すべてのおすすめ
どの君も覚えていよう桟橋にやけに激しい風が吹いてる


僕だけを乗せぬ列車のわすれものやけに激しい風が吹いてる


無名指で前髪を除けきみは言う「やけに激しい風が吹いてる」 ....
そとは雨わたしと部屋の五月への旅を見送る欄干の音 また明日! 笑顔で別れいなくなるどこかで生きているような、死

朝と夜ぼくらは器用に行き来しておはようおやすみおはようおやすみ

死ぬことの本当なんかえいえんに教えてくれずまた春が来る

 ....
一瞬で愛が深まるあの言葉涙浮かべて聞いた想い出

好きならば好きとはっきり言えばいい何も言わずに終わるのはいや

砂浜に残る足跡よく目立つ生きた証もよく目立っている

緊張を和らげよ ....
駆け抜けてしまえないのがもどかしい屋上だった8号館は


まばたきをするたび更新されている影あり春の日は万華鏡


「ガイブセイ?」「うん、外部生。」
かんたんに友がつくれてし ....
空よ あなたは何者ですか? 満ち足りた時は美しく 哀しい時には より美しい

なぜだろう 雨も涙も透明なのに青く塗ってみたくなるのは

何もかも捨てたくなって空に投げ 落ちてくるまで こ ....
肩書きは「青い新宿回遊魚」まだあのひとはいますかここに





膝を抱き「東京事変」聴いていた人恋しくてベゴニアを買う



束縛を嫌いみずから糸切れば動けなくな ....
北山通の並木かなしむ夕暮れの色はほんのり青さをもって


少年が息をひそめていたわけは蛍でしょうか哲学のみち


宇治川を背に立つ君の少しだけ歴史を知っていることが ....
横断歩道の黒白正しく踏み分けていくように押す部屋番号「206」


無機質なふりして並ぶ玄関のドアは夜まで熱が抜けない


ココナツの洒落た香りが悔しくて窓に3ミリ隙間を作る

 ....
すこしでもさかむけがあればきみがきてこころをたしかめられるんだ

ちょっとしたかわいさがぼくのたねをまくはながさくまでわらってられる

ぬりつぶすてがみのなかのあてなにはぶらっくほーるよりふか ....
アンダンテ追いかけて追いかけていても君が見えない陽射しの中で


抱きしめる速度ですれ違う風はセルリアン、君の瞳に映る


炭酸の雨///下弦の月をマドラーで浸しても味なんてないまま
 ....
君となら

どこまでもゆく

地のはても

ついておいでよ

星屑の下
廃校の探検隊だぼくたちは廊下がミシンと鳴るアンダンテ


イチゴにも砂糖をかけるアキちゃんが横目で見ているスターバックス


算数が誰より得意なユウくんは今日も釦を掛け違えている


 ....
潮飴は砂糖と海水1:2 沖波駅の名産品です


灯台の指令届かぬ海底に誰かが飛ばした風船のくず


「鼻血ってなんだろうねえ」「なんだろね」しゃべるクラゲの触手は赤い


「 ....
渋柿を
外に吊るす
祖母の背が
あかねに染まる
晩秋の夕暮れ
くれないを燃やしては織る彼岸花
散りゆくあきの路にざわめく



朝を着る嘘としたしむ桔梗の日むらさきいろの欠片をかおる


銀杏というなまえに咲いた羽たちを追いかけている日記 ....
片方の翼の折れた失速を
取り戻すまで我生きるなり


置いてゆく荷物の重さは測らない
翼の先を大事に繕う

夜の風 羽根のひとひらも凍みてゆく
翼よ向こうに朝が待つ

失っ ....
折り返す列車は濡れて雨粒の数の約束待つ河原町


烏丸のホームで制服のリボンを揺らしてあの子は白線を踏む



閉じかけた夏の絵日記直線では描けなかった桂の警鐘



高 ....
腐臭ただよいフェリッペ四世の御世
         崩れゆく洋梨をスプーンで潰す


女戦士マドンナの愛歌に射られ
        恋情の徒花は胸に赤赤と咲く


裸で生まれ裸で死す  ....
眠れない今夜は何を数えよう…昨日はひつじを数えてたから。


膨らんだ雨のしずくが気まぐれに時を刻んで夜を動かす。


プ−さんのぬいぐるみを抱く君の名を何度か呟く夜がこたえる


 ....
■ミッドナイト・シャワー■


  ミッドナイト
  月のナイフで切る指に怖いほど、まだ滴るカシス


  甘い、赤
  舐めて
  瞳に翻る
  純情、孤独、叫ぶキラメキ ....
水中で生きてるようなものだけど湯上りに弾くギターは冴えて 海牛のようにリーフに内分泌す
      57577が暗礁のように波立つ


