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先生は死んだ木に触れたことがありますか

深い深い森の奥で妖精の羽音がしています

静かを湛えて眠る沼には
子供の夢が沈んでいます

沼の周りを縁取るように
名のない花が咲いていま ....
深く心に届く景色は
あなたを映す鏡と同じ
哀しい人がいたのなら
頭を撫でてやりたい
少年が瞬きをする間に
世界は始まって終わった

髪の長い女の睫毛の下には
よく潤った泉がある

古くから伝わるやり方で
劇場の赤幕を閉じた

背中を丸めた老人が
その前で立っていた ....
湿っぽい白に街全体が覆われる
寂しげな鐘の音がして誰かが振り返る
彼女はヘッドホンに耳を押し当てて
向こう側の金色に飲み込まれていく
かとりさんの小禽さんおすすめリスト(4)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
死んだ木- 小禽自由詩908-11-22
哀子- 小禽自由詩208-7-10
幕役- 小禽自由詩208-5-16
くもり- 小禽自由詩4+*08-5-6

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