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夕暮れ時わたしは足元が見えなくなるまで歩いた
足元が見えなくなると笑いながら歌った
お腹が空いて寂しくなったので
知らないガチョウを食べた
笑いながら
人と別れて
生垣に吐いた
犬みたいに土を
被せようとしたけど
そのとき夜が落っこちてきて
もう子供じゃないから
無心にがんばるなんて
できない
ピアノも
何時間弾いたって
大して上手くならないことを
知ってしまったから
弾かない
誰かを
愛すれば愛するほど
虚しくなるか ....
自分しかポイントを入れていない詩について感想を書いていくというこの試み・・・。もしかしたら、他の人にとっては面白くないのかも。と思いつつ、まだまだあるので続きを書きたいと思います。きっとすくないだろう .... 恋をすると毎日が楽しいだなんて嘘
充実するなんて嘘
人に優しくなれるなんて嘘
肌のツヤが良くなるなんて嘘
とにかく全部嘘
恋をすると
何もかもが色褪せて見える
世界はなんてつまらないんだ ....
黒頭巾ちゃんは、おおかみにばりばりと食べられた後、おおかみの内側からはらわたを噛み千切り、ぬめぬめとした何枚もの膜をカッターナイフで切り分け、血まみれになりながら脱出しました。
そして何事もなかった ....
どこにでもある
暗く深い裂け目

ふと街を歩いているときに
入り込んでしまった細い路地
何回往復しても
出られない

ああ、裂け目だ

しゃがみこんで
目をつぶる
目をつぶって ....
「奥さん」
と呼ばれて振り向いた
そこにはオウムがいた
オウムはオウムスタンドに
鎖で繋がれて
にこにこ笑っている
「なあに」
とわたしは答える
オウムは首をかしげ
「こんにちは」
 ....
「なかったことにしよう」
と言われて
黙って頷いた
そうかぁなかったことかぁと
帰り道電車の中
何度も何度も考えた
とても疲れていたので
座りたかったけど
井の頭線は混んでいて
つり ....
欲しいものがなくなって
安心していたはずだった
欲しいものがあるのは苦しいから
手に入らないものは何もかも
あきらめた
はずだった
それなのに

欲しいものができた
それは秘密だ
もともと何もないところへ
いれものを置いても
いれるものはないので
からっぽのまま
でもせめていれものを置こうと
必死に壁を破り
ドアをこじ開け
トンネルを掘る
そこになにかがあるのだ ....
夜中にふと
トイレに行きたくなる
でも起きられない
ほんとはまだわたしは眠ってる
暗闇のなか

いろんなことを思い出す
並列した思い出たち
クリックしたらすぐ次のページに行くよ
かな ....
カチャ
と音がして
鍵が開いた
開けちゃった
バカだね
バカです
だからなに
タバコの煙もくもく
さっぱり前が見えないよ
見えない
ひたすら
笑いっぱなし
中空の部屋へは
登り方を忘れると
登れなくなる
わたしはしばらくの間
忘れていたけど
最近ふと思い出した
わたしは中空の部屋のドアの前で
躊躇する
中に入ってしまったら
二度と戻れな ....
14歳の冬
生理が1ヶ月近く
止まらなかったことがあった
わたしは学校で倒れ
保健室に運ばれた
どうしたのと先生に
やさしく聞かれても
上手く話せない
自分でもわからない
母親に病院 ....
留学生のアントワーヌは
フランス人だけど英語も話す
でもわたしはどっちもあやふやで
アントワーヌの言おうとしていることが
いまいちよくわからない

アントワーヌはおしゃれで
見慣れない色 ....
ぐるぐる回る
思考を止めて
自分を殺す
冷たい水が
ぬるま湯になり
手を沈め
足を沈め
最後に頭が沈んでいく
ごぼごぼごぼごぼ
何もない場所へ
落ちる
黄色い線までお下がりください
下がってますよはいはい
車掌さんいつもありがとう
風の強い夜
電車は黄金色に煌々と輝き
静かにわたしの前に滑り込む
ドアが開く

