すべてのおすすめ
お話伺ってもよろしいですか。
いやあ、素晴らしい跳躍でした。
切なさからはかなさへの大ジャンプ。
パーソナルベストも更新しましたね。
最後の直線で希望と絶望、
熱望や羨望が入り乱れる中でも
 ....
空を揺らす鳴き声で
集まる黒い影に曲がる
夜は満開の花ばかりになる枝の拒絶も
なかったことにしてください
ささやかな群れでも 追われていく高さ
根こそぎの木の道連れた土が
染みこもうとする ....
中空から
はじきとばされた時間は
      ( 降りそそいだ。。。)
ジェリービーンズで
ベランダにこつこつと不時着する


誰にもどこにも
選ばれなかった世界が閉じ込められていて
 ....
月の 蜂つぼ  
ねかせられた
宿のない小石

そらんじた沈黙
からかうような
漆黒の 隙間

吹き矢に痺れる
鈴の壊れそうな
苦みになく小声

外堀の端に 蝶が あら ....
日曜の朝に
壊れた呼び鈴を
連打する音が聞こえた

嫌な予感がしたが
案の定
片手にバナナを一房
買って来ていた

聞くまでも無く
勧められたが
断わる事にした

横で
一 ....
はがきをかってきてください
かわむこうのおみせにたちよって
はがきをいちまいかってきてください
呪文のような声がして
我に返る

誰もいなくなった
午後の大通りには
牛車がのろ ....
生まれてはじめての雪に
子どもは小さな手を伸ばす
白い雪花をつかもうとする

指を開いても花はどこにもない
黒々とした丸い目が
さらに丸くなる

降る雪を
つかんではひらき、ひらいて ....
角を曲がると
小学校
目の前に
小さな文房具店
信号が変わるのがいつも遅い
大きな道路への抜け道
自転車も足早に過ぎ去る
空は青く
遠い
いくつもの別れ道
何度も間違った
家に帰 ....
改札口の向こうで
ピアノに蟻が集っている
きっと甘いんだろう

ハモニカを忘れてきた駅員が
時刻表に小さな落書をする
間もなく秋が来るのに
量が足りてないのだ

まだ君と僕とが出 ....
窓を揺らす透明を
娘たちの時間はすぎて
雪のなかの双つの道
どこまでも淡く
双つの道


青に添う手
剥がれる陽
いとおしさ 望みのなさ
左の目にだけ降りそそぐ

 ....
僕は簡単に逃げ出す性格だ。

そして薬を飲んで
簡単に死んでしまったみたい。

気が付けば
真っ白な雲の上だった。

あらら。
マジで死んじゃった。

頭をポリポリかいてると
 ....
私は時々
雑踏の中へと
足を運びます

人々の声と
足音と
それらのざわめきから
あなたのささやきが
生まれてくるようで

太陽の熱で
大地から水蒸気が昇り
その粒は集まって雲 ....
ブドウです。
世界一を目指しています。
何の世界一といってブドウの世界一です。
最もブドウでありたい。
そう思います。
一房としてではなく
一粒として
世界に君臨したいと思います。

 ....
コンビニのレジから
僕らのタクシーがあふれ出すから
春はまた息苦しい

行き先も告げずに乗ると
君の家を通過して
犬小屋の屋根を壊してしまう

料金を体温で支払う
少しのおつ ....
久々にハラピンの所へ行くと
焚き火をしている
煙がもくもくと空に消えていく

声をかけると
慌てて後ろに隠したものがある
あれはまさか
原稿用紙

ふざけんなよ
俺はハラピンを怒鳴 ....
夕暮れ間近に
降りだした雨は
氷のように
冷たくて
見る間にそれは
視線の先を
白く染め変えた

あなたのと
わたしのと
それぞれの窓から
同じ雪を見て
初雪だねって
文字を ....
りりこ走る
水の上
足の爪とは思えない爪で水はじき

りりこ走る

「あすこのスモモを取ってきてね」

りりこ走る
野っぱら
足の裏とは思えない裏で草踏んで

りりこ、りりこ、 ....
終電が過ぎて真夜中
ひとりきり家路を辿れば
無音ばかりがこだましてやるせない

呼吸をするたびに白い息は空に溶けていくのに
うまく言葉にできない気持ちは
もやがかかったまま解けてはくれない ....
窓のない病室で
地球儀を塗り分ける
水彩絵の具の赤は
少しだけ優しい

