すべてのおすすめ
障子を そりで 滑る
目で 滑る

黒い瞳は 夜で
誰かが つぶやいた

名前が 揺れて

ずっと そばにいるんだ
閉めた囲いの


すべっていくんだ
肩に 近づいた 
未解決 の おでこ

つんと おしもどすと
書くっと 

ねる
さましている
頬 の 上

いくつも の
星が 
裏側 へ

地殻に 馴染んだ
息の まつ毛

強く つられて

苦い ゆきゆく 渡りを
にごらない 粒に 
かえていく
茶碗の中につがれた
乾燥した お茶の葉
の だし水

海から
山から
やってきて

とことこ 二階に
あげられて

私のものだ
えんぴつの上についてる
消しゴム は

何を書いてるのか
知らないけど

間違いは 消す

正解も 消す
袖 の 小鶴 が 遠のく
こすれた城への 道 薄れ

つづられて ひろげられて
すすけた手 にじみよる矢

玉揺り篭の奥 くり抜かれ
流れに咲いた 冷たい刺青 

すすり ....
カナリアン マドリガール
チョコレート に溶ける

黒い葉
伏せた
雪おち の 月光

塞ぐ ひかり に
さらされる 望み

ささやく 言葉は きこえない
カナリアン マドリ ....
かたやま なごる くれた つき
ふさがる やみの さする かみ

とほうに さとす ひかる あさ
つづれぬ えふで かこう むね
スプーンに 乗っている
人待ち指 

のぞきこんでは
大きな眼ばかり

いたずらに
一周させて

どうしても
のみほしてしまいたい
ポーズは

さっき
はじめた
ふかれたとおりに
まいちる おみみ

かさり とせに
そろわぬ あんよ

ゆく かい せく てて
ほお えみ むむ わわ

ほされ すぎ なう
さろう のほ ゆれ
ずっと 遠く輝いてる 星は
もう ずうっと前に 輝いて

今 私がみてるものは 過去
光 とどいているのは 願い

いつまでも まにあわなくて
いつまでも まっていられる

ずっと  ....
ふるい舟が遠く
波をおこして

海の中
泉をわかせる

空に近く
のびた飛沫は 羽

ふさがれた土地
求めながら

陽射しに
日陰 ゆるしながら

いかり をあげ
悲し ....
もじれつ のはいれつに
ふるいに かけられた
おでこーろん 

さややかに よこにも
つるきん たてにも

とろく とろ とこ
ちいちゃな いしは 
はじきとばし おー

お ....
はめこまれた
月 太陽
けれど 遠い所の土地だ

体でいけない場所だから
波おこして 乗るように
向かう

まわるカレンダーの
赤い丸は 
ボタンになっていて

指先から舟にな ....
かさむ 夜のしおり
長く 読み続けた 香りに

ぽとり と落ちた
蜃気楼

恵みの火
溶けない爪のくず

明日というものが
あるらしい

たたむ手を
寄り添わせないよ ....
地図を書けない花は
恋しと小石の違いを
伝えられないのです
かたゆり ついの
まわせぬ あえい

とおりの あせぬ
のろえぬ ゆきよ
正月中の 夜行列車は満席
故郷から 帰郷帰りの人々

暗い駅から ひとり 
座れないので
戸口のすぐ前に陣どる
会社は あさってから

荷物はひとつ
一晩中 立つのか
 ....
ふき消して 

かんづめの
まるいぎざぎざ に
暗闇 うつす

切り続け やめた場所
ぱくりと 走り去った
鈍い 刃

なんだって
かまわない
元気かときかれれば
元気だ ....
ひめや こはく
ゆう まつ ひ

あらがう ねね
つらつつ おく

とかそ やえせ
ちさら まろの
まわる杖のなぞる
たりない 言葉

目には まだ
うつらない 

誰に 誰を重ねる

どこにも いない
今は まだ
膝についた土の足影
太陽で溶かした黒印

混じらない遠吠えに
砕かれる夜霧の血脈

降りていく杖の焜炉
縮んだ石からり炒り

潰した靴直して履く
立てるならまだ歩く
ふかえ とおく ふかの とおく
もした つのり のよみ くれて

そのわ とどき みちる ややこ

つき しろ まや かな おおて
すぎ はて ゆく まま あうせ
くり抜かれた 口
墓のない 足 が
まじないを 諭す

延びて来る真っ赤な歌
電車を塞ぐ 
幾すじ もの 人柱

青は赤へ
赤は青へ

そこは どこへ 行く
それは 空虚へ 落 ....
よい かな せ さえる き しを
とが もる ふ にえる あ えを

もせ ふく や といの む いを
しず ゆく か はせる ほ やを

あせ らう な かりの こ いて
つえ はな  ....
小学一年生の春
友達と下校途中に
桑の実があった

ちょっと とって食べる
紫色が手につく
親に叱られると思い
道路の横を流れてた川で 手を洗う
と ランドセルが首に 落ちて
重みで ....
虹を ばらばら に します
少し きららん を ふって

指の隙間から 消えていこうとした
お祭 の 花火 で 

かりん かりん 
心持ち 軽く いためます

虹は い ....
みず の たま
くわえた くち

さえずる
ささやき

とおれない きのう は
おっこちたよ 

まぶしい
あさ
敷かれて行く なごり葉
ほつれた 眼線 が吹く

いつとも いわない 
いつかも しれない

点けられた なつ 

すすき の 香り に
消されてく

十重 の 隙間 に
刷か ....
はあと は ぎりぎり
うめられ そこねた めまい

つい に はしり
とれいん れん あま だれ

はれた め の うら ない
のど ごし ごし

だ から 
かぶり つか ....
木立 悟さんの砂木さんおすすめリスト(362)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
滑走- 砂木自由詩8*05-1-9
夢中- 砂木自由詩6*05-1-5
かわる_- 砂木自由詩5*05-1-4
太陽のもの- 砂木自由詩5*04-12-29
さかさま- 砂木自由詩9*04-12-21
になう_無- 砂木自由詩8*04-12-17
ひいな_の_ついばみ- 砂木自由詩2*04-12-11
あびる_ほし_に- 砂木自由詩6*04-12-10
さら_さら_さら- 砂木自由詩10*04-12-1
みぎれん- 砂木自由詩4*04-11-24
花の星- 砂木自由詩14*04-11-18
- 砂木自由詩5*04-11-3
かおんのしゅっぽっぽー- 砂木自由詩13*04-10-25
しずく_の_まどろみ- 砂木自由詩9*04-10-21
消して- 砂木自由詩13*04-10-18
緑のしっぽっぽー- 砂木自由詩7*04-10-10
ふきだまり- 砂木自由詩4*04-10-5
ずうずうしかったような- 砂木自由詩11*04-10-3
ゆびきった- 砂木自由詩8*04-10-1
十五夜_野- 砂木自由詩7*04-9-29
明日- 砂木自由詩10*04-9-27
彼岸- 砂木自由詩9*04-9-23
ねや_の_さと- 砂木自由詩5*04-9-22
ともせ- 砂木自由詩6*04-9-13
まじる_く- 砂木自由詩5*04-9-12
泣いてる- 砂木自由詩10*04-9-7
おつまみ- 砂木自由詩10*04-8-22
とぶ- 砂木自由詩6*04-8-19
夏絵- 砂木自由詩8*04-8-15
く_もン- 砂木自由詩5*04-8-11

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する