乗らないでいると
後ろ ....
ゆきちゃんを迎えに行くと
金木犀の香り
静かなおうちの中には
病気のおばあちゃん
少し日当たりの悪いお庭に咲く
石蕗や

藤袴

「お勉強するから遊べないの」
そういって、優しく ....
わたしは誰でもなく
なんとでも呼ばれる
身近な人には
名前で呼ばれ
子供には
ママと呼ばれ
昔の知り合いには
旧姓で呼ばれ
離婚したことがあるので
そっちの名前で呼ばれ
再婚したの ....
夢で見る弟を追いかけてしまう

弟は時折現れる
でも触れることはできない

わたしがピアノとフルートの伴奏で
歌を歌った夜
弟は会場の一番後ろの席に座り
わたしを見ていた

「弟だ ....
裏返る感じがして
げぼっと吐いた
ごめんなさいごめんさないと
つぶやいてみたけど
ほんとは誰もいなかった
いないのはわかっていて
わたしは必死で謝る
ごめんなさいこんなことしてごめんなさ ....
わるいゆめを何度も見たい
何度も
何度でも
口から血を吐き
股間から血を吹き
血じゃないものも吹き
わたしは裏返る
そんな
わるいゆめ


わたしは
わるいゆめが好き
それ ....
大事だったはずのいろんなものが
どうでもよくなる
スイッチ

普段は見えない
あることさえも
感じない

でもそれが見える瞬間があって
それは
大抵
一回につき
何時間か続く
 ....
4歳のこどもを
正面から抱っこすると
つい4年ほど前には
お腹の中にいたことなど
信じられないほど大きい

わたしたちひとつだったはずなのに
分裂したね
さびしいけどもう元には戻れない ....
ずっとここに住んでいる
ここがどこなのか
わたしにはよくわからないけれど
アル日
ここに
白い服を着た
顔のない誰かが
わたしを連れてきてくれた
わたしの手を引いて

それからずっ ....
わたしは家族に会いたいなと思って
晴れた日曜日におでかけしました

家族はどんな人だろう
わたしを愛してくれるかな
晴れた日曜日の道はゆらゆら揺れる

ポストは赤い
空は青い
犬はわ ....
暑いので
昼食のあと横になったら
二時間も寝てしまった

どこにいるかわからなかった
イモリの夢を見ていた

二匹のイモリの夢
漢字の
「小」って
お母さんが真ん中に寝て
子供が両脇に寝てる様子に
似てるね

まいばん
そうやって
寝ています
ごめんなさい

あなたは、
夕方になったのに、
まだシャッターを降ろしていなかったの
ですね

わたしのシャッターは
とっくに降りていて、
だから、

まだシャッターを
降ろし ....
アンテさんのチアーヌさんおすすめリスト(83)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
知らないガチョウ- チアーヌ自由詩5*05-6-7
落下- チアーヌ自由詩705-3-17
生命の木- チアーヌ自由詩1005-3-4
わたしの感想_4- チアーヌ散文(批評 ...605-2-17
恋をすると毎日が楽しいだなんて嘘- チアーヌ自由詩705-2-10
黒頭巾ちゃん- チアーヌ散文(批評 ...1005-2-7
どこにでもある- チアーヌ自由詩405-1-26
オウム- チアーヌ自由詩805-1-15
なかったこと- チアーヌ自由詩1304-12-21
秘密- チアーヌ自由詩604-12-20
からっぽ- チアーヌ自由詩804-12-5
レム睡眠- チアーヌ自由詩1604-12-3
- チアーヌ自由詩704-11-26
中空の部屋- チアーヌ自由詩704-11-22
子宮の大きさ- チアーヌ自由詩5104-11-15
新しい部屋- チアーヌ自由詩804-11-6
一日の終わりに- チアーヌ自由詩3*04-10-11
黄色い線の内側- チアーヌ自由詩704-10-9
ゆきちゃん遊ぼう- チアーヌ自由詩404-10-5
名前- チアーヌ自由詩904-9-29
- チアーヌ自由詩604-9-14
嘔吐- チアーヌ自由詩704-8-29
わるいゆめ- チアーヌ自由詩404-8-23
スイッチ- チアーヌ自由詩404-8-10
祭りのあと- チアーヌ自由詩1704-8-9
窓のある部屋- チアーヌ自由詩904-8-6
家族に会いに- チアーヌ自由詩1004-8-4
昼寝- チアーヌ自由詩504-7-21
「小」- チアーヌ自由詩11*04-6-23
シャッター- チアーヌ自由詩404-6-15

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