真紅のハイビスカスが海風に揺れて
      真っ青な空に咲いていて雲の影を


太陽光が眼球を焼き尽くす ....
青空に舞い散る飛沫きらきらとプールに飛び込む少年の夏

呼んでいる遠い記憶の夏の声駆けて行きたいいつかの森へ

朝顔の花が咲いたよきれいだな笑顔も満開夏の絵日記

水平線の彼方に浮かぶ蜃気 ....
「リトマス紙がなにでどうなるか」のように忘れてしまいたい夏がある


まだ明日を信じていたからサヨナラを 告げた渚にゆらぐ太陽


ケンケンで駆けた砂浜しゃらと鳴る 乾いた粒子、ただ熱 ....
君の眼は使いの音色 首筋に放たれたままの蛇が目覚める



洞窟をつなぐ吊り橋キラキラと泣いてふたつの{ルビ水底=みなそこ}に消え



銀色の軌跡を描く{ルビ蝸牛=かたつむり} その ....
眠れない 夜には君の その胸に
  耳を押し当て ただしがみつく


君が居ない メトロノームを 出してきて
  「65」にして ベッドにもぐる
淋しさが
大洪水に
なりそうで
ココロの扉
ぎゅっと閉じてた


隙間から
溢れ始めた
淋しさに
慌てて 本棚
椅子 ドアの前


ベニヤ板
金づちに釘
持ち出して
 ....
身動きを許してください水底は26時のネオンさえ青


息継ぎを忘れた彼女が電池式だったと知った火曜のメトロ


遺失物届けの欄に書くべきはリセットキーか押す指なのか


「き ....
「第一話・名もない色」と書いてみた。二年と五日前の扉絵


漁火というたましいに導かれ浴衣のうさぎ逃がすわだつみ


王冠を貝に譲ったソーダ水だまりこんでた午後がいとしい


消 ....
水鳴ハヤテさんの短歌おすすめリスト(157)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
Intense_Wind- Rin K短歌7*15-6-20
五月への旅_*- もっぷ短歌415-6-18
リ・ターン- そらの珊 ...短歌815-3-11
一瞬- 夏川ゆう短歌212-8-20
8号館_〜遠ざかれない日々によせて〜- Rin.短歌13*12-8-19
洗濯日和- そらの珊 ...短歌11*12-1-21
東京哀歌- Rin.短歌2410-6-15
京都慕歌- Rin.短歌28*10-5-28
下手なキス、して。- Rin.短歌1410-2-13
即興(ハート)- 唐草フウ短歌5*09-6-19
さよならのためのリダイアル- Rin.短歌18+*09-2-8
君となら- 井上尚人短歌1*09-2-5
【短歌祭参加作品】_少年少女たちの自由奏- Rin.短歌19*08-12-2
【短歌祭参加作品】_海のおはなし- アイバ  ...短歌608-12-2
干し柿- ゆきこ短歌108-11-30
◆あきの路- 千波 一 ...短歌3*08-11-21
翼よ、青に向け- 銀猫短歌9*08-11-14
「快速特急〜阪急京都線Ⅱ〜」- Rin.短歌26*08-9-21
君_何為すや- アハウ短歌108-9-21
数え唄- ユメサキ ...短歌1*08-9-16
夏の鋭角- Rin.短歌19*08-8-26
今年の梅雨は_二- A-29短歌1*08-8-21
無定型_四首- アハウ短歌208-7-28
少年の夏- 未有花短歌16*08-7-23
君のかげふみ- Rin.短歌25*08-7-19
我は慟哭- 石畑由紀 ...短歌708-7-18
鼓動- ユメサキ ...短歌5*08-7-18
淋しい…- ユメサキ ...短歌3*08-6-29
「トーキョーアクアリウム」- Rin.短歌22*08-6-10
【短歌祭参加作品】__ラスト・フェリー- Rin.短歌1508-3-18

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