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油染みだらけの記憶のわら半紙提出期限をとうに過ぎ去り
透明なグラスの底を目にあててきみの星座を見る白昼夢
あの夏にきみが投じた問いかけのこたえをさがす 波のまにまに ....
川沿いに歩いて ようやく
国道まで出た
ぼくたちは、しばしば
夜を迷う
ぼくたちには靴がなかったけれど
それはたいした問題じゃなかった
歩くべき道を
さがすだけの、夜を
迷っていた
....
満水の夜に
感覚をとぎすませながら
無数の魚が泳いでいる
距離と、位置と、
上昇する体温と、
そういうものを
止めてしまわないように
蛇口に口をつけて
あふれ出すカルキを吸うと ....
線路脇に建つ家に生まれて
ずいぶんと長い間 そこで暮らしたせいか
今でも 5分おきに
からだを揺らしてしまう
そうやって揺れているうちに
いつしか わたしは
窓ガラスの
3メート ....
わたしは、ほんとうは楽譜なのです
と 告げたなら
音を鳴らしてくれるでしょうか
指をつまびいて
すこしだけ耳をすましてくれるでしょうか
それとも声で
わたしを世界へと放ってくれるでしょうか ....
コンクリートの丸いもようは、踏んじゃだめよ
って、
しあわせになれないから
って、
きみが言ったとき
さっき
二度ほど踏んでしまったぼくは
ちょっと泣きそうになって、あわてて
声をだし ....
ああ、またここから、始まる
無意識にながれる所作に
ときどき
生まれる、感覚
蛇口をいきおいよくひねり
じょうろへと水を注ぐ
そんな、とき
朝が、
おとといよりも
昨日よりも ....
チョコリットも積んだし
燃料も じゅうぶんだ
さて。
火星へ行くことにしたよ
彼女があんまりうるさく
ぼくをがんじがらめにするから
もう、ぼくは
火星ならタコ(みたい ....
寝ているすきに
あの娘の目ん玉を
拝借してきてしまった
薄目をあけて眠る癖が
あまりに
かわいかったから
鼻でも 耳でも
なんでも良かったけど
薄目にやられた
枕元に置い ....
昨日の夕やけを
ぼくが持ち帰ってしまったことを思い出して
朝起きて、あわてふためいた
夕方までに返さなければ、
そう思いながらも
休日の時間の流れがぼくを誘惑する
珍しく
....
笑うことを躊躇しないきみを
ぼくは いつも羨ましく見ている
ぼくは ふと気づいたときには
バカ笑いってやつが できなくなっていた
とはいえ
昔はしていたのか、って言うと
それすら思い ....
望光憂輔さんの望月 ゆきさんおすすめリスト
(11)
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望月 ゆ ...
短歌
37*
06-3-6
朝の方へ走ってください
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望月 ゆ ...
自由詩
25*
06-2-18
夜明けの水位
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望月 ゆ ...
自由詩
57*
05-12-10
揺れない時間
-
望月 ゆ ...
自由詩
26*
05-10-12
アンダンテ
-
望月 ゆ ...
自由詩
53*
05-6-19
空をみていた午後
-
望月 ゆ ...
自由詩
49*
05-6-8
はじまりに耳をすます
-
望月 ゆ ...
自由詩
12*
05-3-12
宇宙逃避行
-
望月 ゆ ...
自由詩
9
04-7-15
目ん玉
-
望月 ゆ ...
自由詩
7*
04-5-23
昨日の夕やけ
-
望月 ゆ ...
自由詩
7*
04-4-12
笑うことを躊躇しないきみ
-
望月 ゆ ...
自由詩
1*
04-4-12
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