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たいせつなものが
ばらばらになっていく

もしかしたら
拾い集めて

いつか
きれいな連なりに
眠れなかった寒い朝には
あったかいココアなんか
飲みたいな

ふたり
ひっついて
離れないで
パジャマ着たままで

そろそろ出かける時間だなんていいながら
はやく着替えなきゃなんて ....
病院内で知り合った
女の子が

儚くなった

茶色い長い髪を
くるくるとカールさせて

フリルやレースの
かわいい洋服を着て

いつも微笑を湛えていた
その彼女が

もうい ....
たぶん
わたしは退院したら

ポッケに手を突っ込んで
口笛吹いて

どこまでも歩いていくだろう

ポッケは空っぽ

だって
もう怖いものは
なんにもないんだもの

どこまで ....
仰向けになって
ずっと天井を見てると

なにか
いろんなものに見える

小さい頃の
熱を出した時のように

あの点とこの点を
くまにしたり
小鳥にしたり

だけど

点と ....
ぽつぽつと
雨のように
私の体に入りこんでくる液体

ひと雫
ひと雫

数えるのにも
飽きてしまった

ゆっくり過ぎていく時間

1日
1日と

数えるのも
もう
飽きてしまった

明日は来なくても
 ....
うさぎが毎日ついてるお餅
食べてみたいな

きっと
ふんわりやわやわで
ほんのりあったかくて
やわらかな光を湛えてるのかも

だって
あんなに毎日
うさぎがついてるんだもの
小さな
天窓から
刺す光

この光が
こころを
蘇えらせてくれるのか

この
切り取られた空が
夕暮れに浮かぶ
大きなお月さま

きっと
あのお月さまは
夜中になれば
やさしい灯で

この街を
包んでくれる

やさしい灯が
病室にも
射し込むだろう
たぶん

私の眠りを
見守るように
精神科病棟に
閉じ込められた私に

夜景が美しすぎて

これは
天使の迎えを
失敗した罰

神さまは
私を
見捨てたんだろう
神さまが

もう いいよ
って
言ってくれるまで

わたし
待ってる

天使の迎えを
何十年も
他人の話を
盗み聞きしてきたソファに

座ってみた

革はただ
つやつやして

知らん顔して

深く深く
うけいれてくれた

でも
今日は
盗み聞きできないよ

だってわたし
独りで座ってる ....
あまりにも
刻が過ぎるのが
早すぎて
すっくと立った
一本の大木

何十年も
独りきりで

淋しくても
動くことさえ
できないんだ

あとどれくらい
独りでいなきゃ
ならないんだろ
やっとの思いで
いちばん下まで

堕ちて
堕ちて

それでも
そこも

誰かの気配が

ざわめきが

誰もいない
暗闇さえ

ない
名も無き花。

なんていうけど
ちゃんと誰かが名前をつけてあって

どんなものにも
名前がついてる。

どうにもならない気持ちだって
どうにもならない気持ちっていう
名前があるし
 ....
諦めと
手をつないだ

諦めはやさしく
とても甘美で

でも
まだ
溺れきれないわたしは

悪あがき

こころに
貼るものが欲しい

まだ
瘡蓋さえ
できてないから
夏は

出番が過ぎたのか
まだいてもいいものか
わからずに
うろうろと彷徨っている。

秋が後ろからせっついて
夏は途方に暮れる。

もういいから
夏よ、おやすみ。

ゆっく ....
雨粒が
なみだみたいだなんて

陳腐ね
とても

雨滴も
落ちてしまえば
ただの雨水

なみだだって
たぶん
ひつじ雲見上げて
ずしん、ときた

そっか
会えないって
こういうことなんだ

一緒にこの空を
見上げることさえ
できないんだ

この空の下で
あのひとは
わたしの知らない
 ....
早くはじめなきゃ
悲しみのレッスン

早く覚えなきゃ
忘却のレッスン

傷がまだひりひり痛むけど

ほかの誰かと笑ってると思うと
まだ胸が痛いけど

笑うと眼尻にしわが寄る
あ ....
秋祭りの
準備が始まる

まだ
夏は終わったばかりなのに

まだ
夏の名残が
消えないのに

季節は
私たちを追い越し
先へ先へと
すすんでいく
あなたが
「疲れてない?」
っていえば
Yesって答えるよ
ちょっと疲れててもね

あなたが
「焼き肉食べない?」
っていえば
Yesって答えるよ
あんまり乗り気じゃなくてもね
 ....
そっか

もう
ダイエットなんて
しなくてもいいんだ
ぶくぶくに太っちゃっても

いい化粧品を買わなくてもいいんだ
きれいになるように
肌の手入れをしなくても

おしゃれもしなく ....
いつか
飛びたてる日が
くるのかなあ

今は
枝が覆って
少ししか見えない
青空へ

何もかも脱ぎ捨てて
自由な光へと
夜が
おいでおいでと
わたしを{ルビ誘う=いざなう}

いっそ
夜に溶けてしまってもいい

夜に溶けて
とろけて

闇になる

それでも
月には
届かないのだろう

月 ....
ベンチは

座ってくれるひとを待っている

そこに
在り続けなければならないから

誰も座るひとが
いなくても
憧れは
影も落とさず

夢は
薫風のように漂う

想いは
霧のようにつかみどころがなく

諦めだけが
地底を這いずる

日々

記憶さえも
消えゆく

微かな光も射さ ....
遠い海から
知らない仲間と
ここまで来ちゃった

場違いでごめんね

仲間がいなくて
僕だって淋しい

だから
お箸でよけないでね
くしゃくしゃの糸のように

こころが縺れる

ほどきようもなく

切り捨てる勇気もなく

こころは縺れたまま
苛まれる
プル式さんの風音さんおすすめリスト(113)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ネックレスのように- 風音携帯写真+ ...2*07-10-2
寒い朝- 風音自由詩11*07-10-1
無能- 風音自由詩4*07-10-1
口笛吹いて- 風音自由詩2*07-9-29
ずっと見てると- 風音携帯写真+ ...11*07-9-29
ひと雫- 風音携帯写真+ ...2*07-9-28
お月さまのお餅- 風音未詩・独白1*07-9-27
切り取られた空- 風音携帯写真+ ...4*07-9-26
満月なのかな- 風音携帯写真+ ...5*07-9-25
夜景- 風音携帯写真+ ...5*07-9-24
かくれんぼ- 風音携帯写真+ ...7*07-9-18
喫茶店- 風音携帯写真+ ...6*07-9-17
終焉- 風音携帯写真+ ...1*07-9-17
独り立つ- 風音携帯写真+ ...6*07-9-16
独りにさえなれない- 風音携帯写真+ ...4*07-9-14
ラベル- 風音自由詩2*07-9-14
ガーゼ- 風音携帯写真+ ...4*07-9-13
夏が迷ってる- 風音自由詩4*07-9-12
雨滴- 風音携帯写真+ ...7*07-9-11
この空の下で- 風音携帯写真+ ...7*07-9-10
悲しみのレッスン- 風音自由詩4*07-9-9
心の準備はできてない- 風音携帯写真+ ...3*07-9-9
Yes- 風音自由詩4*07-9-8
投げやり- 風音自由詩3*07-9-8
光へ- 風音携帯写真+ ...3*07-9-7
遠い月- 風音携帯写真+ ...2*07-9-7
待つ- 風音携帯写真+ ...2*07-9-7
日々- 風音自由詩4*07-9-6
場違いでごめんね- 風音携帯写真+ ...4*07-9-6
縺れる- 風音携帯写真+ ...2*07-9-5

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