冷蔵庫に
入れておいたの
私を生かす電池は
もう使えなく
なっていたから

安心を買うなんて
違反だって ....
{引用=



一、レプリカの四月


たとえばそれは食卓のさかな

二度と泳がない姿はあわれです
しかし言葉はあぶくですから
気付かれずに消える、その
あぶくこそが  ....
17歳の春を覚えている
高校二年の春休みの夜
死に気づいた

いつか死ぬんだ

そう思って
胸が締まって
吐きそうになった


生きたいと思った

僕の意識が
僕のカタチが ....
貴方ともう一度だけ

最後に



ワルツを




『最後にワルツを』


教師生活で
一番長く努めた
其の学校の廃校が決まったのは
年の瀬を過ぎてすぐだった

 ....
耳が
さっと
貝の形に
閉じ


夜が来た
黒目の
まんなか



星を
待って

い、る

さらさらさら
砂の



そっと開いて
花のように
 ....
*‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥¢‥‥‥★‥‥‥‥‥‥★
 全ての光を呑み込み、その美しい味を咀嚼する
*‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥£‥‥‥‥‥‥★‥¢‥★‥
 真っ黒の恍惚、ヴェルヴェットのジャケッ ....
※‥‥are you happy?‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥※
 薔薇、の 科す 苦痛の、香炉 夢-巣食う
※‥‥are you happy?‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥※
 架ノン式 の、意識 四季の、 ....
弟がつり革になって
ぶらさがってる
白い輪っかのところなどは
良いつくりだった
揺れるたびに僕はぎゅっと握り
引っ張られた弟は
それでも痛いとは言わなかった
昔からそういう子だっ ....
彼女の記した聖書には
全ての秘密が書かれています
太陽の秘密
世界の始まり
隣のあの娘の
行いまで

全ての秘密が書かれています

お金や権力を持った人たちは
こぞ ....
午後から
雪がすると言って
ハツコは眠った

ハツコ
はつこ
はつ、子



ああそれは
どこまでも
降りしきる降りしきる
降りしきる降りしきる

向こうはもう見えないよ ....
ぱっくりと割れた
蛍光灯の光が
あんたの足元に
突入している

あたしは足元に広がる地面を
かきむしり始めた
誠実な犬のように

驚いたあんたは
その場所から動けな ....
焦りをおぼえた場所からは
やさしくきこえる
誘惑のつめ


口笛をなつかしむまでは
曲がり角などこわくはなかった


憂いにまみれた地平には
消せないほのおと
水夫のつばさ
 ....
ことうさんの自由詩おすすめリスト(510)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
インタビュアー・エレジー- ブルース ...自由詩307-1-15
- 佩慈の工 ...自由詩607-1-15
降りそそいだ- たたたろ ...自由詩5*07-1-15
つき_の_はな_5- 砂木自由詩8*07-1-14
バナナの使い道- ねなぎ自由詩407-1-14
あしたのかぜのむこうがわ- あおば自由詩21*07-1-13
創書日和「雪」_初雪- 北野つづ ...自由詩9*07-1-13
奇跡- チアーヌ自由詩1007-1-13
制度(駅の周辺)- たもつ自由詩1707-1-13
冬鳴_Ⅱ- 木立 悟自由詩607-1-13
じいさん- ごまたれ自由詩22*07-1-13
ささやき- 三条麗菜自由詩17*07-1-12
ブドウ・メンタリティ- ブルース ...自由詩5+*07-1-12
制度(タクシー)- たもつ自由詩1907-1-12
馬鹿やろう- ふるる自由詩18*07-1-12
初雪- LEO自由詩29*07-1-12
りりこ走る- ふるる自由詩15*07-1-11
春待ち人- 夕凪ここ ...自由詩11*07-1-11
期限切れ- アオゾラ ...自由詩807-1-11
小詩集【レトロな猛毒】side.C- 千波 一 ...自由詩14*07-1-11
はじめまして- 自由詩21*07-1-10
最後にワルツを- 蒸発王自由詩12*07-1-10
- ふるる自由詩8*07-1-10
カーテン- 六崎杏介自由詩1107-1-10
happy- 六崎杏介自由詩307-1-10
車内- たもつ自由詩1807-1-10
彼女の聖書- なかがわ ...自由詩7*07-1-10
- ふるる自由詩17*07-1-10
大きな木の下で- むらさき自由詩4*07-1-9
列島- 千波 一 ...自由詩13*07-1-9

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17