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年暮れぬ子猫追ひ追ふ道すがら

病み猫にのしかかるなり冬の音
sick cat is dying
and covered with the sound of
serious winter
 ....
秋の日の 白い光は 死のごとく



「おかえり」の なき身に響く 五時の鐘



夕闇に 迷う言葉が 沈んでく
透明なので正座して視る 秋陽


銀河の尾が見えるような青空だ


常緑の緑を眼が食べている
碧空を 裂いて美し 白い凧

暮れる夏 散った桜を 思い出す

葉の影に 隠れ取られぬ なすひとつ
虫の声が秋の夜を偲び


街に溢れた陽光と抱擁を交わす


陽を受け入れて秋の体を透明にす


ビルとビルの間にコスモスなど咲かす


夜が長く影引いてあなたとの時


 ....
夏 愛着のタオルのように使い込まれたよ


夏をカバンに入れて持ち去る


曇天に街が映り込む電飾 キラリ


都市が閃いて詩文が海溝に積もる


アスファルト・鉄筋・車軸 振 ....
華やぐリビドーで四季が巡る


さざ波が陸と戯れ転がっていて


蝉時雨れ細りつつ出来事が遠のく


息ついて眺めると回転機械ばかり


あの日の昼どき過ぎに虹想い


 ....
影長く夕暮れても一人の街


書物に忠誠尽くせば背が伸びる


孤高なる生はち切れて射す秋陽


単独行もの言わぬ行なり詩文よ


言葉の海に網打って意味を捕る


金色 ....
三日月や少し曲がれる猫の首
朝顔や猫の寝様はぐんにゃりと
秋風やつまらなさうな猫の面


出刃入りて観念したか大西瓜
しづかさや黄菊白菊祖母の骨
夕暮れやヤンマにゆづる散歩道


 ....
幽霊は短い昼の闇に立つ


光にも灯にも痛みの降りそそぐ


紙ひとつ千切る間にもう字を忘れ


とどろきが光を越えて芽を撫でる


破壊しにでも破壊と ....
子宮にピストルを撃つ爆弾撤去
産みたくないなら爆弾だ



子宮なら母体は助かるだろう
私は生きたい



愛の無い 愛の無い ああ 愛の無い



「保体で習ったろ?」  ....
ステキ女子 コロッケ食べてもステキ女子(ホタルノヒカリより)


その日から効く
マジですぐにお願い頼むよコンバット


6ヶ月を目安におとりかえいただくと、より安定した効果が継続 ....
かげろふやガソリン一滴惜しむ日々

花散るや小猫は野辺に腐りつつ

病む祖母のひとみ濁れり藤の花

わが胸は花花花とうづきけり

秘めごとは肉の匂ひや落椿

佳き人のお尻は白し夢の ....
吉田ぐんじょうさんの俳句おすすめリスト(13)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
病み猫- 三州生桑俳句3*09-12-29
全て訳なく悲しい季節- 小林 柳俳句2*09-9-10
そして秋- アハウ俳句4*09-9-10
またすぐに_夏- 小林 柳俳句2*09-9-9
常に蝶が舞う- アハウ俳句309-9-6
街を聴く- アハウ俳句5*09-9-2
夏の微熱- アハウ俳句1*09-9-1
秋の十一句- アハウ俳句3*09-8-27
初秋十句- 三州生桑俳句109-8-19
魔と刃物- 木立 悟俳句409-8-15
色男よ、こめかみを撃て- 山内緋呂 ...俳句609-7-27
池袋主婦- 山内緋呂 ...俳句309-7-27
行く春- 三州生桑俳句608-5-1

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