すべてのおすすめ
今ここに僕がこうして生きるのは垂れ流された奇跡のせいだ
玄関に白熱燈が灯ってる家のつもりで待ちます君を
苦しさを必死に証明してるのは強くなるのをサボりたいから
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キス拒む言い訳にマスクをつけて「風邪ひいた」
彼
マスク越しにチュ
かぜひいて
ママはたまごおかゆつくる
おいしくて
またかぜひこうかな
昭和の夜
ポッケに10円詰め込 ....
あの場所にわざと置き忘れた春が欲しかっただけ届かないだけ
ぼくだけの明けない夜をつくるため今でも空を塗り続けてる
磨り減ったあなたの靴の底をみていつか桜も散るのだと知る
....
目薬は雛人形の味がした2月はとうに過ぎたというのに
いつまでもできませんもの咲く事は
濡れる事を恐れていては
ひらがなできみの名かけばやわらかに
漢字で書け ....
棺桶をひとつふたつと数えてもわたしの居場所なんてなかった
しばらくは神様なんていらないと口笛ばかりふいていた夜
爪先をそろえて眠るあかるさにあたりいちめん洗われていく
....
管制官、飛びます、どうぞ。---------------そう残し春のブルーと着床をした
「あー、ごめん。2008年マイドラマ第一話で君、もう死んでるから」
寂しげな水 ....
カチコチの雪見だいふくに寝そべれば月が星がと夜が袖引く
工場長 小さな頃に書いた夢「はあとのピノをいっぱいつくる」
「北極に帰りたいの?」と「しろくま」のフルーツに ....
左手のダイヤの裏に隠された本当の意味知らぬ幸せ
寝言では私の名前が出ないよう
呼び名はいつも愛犬『ナナ』で
「ねぇ今日は記念日でしょ」と花束を
....
掃除機が
ごーごー奮起
する日曜
我は横目に
チキンラーメン
すいみんやく飲んでもねないねないねないねむる気もないアリバイ作る
2時3時4時5時6時7時8時9時10時11時12時
不眠症 不眠症! 不眠症? ねむらないだけ やあ13時
すみません、僕はいなかったらしいです。探さないでよ見つけないでよ
最後までみつけれらないかくれんぼ、ひとりで帰るにちようの午後
あの星と、この星にいるあなたとは関係ないのを証明し ....
言葉すら出て来ぬ様な恋をしてただ灰だけが残る唇
唇にこびり付いてる灰のかす落としてまたも塗ろう紅
紅の鮮やかな花咲かせたい見た目ではなく心のうちに
暑いよね、暑いですよねと会話する二人は何故かつきあっている
予報なく気づかずに降る五月雨も君を迎えに行けるのならば
傘をさす理由をなくし歩いてる濡れてもそれで満足なの ....
{引用=その靴は履かないけれど捨てられないロボットの足音が聞こえる}
バイテクで創った人魚抱きかかえ海へ駆け落ちロボットの恋
風俗に生身の女消え果ててロボット小指を切り ....
油染みだらけの記憶のわら半紙提出期限をとうに過ぎ去り
透明なグラスの底を目にあててきみの星座を見る白昼夢
あの夏にきみが投じた問いかけのこたえをさがす 波のまにまに ....