すべてのおすすめ
光と風があれば 満たされる

乾ききった大地 
暗い不毛の惑星

砂塵が舞い上がり
黒々とした 太陽は巌に 濃い影を落とし

(惑星のあるべき形態が近づく

風と砂塵 舞う
体を ....
はら   ほろ り

はらり  ほろり

宵闇を淡い 焔で燃やす
桜花 澄む

幽玄 現前と古木から湧き立ち

しとやかな肌 剥がれるように

はら  ほろり はらり ほろり   ....
濃密を増した この空
重力の強い 会話が
男 と 男 で 交わされ始めて
口ごもる低い声が 雨のように漏れて 滴り

あの木々も ビルディングも
積もりに積もった 垢 落とし
排水溝は汚 ....
桜 咲く
華やかに 仄かに
震え出る 花 花
たおやかな 季節に

あの桜並木の六本目
防水シートに包まれた 嬰児
古木の幹色のような ピストル眠る

言葉は実弾 黄金色に輝く
命 ....
春 一つを
この大地に 零し落として

木蓮 水仙 桜

路地の片隅に土を得た 草草の息吹

空は華やぐ靄で満ち足りる
陽光は語りつくして

艶やかに花 花を荘厳する

春を  ....
月からの 乾いた風が
鉄とコンクリートの都市を吹き抜けて

切れるような触角のガラスに映ると

天界と砂漠のような大地が
暗い夢のように結ばれて

解くことができない 
幻影が月の雫 ....
春の女 桜の古木にもたれて

ぬめる 初々しい 肌 寄り添う

産毛が細く 金色に光っていて
毛穴は深く 呼吸をしていて

絹の触れあい

暖かな風は 透ける布の裾に戯れ
頬の紅が ....
き・は・く・な 拡散
中心を失い
弱弱しくて うごけない 自我

蜘蛛のように 空中に どっかと巣を張り
心臓の位置を しっかり定めて

あらゆる事象に 言葉を投擲する

淡い春 木 ....
春 巡り
今宵

浮かれた こころは憧れる

薄暗い空の果て
街灯のチラチラひかる
あの街に暮らす 人 人
人の影

宵宮せまる
路地の末

生ぬるい 重たい風が通り過ぎ
 ....
いま
文字から 染み出す

春が その 重い眠りを 眠って

霞む 空 街 歩道の末に
心の動きは 流れる 水に


春は ぼんやりと浮かぶ
水面に浮き草は 流れて

時を過ぎ ....
おぼろな 三月

見晴らしのいい 場所で
遠く 帝都を仰ぎ見たくなる

両腕を広げると
風に 翼

東京タワーまで
フワリ フワリ 飛んで行けそうだ

春 霞
飛行の航跡に
 ....
また 再び

来光の春に巡り合う

肌を凛々とした 風 行過ぎる

齢 重ね 重ね
梅の香り
淡く 感じ

行過ぎた 年月 
仄かに 薫る 白梅

また 春 巡り
鮮やかに ....
そんなふうに
春が眠り 寝息が聞こえて
やすらって いたなら

霞むんだ

高雲の桜色の空に やってきた
風にほんのりと

春の靄は大きな体を
この地にあずけきって
眠っている
 ....
地平の果てまでも
永遠に続くような 街並み

今日も 曇天は目配せする

低い土地に
風はゆっくり 堆積して 吹きだまる

喫茶の二階から
試掘のパイプを繋ぐ

今 過ぎていった ....
曇天の雲に
仄かに薫る

白梅 
眺め

その古木の苔むした幹に軽く触れると

肌寒い風に 早春の息吹
たたえて たたえて 尚たたえつつ

梅花から 溢れている
(花びらが散る ....
その 時

生なる状態で 為した行為は
魂にイメージ刻印される

死なる状況が近づくに従い
死=イメージのみの世界がせり上がり
やがて魂を専有し始める


呼吸はしているのだ
心 ....
春に夢に 
月は仄かに白く落ちてくる

その日は 今日も昇る 沈む

月は満ち 引く

宵には明星
一日のフィナーレに添える
天空の便り

東雲に まだ浅い春
緋色に 胸 焦が ....
この 胸の中心
ダイアモンドの輝きに満ちる 
正八面体 塩の結晶に似て

見つめているか 霊視しているか またイメージしている

読まれるべき書物は
西脇順三郎『詩学』
---すぐれた ....
今 ここ 空間座標 ゼロ点に
今 ここ この流れゆく 瞬時の微分!

