すべてのおすすめ
たかい
たかい
あったかい

たかい
たかい
あったかい

だれかのうでに
だきあげられて

たかい
たかい
あったかい

あれから
なんじゅうねん

たかい
た ....
 
 
桜の花びらに見えましたが
それはお墓でした
とても小さな墓石でした
とても小さな人が
入っているのだと思いました
ところどころ緑に苔むして
たしかにそれでも
桜の花びらに見え ....
こぼしちゃいけないってがまんしているきみの
その眉間のしわが好きなんです
吐息が融解していく夜の海に
降りしきる雨はひそやかな銀

さようならをうまくただしく言おう
そのためにわた ....
何そうやってさっきから
イヌコロみてぇに聞き分けねぇのさ
これは雨戸のすき間の音で
風は声なぞたてやしねぇよ
聞いてて骨が辛ぇのは
いつでもこっちの勝手さね

まったく大した晩だねぃ
 ....
夜な夜な通う男があった。
おのれとは不釣り合いな貴人であると思ったから、
娘は誰にも告げなかった。

幾山越えて川越えて
林を抜けて森抜けて
夜な夜な参る者の名を
ちちはは知らずたれ知ら ....
「馬鹿な奴は嫌いだ」と言えてしまう人が嫌いな馬鹿です。
愚鈍だと思われるのも無理ないけど侮りすぎも大概にして。
見えてる景色が違うから歩む速度も均一じゃない。
粒揃いもいいけれど、ごめん、そんな ....
 
 
 
 
 小学生の頃
 
 うちのネズミ捕りにかかった
 
 一匹の親ネズミを
 
 
 母親は
 
 バケツに水をためて
 
 ネズミ捕りごと沈めた
 
  ....
morning.Zn無


君が2日前に置いていったメモにかかれた、言葉?

*宇宙からのメッセージ

だってさ

夜風が命のないもの達を
動かして、遊んでる

カタカタカ ....
時間は繋がっている
ようでいても 実は
繋がってはいない。
ただ
連続して 重なってはいる。

繋がっているのならば
常に未来は予想できるはず。
川に浮かべた笹舟の様に。
でも実際は ....
おひさまは
毎日うまれて
毎日しんでしまう


しんでしまったおひさまは
地球の裏側を
じつは照らしていることを
わたしたちは
ちゃんと知っている


しんでしまったひとさまも ....
末の息子が帰った後は
母さん 堪えるらしい
寂しいらしい
悲しいらしい
飯も作らにゃあ
起きても来ない


 そんなに辛かりゃあ

 キャッキャ キャッキャと
 喜ばなあ いいの ....
今はもうだいぶ古びてしまったけど、
あなたが生まれてすぐの頃
お風呂に入れている写真がある。
頭の後ろを片手で支えて
おなかの上にはガーゼのハンカチ

ただ無心に 洗い残しのないようにと気 ....
小学校から帰ったぼくに
「今夜はお母さんの店で夕食だぞ」
と微笑みながら次兄がいう
長兄が帰ってきたところで
兄弟三人で冬の夕方の千住の町を
母の店に向かった

今夜は母と一緒の夕食だ
 ....
君の手のひらで
雪は溶けていく

それは
僕の涙だと

君は気付かない

季節外れの雪は
僕の思いなのだと

君は気付かない

そして、君は
誰かの腕に抱かれて
雪は ....
本業を失って早2ヶ月過ぎて

暗中模索の仕事探し

友達さえも不況の火車に乗る始末

唯一の家族の弟にさえ

頼ることさえできない姉である



こつこつとバイトをしながら勉強 ....
そのまま に そのまま で
手はそこに あった
そのまま に そのまま で
足はそこに あった
白い殻の向こう のすぽんじ物質
ちょっといいにおいがして
はしでつまんであげて・・・
かさ ....
息子も中学三年生となった
進学のことで小言を言った


 もっと真剣に勉強に取り組め
 現実は厳しいものだ
 思うようにならないのが人生だ


うつむきながら息子は黙って聞いていた
 ....
青春18切符に
年齢制限はないのです
だからこそ青春と名づけたのであれば
それはとても正しいことです
 
友だちの
りんご畑から
りんごを盗んでしまった

十数年後
街でばったり
友だちに会った

一緒にお酒を飲んだ
ふところには
あの日のりんごが
ひとつあった

りんごは ....
信じることと縋ることはともすればよく似ている
喋り過ぎるものはそれについて依存している
夏は決まって暑くて蒸すから色々がよく腐って臭い出す
わたしは四角を中心に据えてから円を上手に書くこ ....
 *灯台

