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雪が敷き詰められた森で
夜通し踊る月の子

モミの精霊が
森の入口に
夢の入口を造る

光の渦の中で
夢を見る
故郷の夢を

流星が枝に落ちて
雪が踊り子に舞う

粉雪のド ....
助手席に置いたバラが
なんだか君が抱いているようで
涙が溢れてくる

車の中にたしかに君がいる
くもったガラスに
君の顔がうかぶ

泣かないでと大勢の妖精が言ってる
数えきれない色が ....
お寺の大きな瓦屋根が
揺れたと思ったら
空に飛んでいった

真っ黒な瓦が
軽々と空に舞った

庭に降りて雪を食べる
そんなに食べても
白い羽根にはならないよ

たぶん分かっている ....
はじめて星を見た時を

あなたは覚えているかしら

私は覚えているの

外国の街の灯りだと思ったの

だってあんなに遠いんだもの

遠い遠い外国だと思ったの

外国なんて意味も ....
妖精は数えている
何度あの月が
私を越えていったか

金星だって知っている
夜明けに何度あの妖精が
枕元で涙を拭いてくれたか

あの頃は愛が生まれたばかりで
毎日が輝いていたから
 ....
空を切取って
心の中に貼ってみる
鳥になりたいと思ってた

大好きな人に
いつでも逢えるように
風をたくさんポケットに詰めた

真っ赤な野バラが凍る
月あかりの中で
蝋燭のように燃 ....
教室の窓が開けられ
春の匂いの風が
冬の空気を追い出す

窓辺に並べられた
小さな鉢に小さな願いが
込められている

妖精の透けて光る
白いワンピースが踊る
音楽室からピアノが聴こ ....
襖をいくつも越えて
床の間に飾られた
ロウバイの黄色い花が
寂しい部屋に
春の匂いを浮かべる

広い部屋を背中にして
眩しい太陽を浴びながら
二羽の鳩を見る

つめたい風の中に
 ....
海に雪が降る
静かな波の上を
流れて染みこんでいく

砂金の砂時計のように
海の底に雪が降りつもる

サカナたちは
光の粒をみつめてる

冬の海の底
人魚は雪をあつめて
空を思 ....
青空が凍っていた
あの硬い空は
鳥がくちばしで突けば
割れて落ちて来ただろう

青空が凍っていた
あのクラゲのような月は
雨が降れば
泳ぎだすだろう

青空が凍っていた
あの石の ....
ツララの向こうに

丸い卵のような月がいる

ゆっくりと一滴

落ちて砕ける光

月の色と星の色

眠る花と涙の色

透明なくもりのない世界

最初に水素が生まれ

私 ....
細い枝に寒いねと言いながら
まるくなって頬をつけ合い
仲良く並んで咲いている

女の子がおはようと言って見上げる
ずいぶん大きくなったね
妖精が優しく声をかける

ちいさな頃は傘を差せ ....
一羽の鳥が
海をわたる
白梅の枝を咥えて

一つの花の
一つの種が
初めて見る森に宿る

一晩の雨が
根をつけた
風が根を強く伸ばす

白く小さく
可愛い花が
一人の魂に恋 ....
教室で指がふれただけ
あなたが渡す消しゴムが
上手く取れなかっただけ

初めての温もりが
一瞬で消えそうで
ポケットに手をしまいこんだ

夕日の差し込む長い廊下に
シクラメンの鉢が並 ....
なんて酷い人生
こんなことなら
生まれなければいいと
今日も部屋で一人泣いていた

ずっともっと昔
一人の男の子を好きになって
毎日いつか結婚すると信じてた

でもそんな夢も
高校 ....
純白の心から
真珠の花びらが
あちらこちらに落ちて
消えることのない
永遠の波紋になり
愛をくばりながら
広がっていく

愛がこぼれてしまったと
一晩中泣いてる子に
真珠の花びらが ....
私はあなたが思うほど強くないのよ
いつもあなたの後を追いかけて
走って転んで背中にしがみついてた

