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このあおい夜を切り取って縫い付けた右腿は
ぐずぐずと黒く膿んでしまったから
風通しの良い洋服を探している
ふやけて黄ばんだ気に入りの本にはさんだ言葉をまだおぼえているか
いいえわすれて ....
NCM参加作品 僕は今もうんちですけど



「皆くたばってしまった。」


私はその男の詩を、いくつか、読んだことがある。
 数年前から私は『文学●●』という詩の投稿サイトを、だ ....
しにたい                 (モリマサ)
なんでこんなにみんなにあやまってばっか
つかれた
つかれた
つかれた
つかれた
詩をやめたい
てゆーか詩とかできない
コンセプト ....
線路が繰り返し
ひとの声をつれ
あしもとにのびる
夏の繁茂が
覆いかぶさったまま

ことばが違う
ようだった
毎日同じ場所に立つ
建物にはただしく
光が射す

帰る道すがら
 ....
たとえば飲み会の幹事をしたとして
のぞまれないのに
やたらと
むのうさを
おしだす
下司が
あって
それは
しぬべき
かも
直言はしない

 きらわれていて
 きらわれている ....
ローカル線のまだ暗い無人駅
駅舎から少し離れた作業小屋
中ではストーブが赤々と燃えている
長靴についた雪はとけてゆく

庇には
外灯に照らされたツララが生っている
ほの明るいオレンジ色を ....
マダガスカルヴァニラの薫りが部屋中を支配している。キャメルのボックスとキャスター、鏡の後ろにはちゃっかりとホープを忍ばせておいた・「ウィスキーはお好き?」ブロンドのカールが作りこまれた口元の黒子が目立 ....  
 
月工場で
おじさんたちが
月を作っている
その日の形にあわせて
金属の板をくりぬき
乾いた布で
丁寧に磨いていく

月ができあがると
ロープでゆっくり引き上げる
くりぬ ....
T+74.130
Last radio signal from orbiter.{注*=Challenger timeline(UPI)}

切断された管をたなびかせながら
放物線を描いて ....
助手席で
車の運転が上手な、あなたのお話をきく

あの

なに言いたいんだかわかんないよ

あは

脳みそフル回転させても
なにを言いたいんだかさっぱりわからない
まるで
ピカ ....
僕が語ることの出来る中で、最も美しい物語を君にあげよう

それは過去形で語られる未来の物語
街を埋め尽くす春の予感
通り過ぎるたびに生まれ変わる新緑の境界
果てしないものは、
広がり続ける ....
夕月は君が
先に見つけた

でも

明日雪が降ることは
きっと教えてあげない

   *

君のいちばんのねがいを
たぶん私は知っている

でも

君のいちばんの ....
未来に流れる音楽を
私は耳にしたい
大切なもののそばで

いつかは止まる音を
大事にするのが生き物で
それは君も私も同じ

失うことを知ってるから 失わない強さを持ってる

過去の ....
1
野良犬のまねをしてみたかったんだ
ポリバケツをひっくり返して
生ものをむさぼる
野良犬のまねをしてみたかったんだ
枝と枝のすき間から
耳をおさえながら
牙を剥きだしにしている
けも ....
だいっ嫌いなひとと別れられる日は
いつだろう

声は雑音にしか聴こえなくて
胸がざわざわしてくる
目を合わせたくない
顔も見たくない

わたしの視界に入ってこないでほしい
だいっ嫌い ....
無理して詩なんて書ぎでぐもねのも
無理しででも書がねばいげねどぎってのが
とぎどきあんだよなぁ

んでいま無理して書いでんだげども、すんぐ尻すぼみさなっちまって、どうも上手ぐいがねがら、ってが ....
 冬の野原の湾曲、の真ん中の真冬、あー。

 残された記憶はもっと複雑、身体はまっすぐ、あー。

 笑う声は、あー、行き止まり。

 白樺の、あるいは、切断の、ずっと続く、あああー。
 ....
一体、これで何度目ー?