   かすかにまだ
   光っている
   間違えたままの、
   やさしい思い出
   わたしの幸福な思い違いを
   あなたは
   そのままにしてしまったから
 ....
みんな大好き!
と叫んだアイドルがいた

その場の誰もが
「みんな」には自分も含まれている
と信じようとして
アイドルの名前を大声で叫んでみたりする

「みんな」
そして「わたしたち ....
伝えたいことを一気に打ち込んだら
何て書いてあるのか解らなくなった

変換キーを押すたびに
簡単なセリフが難しくなってゆく

それでも送信する

不思議と
何かを伝えた気になり
不 ....
光があることにおどろいた
南側のドアをあけた時

光があることにおどろいた
闇を見つめることに慣れていたので

光を見つめて
まぶしさに目を背けそうになるが
背けずにいたい
太陽は直 ....
真っ直ぐな迷路を歩いている



ゴールなど見えないふりをして歩いている



真っ直ぐな迷路を歩いている



スタート地点はもう見えない



真っ直ぐ ....
するり

   スルリ。

おまえさんは
世界の何処に行こうとも


とかげであろう。


わたしは

世界の何処に行ったら

わたしのような
ワタシでいなくては
 ....
ジャガイモの皮を剥いたことある?

妻に尋ねられ
そういえば
記憶に残っていない

娘が小学校低学年のとき
いもの皮むき みんなでしたとき
血だらけになった男の子がいたらしいよ
娘が ....
さあ お話を はじめましょうか

そんな一言から始まる
祖母の造話が好きでした


季節は回転を早め
去っていく人
去っていく人
引き止められない
あたしが残る


 ....
月を めくってみる
秘密を のぞいたら
夜空を ひっかいて 
泣きながら 百億の
星を はがしてゆく
うまく呼吸ができなくなったので
洗面器に水を張り
そっと顔をつけてみた

しばらくすれば
耳の後ろのえらがひらいて
さぞかし快適な呼吸ができるだろう

そうして
顔を上げた後は
も ....
板谷みきょうさんの自由詩おすすめリスト(200)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
たかい- 紀ノ川つ ...自由詩3*10-4-25
童話(おやすみなさい)- たもつ自由詩1710-4-5
もらす- あぐり自由詩8*10-4-2
かいまき小唄- テシノ自由詩210-3-30
針刺して- 佐々宝砂自由詩9*10-3-18
[愚直な僕は]- 東雲 李 ...自由詩2*10-2-18
【_逃げ回るネズミ_】- 豊嶋祐匠自由詩5*10-2-11
アスタリスク- 靜ト自由詩210-2-3
未来の作られ方- 美琴自由詩410-2-2
おひさまひとさま- 小原あき自由詩9*09-12-24
母さんの嘆き- 青い風自由詩5*09-9-7
あなたに- ゆびのお ...自由詩209-6-10
冷えたカレーライス- 殿岡秀秋自由詩809-6-3
春の雪- いのせん ...自由詩209-3-20
にゃあ- yoyo自由詩2*09-3-2
ちょうのはかなげに・・・- かぜきり自由詩2*08-11-24
息子よ- 青い風自由詩5*08-10-2
フルムーン夫婦_青春18切符の旅- 海里自由詩208-8-17
りんご- 小川 葉自由詩708-8-15
はたらけえのきだけ- 鎖骨自由詩308-8-15
海辺の詩集- 嘉野千尋自由詩49*08-7-13
ホコテンのひと- 恋月 ぴ ...自由詩30*08-7-10
「メールする」- ベンジャ ...自由詩8*08-6-23
まっすぐに見る- 渡辺亘自由詩307-11-27
迷路- あさみ自由詩407-10-17
とかげ。- Sa;自由詩307-10-10
じゃがいも- 乱太郎自由詩17*07-10-9
枕語り- 瑠音自由詩107-9-23
そろもん(指の歌)- みつべえ自由詩307-9-18
過呼吸人魚- 亜樹自由詩2*07-9-15

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