好きだよって可愛いねって
笑いながら言ってくれて
抱きしめてくれた

雲の上でお昼寝 ....
あなたを見送った交差点で
お揃いで編んだ手袋を
私は見つめる

あなたはもう手袋など
どこかへ置いて
私のことも忘れているかしら

青い光が
一緒に歩いた海と空を見せる

黄色い ....
枝とわずかに残る葉も

みんな白く凍りついて

星の妖精のように

光を森のすみずみまで配る

氷の木々が珊瑚のように

森の海底で静かに息をする

足跡のない雪は

砂の ....
花屋を覗いている子猫
少し曇ったウインドウを
手を伸ばして拭いてみる

拭いても見えないよ
少し開いた扉から
外に漏れてくる花の声

ステラの妖精が息を吹く
ガラスが透き通って
子 ....
日曜日の図書館で
天井まで届くような
大きな書棚で二人はすれ違う

数えきれない本から
世界中の無数の魂が
過去から未来の二人を見守る

晴れていた空が
雲を誘って雨を頼む
このま ....
満月が雲に隠れて覗いてる
でも隠し切れない光の雨が
流星のように夜空を照らす

くるくると花びらが
回転しながら降ってくる
星のため息のように静かに

雪が溶けた隙間にそっと
星の種 ....
木立の枝に
雪が綿のように眠る
隙間から光がいくつも流れ
見上げる瞳に丸い虹がうかぶ

遠い宇宙に
星が生まれたよと
アネモネの妖精が教える
星の産声が聞こえたよと

遠い時間の
 ....
雪で埋め尽くされた森の
ずっと下から音が聞こえる
小さいけれど
響くような音が

野ウサギが立ち止まり
長い耳を立てて左右に振る

深いオークの森が
どこまでも神聖な
空気を漂わせ ....
妖精と二人
青空の下を歩いてる

真っ白な田んぼが
どこまでも広がる

カラスがこっちを見てる
妖精が手を振る

耳元でささやき
肩に立って髪を編み
気まぐれに歌う

ポケッ ....
長い間ずっと
君は何を思っていただろう
僕は何もしていないから

長く果てしなく長く感じる
僕は君の愛に応えていないから
どんなに愛してもとどかない

なんと小さい人間だろう
一緒に ....
コーレアの妖精が
冬の夜にランプを灯して
寂しい心を探して
飛んでいる

暖かな色で
そっと寄り添って
想い出を探してる
恋の色を探してる

赤くふくらんだ
ワンピースから見える ....
誰かが呼んでいる
小さい声だけど
はっきりと
胸の奥まで聞こえる

真っ白な花びらと
太陽のように黄色い花芯
薄暗く冷たい歩道に
温もりがとどく

花屋の前を通るたびに
僕は花の ....
私は遠い遥か昔に
地中海を見下ろす
小高い丘で生まれた

満月が造った
白い光の絨毯の上
妖精が集まって
歌を風にのせてた

白い丘で私は生まれ
ナルシサスと呼ばれていた
ギリシ ....
やわらかな

透き通るような

赤い花のランプ

花はみな下を向いて

どんな小さな虫にも

優しく灯りをともす

冬の黄昏が海にしずみ

星が秒針のように

一歩ずつ ....
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タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
月の子- 丘白月自由詩320-3-18
星祭り- 丘白月自由詩220-3-18
カラス- 丘白月自由詩220-3-18
星の街- 丘白月自由詩120-3-17
冬の散歩- 丘白月自由詩120-3-17
冬の幻想- 丘白月自由詩120-3-17
クロッカスの妖精- 丘白月自由詩220-3-16
平安時代- 丘白月自由詩120-3-16
冬の海- 丘白月自由詩120-3-16
冬の青空- 丘白月自由詩120-3-15
夢をみていた- 丘白月自由詩120-3-15
木瓜の妖精- 丘白月自由詩120-3-15
梅の妖精- 丘白月自由詩120-3-14
シクラメンの妖精- 丘白月自由詩120-3-14
花びらの上の記憶- 丘白月自由詩120-3-14
マーガレットの妖精- 丘白月自由詩120-3-13
お昼寝- 丘白月自由詩120-3-13
冬の交差点で- 丘白月自由詩120-3-13
珊瑚の森- 丘白月自由詩120-3-12
ステラの妖精- 丘白月自由詩120-3-12
輪廻転生- 丘白月自由詩120-3-12
サザンクロスの妖精- 丘白月自由詩120-3-11
アネモネの妖精- 丘白月自由詩120-3-11
白い森- 丘白月自由詩220-3-11
妖精と散歩- 丘白月自由詩120-3-10
冬の流星- 丘白月自由詩2*20-3-10
冬の妖精- 丘白月自由詩2*20-3-10
ノースポールの妖精- 丘白月自由詩120-3-9
スイセンの妖精- 丘白月自由詩120-3-9
エンゼルランプの妖精- 丘白月自由詩120-3-9

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