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フラクタルな現実が 左肘の辺りで破壊音を放つ
アスファルトの憂鬱に 存在意義を失う電話ボックスのソウル
電子的なマリンスノウ 液晶画面が北北西に明滅
天空 ....
川の向こう側から見る僕の街はこんなにも虚ろだったか
長雨を全て天に突き返すかのような強圧的な陽炎に揺られ
幾万もの人間の疲労と鬱屈がうごめいてやがる
ゆく川の流れは絶えず ....
? 冷雨
踏みしめるたびに僕の右足の靴底が
ひゃあひゃあ
鳴っている
今日はやけに
ひゃあひゃあ
鳴っている
*****
? その息吹を ....
霧のエニグマ
降り停まり 指に纏え
…………………………
空に掴んだ
君の手を 僕は妬む
…………………………
霞み疲れた
恣意的な 下卑るソウル
………… ....
すり減るばかりのラバーソウル
「もういいかい」
「もういいよ」
と言えず咬みつく爪は
ずらるらり ずらるりら