結局何か
彼女のお ....
八百の橋で連なり
水の都で西を語る
大声で
陽気な挨拶
大阪WAY

迷い道はあちら、こちら
どうぞお試しあらんことを
東には魔物が棲むという
憧れ抱く程度にしとき  ....
勇者は旅に出た
武器も無く
力も無く
仲間も無く
勇者は旅に出た

勇者はどんどん強くなった
武器を手にし
力を得
仲間を作り
勇者はどんどん強くなった

 ....
辿り着いたよ世の果てに
走りながら立ち止まりながら
疲れ切って時に歩きながらも
辿り着いたよ

世の果てはとても温かい

知らなかったよ
いつもただ付き従う
従者のよう ....
1486 106さんのなかがわひろかさんおすすめリスト(41)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
女の一生- なかがわ ...自由詩5*07-1-19
お月見日和- なかがわ ...自由詩5*07-1-17
カイライ- なかがわ ...自由詩3*07-1-13
魂を研ぐ者- なかがわ ...自由詩5*07-1-11
死んだ街で- なかがわ ...自由詩3*07-1-10
彼女の唇- なかがわ ...自由詩3*07-1-8
細胞日記- なかがわ ...自由詩8*07-1-4
アリバイ- なかがわ ...自由詩3*06-12-29
大阪WAY- なかがわ ...自由詩4*06-12-27
勇者の行く果て- なかがわ ...自由詩6*06-12-11
世の果てに- なかがわ ...自由詩4*06-11-13

Home 戻る 最新へ
1 2 
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する