すべてのおすすめ
両思いでも結ばれない時がある

互いを求めていても
互いを助け合っていても

恋人になれない

この時間が戻るなら
私はあなたをまっすぐ愛し始めるだろう

この時間が進むなら
私 ....
あかりを 消して
ひらいたら きずあとを
指で なぞって
たがいの からだを
すみずみまで 読む
何時間たっただろう

真夜中にふと目覚めては
姿の見えない 沈黙と会話する

自分の居場所
あるはずなのに それを探そうとはしない

孤独が運命なら
受け入れよう
幸福な女優は、金持ちの男を好んだ。
或る日のことである。
彼女は都内の高級ホテルで、大富豪のF氏と寝ようと試みた。
F氏は、83才。無論、機能しなかった。
―夜が明けた。

それ以降、彼女 ....
さあさあ始まる、始まるよ
嬢ちゃん、坊ちゃんみんなおいで
ほらほらお菓子も売ってるよ
最後までいた子にはただであげるよ

ほらほらみんな喧嘩しちゃいけない
おじちゃんの話をよおく ....
君と
ほくろの数を数えあった


自分の知らないほくろが
背中に5個もあった


ただそれだけで
背中に重みを感じた


単純な話


そんな些細なことを教えてくれた君を ....
 アフリカ象の象牙は高く売れるので墓荒らしが多い
 今日も3人組の泥棒が象牙を探しにやってきた
 この地域は干魃が多く雨がほとんど降らないので 動物達はおろか植物達にとって地獄のような場所である
 ....
みちている
ろじょうに
ひと
もしくは
ひとにちかいものの
こえ


こうさてんに
まいにちあった
はなは
いつしか
おかれなく
なった

あのひとも
どこかで
は ....
{引用=誰が哀しくて 雨が降るのか}


水面には 先祖様が揺れています
海底では 光こそが恋しいのです

海のキャンパスを塗りつぶす 雨
それはまことに私達の涙です

天の彼方 水 ....
あんた死人の臭いがするね
だけどそれほど悪くない

老婆は僕にそう言った

婆さん、きっとあんたと同じ臭いなんだよ
だからどこか安心する

老婆はしわくちゃの顔をもっとくちゃ ....
 遠くの景色ばかり見る骸骨 人形
 ぺんぺん草が生えた土地にぽつんと一軒だけ立つ 露店と店屋
 この店は主に肉体を無くした魂や影によって賑わっている
 この近くで大きな戦争があった
 大勢の戦 ....
生きたいと思わないんだ

でも
死にたいとも思わない


リスカしたいとか
吐き出したいとか
何も思わないんだ


でも

苦しくて
何か感じてて
どうしょもできなくて
 ....
1.

男の精液ってさ タンク一杯の梅酒みたいだよね


タオルを集めていると香恵ちゃんがつぶやく


なにそれどういうこと

上の部屋に オーナーがおいてった梅酒があるんだけど
 ....
明け方の空は曇っているのに
あんまりにも透明なもので
まるで海の底のように感じました。

少し泳いでいくと
灰色の話を詰めて
銀色の魚が泳いでいくので
おはようと声をかけましたら
とて ....
  昔、あなたに宛てて書いた手紙
  あなたが受け取らなかったので
  まだ手元に残っている


  手渡そうとすると
  あなたは決まって困った顔をしたから
  わたしは何故なのだろう ....
そのひとの名は やさしげでありました 。ほっそりとやさしくあさの匂いがありました。うつくしいところに およめに いかれるでしょう。ききょうの ようなひとです。
大和なでしこというけれど わたしは ....
うなじ いろじろ すべりだい
てさぐりでつかんだ ルーシー
それはそれは とても
両の手のひらのみこむ
おおきな ひかり



たとえばね
超過したねがいとか
乾いていないバス ....
息を
していると生きているけど
生きているのは息してることではないので

窓の内側からの世界はいまいちきれいじゃないし
煙草のフィルター越しにしか深呼吸を思い出せなくて
あーあの子がくれた ....
   
三日月1号線は
全ての痛みを解いてくれる
ここではないどこかへ行ける
らしい
東に向かって走る
それだけで

僕は毎日のように
日常57号線を
行ったり来たりしているの ....
[バリケードのこっち側]


その前日
あたしは工場で残業した
まんまるいちんち段ボールの箱と格闘して
それでもまだ働けとベルが鳴った

自転車をこいで家に帰ると
戦いは明日だと言う ....
板谷みきょうさんの自由詩おすすめリスト(200)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
好きです- saya自由詩107-9-14
そろもん(寝室の話)- みつべえ自由詩1007-9-6
静寂- 天の川自由詩207-5-21
幸福な女優- 蔦谷たつ ...自由詩10*07-5-13
死神おじさんの紙芝居- なかがわ ...自由詩3*07-5-9
単純な話- ごまたれ ...自由詩18*07-5-2
アフリカ象の骨だらけの墓場- はじめ自由詩6*07-4-28
くんれん(こえ)- たもつ自由詩607-4-20
子どもの昇天_—海—- 輪橋 秀 ...自由詩5*07-4-15
死にかけ少年と老婆- なかがわ ...自由詩2*07-4-8
肉体屋_またの名をヤドカリ屋- はじめ自由詩8*07-4-1
・呼吸・- はち自由詩807-3-1
よるにとぶふね- haniwa自由詩14*07-2-19
月のしずく- プル式自由詩6*06-7-12
手紙- 嘉野千尋自由詩31*06-2-6
その人のなは_。_- すぬかん ...自由詩505-9-26
やわらかいもの- オオカミ自由詩405-9-13
ささめく呼吸- まりょ自由詩204-7-11
三日月1号線- AB(な ...自由詩704-2-7
小詩集「マルメロジャムをもう一瓶」- 佐々宝砂自由詩18*03-12-3

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