ここから 全て 始まる

六十七億 個々 各々のゼロ点で
時空は弾けている 進行形

過去のイメージが押し寄せ
 ....
一つできたら 十できる

一つ 組み合す
「青い空」と・・・

二つ情感 感じて
「まっ青な空」

三つ 広さが欲しい
「青の空に ゆっくり雲は流れる」

四つ 調子を変えて
 ....
菩薩 薄絹 紫煙の香 薫る風

音楽を再生すると
かぐわしい香りが してくる

情景が浮かび上がり
ありありと 見えた

時間と空間を越え出て
今 私に届く コンパクトディスク

 ....
売れればいいって もんじゃない
俺にも作れる 恋の歌
インスタントの歌うたい
一発屋ならしめたもの
飛ばず鳴かずで
すっかり ポシャリでございます

売れればいいって もんじゃない
恋 ....
女が欲しい 女が
完ぺきな女が

瞳は語るんだろう
心が映える まなこに光が

荒れ狂う 現実を正視して
口は優しく 正しい言葉を吐き
心は程よく 緊張を温めて


女が欲しい
 ....
アイスコーヒーを注ぎいれた グラス
暖かな部屋
午後の陽射しは

読み止しの本の名は
『ルネサンスの占星学』

人が ぱらり ぱらり 行き交う
食器が カチ カチと音を立てて

動 ....
部屋に射し込む
だいだいの日

焼香にきっぱりと想い

立ち昇る
紫雲のたたえた水煙
空間にたなびいて

仄かな薫りに引き付けられた 
靄のごとき幽体 浮遊して

見事に手の様 ....
一体の まぎれもない人の体
アスファルトに冬の南中 
影 長く
四肢を伸ばせる 人体の影

いつつ

直立している
接地された足
影は添う その歩行に

しかし 影 いつつ

 ....
竹 光る 竹林

奥深く 
開けた場所

みみを澄ますと 聴こえ始める
大白法の 南無妙法蓮華経

なな色の虹の天蓋に つつまれて

美少の少年 結跏趺坐し
お祈り 申し上げます ....
ポットの注ぎ口から
授乳温度の液体ネコを流出させて
膝の上に置く

ネコは不定形
とろーり とろーり
湯気を立てて 
うたた寝をしている

ネコの脳波はカップの上で波紋を立てて
き ....
薔薇に鶯 このはなさくやひめ

ぽっぴアートの色合いが
なんだか てらてら 西方浄土
ふわっと浮遊 の フレンチボッサ

薔薇に鶯 このはなさくや
新春 色彩 ぽっぴが伝統
飾り羽子板 ....
空間のほとばしり
陽射しは くね くねっと のたうち

ホ・ト・バ・シ・ル

春だったりする日
肉体は軟らかく 伸びきって
太陽を握りつぶしてみたり
口の中のキャンディーだったり
ア ....
渡 ひろこさんのアハウさんおすすめリスト(100)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
遊んでいる- アハウ自由詩2*08-4-12
はら__ほろ__ひらり__ほろり_- アハウ自由詩5*08-4-5
洗濯- アハウ自由詩3*08-3-31
桜花とピストル- アハウ自由詩3*08-3-29
春を_一つ_二つ_数えている- アハウ自由詩308-3-25
月と都市- アハウ自由詩408-3-23
春の女- アハウ自由詩508-3-23
中心の喪失- アハウ自由詩508-3-17
今宵_宵闇_宵宮に- アハウ自由詩3*08-3-16
染みてくる_春- アハウ自由詩408-3-12
弥生_三月- アハウ自由詩408-3-7
再び- アハウ自由詩208-3-6
春が寝息をたてて- アハウ自由詩12*08-3-4
曇天の街で- アハウ自由詩308-3-2
春_浅き・・・- アハウ自由詩408-2-26
生死決定- アハウ自由詩3*08-2-21
春の曙- アハウ自由詩208-2-21
心こそ_大切なれ- アハウ自由詩308-2-19
こころして_晴天に!- アハウ自由詩308-2-14
一つできれば_十できる!- アハウ自由詩408-2-14
コンパクトディスク- アハウ自由詩208-2-5
売れればいいってもんじゃない(MTVを見て)- アハウ自由詩208-1-30
完ぺきな女- アハウ自由詩508-1-28
器の笑い- アハウ自由詩508-1-24
斜頚の日- アハウ自由詩308-1-22
かげ_いつつ- アハウ自由詩208-1-19
普賢菩薩と桜- アハウ自由詩308-1-15
液体ネコ- アハウ自由詩22*08-1-11
薔薇に鶯- アハウ自由詩508-1-8
春だったりする- アハウ自由詩608-1-8

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する