昼休み、カーテンの隙間から、
窓際に座る生徒がゴミを捨てるのをベランダから見ていた。
僕はそいつに近づいて、
「カーテンが揺れるだけだと思ったら大間違いだぞ!」
 ....
歩けない事が
空にのびていくために
必要なのだと
言い聞かせる事に
酔いしれ擦り切れ
根をかじる
悪食に
倒れたら
仲間になれそうな
錯覚を満たす

ひくことも
さることも
 ....
ジーパンは死人の包帯

渇いた大腿部を

外灯が

曇り空の

なみだのように垂れて


ネオンは

地上で

唯一のひかり

同伴の

女は死化粧

妄想と ....
クリスマスローズ (慰め)


クリスマスなんて大嫌いと吐き捨てる

君の傷跡が透けて見えそうな夜

瘡蓋の上に貼りつけただけの棘に

僕が金色の星を灯してもいいかな

 ....
先生は死んだ木に触れたことがありますか

深い深い森の奥で妖精の羽音がしています

静かを湛えて眠る沼には
子供の夢が沈んでいます

沼の周りを縁取るように
名のない花が咲いていま ....
 
あなたと
ともに死ぬつもりになって
恋をしたい
というときの
あなたとは
あなたなのか
あなた以外なのか
そのどちらでもないのか
わからないまま
あなたと恋をしたい
わたしが ....
 
つたわらないのは
ことばなの
あるいはぼくの
そんざいなの

あなたは
残り香になって
いつもここからいなくなる

この初雪みたいに
かたちもなくとけてゆく
てのひらのなか ....
あなたに会うのと あなたの肩にかけるのと
お腹の中から涙を流す

あなたの事を たとえ人間になっても
涙を流す
二週目の太陽に
準備中の札をかける
気ままな獣を蹴飛ばす

殺気立った喉をくすぐり
布団でまどろむ
豊かな溝を覗く
あまがみ あまがみ
犬歯による抱擁
つま先に空いた ....
 
 
*AM4:00
 
朝が早い
 
 
青い鳥は見付からなかった
いつもそうだった
 
 
 
*AM3:00
 
戸締まりの仕方が分からない
声だけが湖になる
 ....
ぼくらは夕暮れ
チョコレートを食べすぎた
赤いランドセル
黒いランドセル
へんなランドセル

長い影

おうちに帰る歌 べろんべろんにのびて
絶対音感ちがって 耳を切る

血がち ....
小学生の時
わたしは薄水色だった
黄色のハンカチ
黄色の傘
黄色のお気に入りの服
だけど、わたしは
小学生の時
薄水色だった
黄色の長靴で
水溜まりに入るのが大好きだった


 ....
沈んだ心 深い深い海の
底の方から引き揚げて
二度と沈んでしまわぬようにと
浮き輪をつけて海に逃がした

いつから変わってしまった
すっかり影を落として寂しげに漂う姿
何度も何度も見かけ ....
かとりさんの自由詩おすすめリスト(148)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- はるな自由詩416-4-18
NCM参加作品_僕は今もうんちですけど- 赤青黄自由詩3*15-11-6
モリマサ、ポエムやめるってよ。- モリマサ ...自由詩515-10-26
ルーティーン- 軽谷佑子自由詩1113-12-3
RStlt_K_(ランペル、スティルツ_K)- 6自由詩411-1-19
ツララ- 山人自由詩3*10-10-3
煙草の箱- aidanico自由詩309-5-8
月工場- たもつ自由詩3809-4-7
断頭- 片野晃司自由詩2109-3-28
ピカソ- 壺内モモ ...自由詩409-2-24
_- rabbitfighte ...自由詩509-2-15
paLadox- Rin.自由詩19*09-2-11
おと- とわ自由詩109-1-25
詩片H_Ⅰ- 土田自由詩109-1-19
だいっ嫌いなひと- 蒼木りん自由詩209-1-18
七月十四日宣言- 土田自由詩309-1-17
あー。- Ohatu自由詩309-1-15
カーテンによる間違い- プテラノ ...自由詩509-1-15
地上- 砂木自由詩15*09-1-11
妄想と喪失の息吹- 吉岡ペペ ...自由詩408-12-10
花言葉四行詩_<5>- nonya自由詩5*08-12-9
死んだ木- 小禽自由詩908-11-22
「無鉄砲社会読後感」の読後感- 小川 葉自由詩608-11-21
初雪- 小川 葉自由詩408-11-21
- 十二支蝶自由詩108-11-12
かけ布団- 佐々木妖 ...自由詩4+*08-11-12
夜明けのための即興詩- 山中 烏 ...自由詩17*08-11-12
ちがあか- ともちゃ ...自由詩1508-11-11
- 小原あき自由詩23*08-11-7
沈んだ心に浮き輪をつけて- 百瀬朝子自由詩108-11-6

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