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透明なので正座して視る 秋陽


銀河の尾が見えるような青空だ


常緑の緑を眼が食べている
虫の声が秋の夜を偲び


街に溢れた陽光と抱擁を交わす


陽を受け入れて秋の体を透明にす


ビルとビルの間にコスモスなど咲かす


夜が長く影引いてあなたとの時


 ....
夏 愛着のタオルのように使い込まれたよ


夏をカバンに入れて持ち去る


曇天に街が映り込む電飾 キラリ


都市が閃いて詩文が海溝に積もる


アスファルト・鉄筋・車軸 振 ....
華やぐリビドーで四季が巡る


さざ波が陸と戯れ転がっていて


蝉時雨れ細りつつ出来事が遠のく


息ついて眺めると回転機械ばかり


あの日の昼どき過ぎに虹想い


 ....
影長く夕暮れても一人の街


書物に忠誠尽くせば背が伸びる


孤高なる生はち切れて射す秋陽


単独行もの言わぬ行なり詩文よ


言葉の海に網打って意味を捕る


金色 ....
吉田ぐんじょうさんのアハウさんおすすめリスト(5)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
そして秋- アハウ俳句4*09-9-10
常に蝶が舞う- アハウ俳句309-9-6
街を聴く- アハウ俳句5*09-9-2
夏の微熱- アハウ俳句1*09-9-1
秋の十一句- アハウ俳句3*09-8-27

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