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名字は歴史だ
長い歴史
遠い過去から
あなたを縛る

名前は違う
あなたの家族が
あなたに託した
最後の呪文

かおるさん

あなたを呼ぶ
タケヒコさんでも
ツヨシ君でも ....
さみしいと
寄り添うくせがあるので
いつも
ポケットにウサギ

鼻先を
ちょこんと出して
ふさふさの
耳をたたんで

私があまりにも
にこにこしてるので
人は誰でも不思議そうに ....
あなたにメールして
返事が
かえってこないから

私は
まよなかのねこだ
ひとみ
まんまる見開いて

あなたからのテレパスを
感じるためによるに立つ

もう
嫌いになったかな ....
今よりもずっとずっと前…詩を書きはじめてしばらくの頃、友人から「雑誌に投稿してみない?」って言われた。彼女はその何年か前に「詩とメルヘン」という雑誌に掲載されたことがある。掲載されたその詩にはイラスト .... 忘れたいって
あなたが言うから

そうだよねって
私は言うけど

あなたが
忘れきれないくらい
有名になれたらいい、と
私は
少しだけ思う

そうしたら
あなたは少し
後悔 ....
夜が明けると
私たちに
秋がやってきた

その意味が
私には
ようやくわかる

木々が実を宿し
さよならの準備をする
鳥たちが
それをついばむ

私たちは
あと
どれくら ....
5年生存率20%って 何?

5年後 こっち側に残れるのは
5人にひとりってことかな

あなたは
たいくつそうにテレビを眺め
時計を眺め
わたしを見ない

あとどれく ....
雷鳴って、けっこう好きかも。いやなんとなく。

自分には振り返る歴史がないんだよね。サッカーゲームの、ヒールパスのように。

ホールドしない。あんまし。
ホールドすると疲れるから。  ....
恋はね
結局
摩擦熱だと思うんだ

ことばと ことば
むねと てのひら

触れあって
熱を帯びて

たぷたぷの
バスタブで
あなたを
ちょっぴり思い出す  ....
青い地球儀を
くるくる回す
私は

地球儀にはなりたくない

てのひらで回されて
裏側にも
あっという間で

そのうち飽きられて
ただのオブジェだ

私とオセアニア
私とイ ....
強い力で空を裂き 
轟音残すジェット機と。

風に乗っていつまでも 
無音ですべるグライダー。

わたし?
自転車だよまいったか。

疲れたら休むし。
下り坂では調子 ....
ふと

背中は正中から割れて
わたしはゆるゆると
中から這い出した

新しい皮膚は
まだ少しだけ熱い

背中には
哀しい羽が生えている
わたしは約束の空へ

短さを張り合うよ ....
ヒロシマを忘れるな、と
私はうたわない

ナガサキを思い出せ、と
私はうたわない

アウシュビッツに吹いた風を
私はうたわない

東京のくらい空の波を
私はうたわない

私がう ....
あなたの胸で
私の名前が
今にも
消えそうだったから

蛍光ペンで
名前の上に
きゅっと明るい朱を入れた

それも
いつかは消えるから
名前の回りをぐるぐると
ボールペンで囲ん ....
遠い場所のあなたが
しあわせでありますように

桜を見送って
鯉のぼりを見送って
雨を待つふりで
見上げて

私がここにいること
この場所にいることを

あなたは
ずっと覚えて ....
重く湿ったセーターを
ぐずぐずとネットに干して
今日は
おしまい
          
あとはすべて
わたしの時間だ
思い出さなくてもいいことに
帰れる時間
          
 ....
コウちゃんはどうも
歌うのが苦手らしいと聞いて
ギターを抱えて
コウちゃんのところに行く


行ってはみたものの
お互い知ってる曲というものが
実はないのだ
君が代、とか
それは ....
子供らがそらを指さして騒いでる
何事かと思いぼくもそらを見る
この角度でそらを眺めるのは
ずいぶんと久しぶりだ
見慣れたビルの屋上付近は
見慣れない広告でひしめいている
そのすき間ほどのま ....
一万人にひとりの確率です

ああ
そうですか
ここは100万都市だから
年間にして100人くらい
だから
3日に一度
同じ病名の救急車は走る

一万人にひとりの確率です
そう
 ....
 押し寄せる津波
 好きの次が嫌いならいい
 息を止めて波に沈む
 やり過ごすために

 だけど体は自然に浮いて
 嫌いの次に好きが来る

 いつまでこれを繰り返す
 好きの次にはや ....
アンテさんのuminekoさんおすすめリスト(20)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
名前を呼ぶ- umineko自由詩6*15-7-19
いつもポケットにウサギ- umineko自由詩20*06-10-7
よるのねこ- umineko自由詩7*06-8-15
詩とメルヘンと私- umineko散文(批評 ...9*06-7-17
さよなら時計- umineko自由詩5*06-2-25
秋日- umineko自由詩8*05-11-24
5年生存率- umineko自由詩5*05-8-21
雷鳴- umineko未詩・独白2*05-8-16
フローラ- umineko自由詩4*05-8-8
サファイア- umineko自由詩5*05-8-5
なつそらを見上げるように- umineko自由詩6*05-8-2
蝉の記憶- umineko自由詩13*05-7-28
メロディ- umineko自由詩8*05-7-19
蛍光ペンでできること- umineko自由詩3*05-6-4
帰り道- umineko自由詩5*05-4-28
夜のソファー- umineko自由詩305-1-11
泣くつばさ- umineko自由詩604-10-3
そら- umineko自由詩1104-9-25
一万人にひとりの確率- umineko自由詩504-6-26
アトラス- umineko自由詩404-4-11

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