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うっわつらな心ん中で
魂が逆様に浮かんで
気持ちが手遅れになっているのがわかるんだ



『無意味』という

くすんでしまった
いのちが逆様に沈んで
言葉が枯れ切ってい ....
ああ
いくつもの候補があったよ
さくらとか、みかんとか、まりんとか
植物や風景が多かったかな

もう生まれてくる季節なんか
どうでもよくってね
まろんとか、こなつとか、みさきとか
次々 ....
夢の中に落とし物をした日の朝
猫になっていた
仕方がないので
夫を会社に送り出してから
家事は明日にしようと決め
日向ぼっこをして過ごし
夜になったので眠った
明日はせめて、猿になりたい ....
パーティを始めよう 3月の足音が聞こえてきたから
あなたに出会わなければわたし きっとまだ布団の中よ
布団の中 ずっと ぐるぐる ぐるぐると
どうしようもない想いをかかえて苦しんでた
でも ....
懐かしいあの場所へ
もう帰れないかもしれない
たくさんの夢を見た
懐かしいあの場所へ
もう戻れないかもしれない

夢はいつも
遠い空の向こうで私を手招きする

あの日あなたに出会わな ....
「ねえ、良いだろ?」

何が良いんだかと思いつつ
とりあえず
あなたの左腕にしがみついてみる

押し付けた胸のふくらみに気づいたらしく
慌てふためく様子が可笑しくて

かまととだとか ....
遠く遠く

声がするから

風がやんだ

風をふりかえる

愛した肉は

東京で息をする

茜いろを

風を抱きしめた


涙をふいたら

さよならの意味

 ....
芽吹きの季節とはいえ
冷たい風が菜の花を揺らし
川面を颯爽と走る

光が流れていくのを
ただぼんやりと見ていた私は
纏わりついた髪をすき
静かに歩み始める

荷物は案外少なかった
 ....
相手の心を読む
見極める
悟る
世の中が見えてくる

運を天にまかし
自らやるべき事を行う
後は天命を待つ
運を天にゆだねる

堂々として
人に安心感を与える
あらゆる努力をし ....
気づいたら
いろんなひとが
両手で込めて 
差し入れてくれた

おにぎり

箸もつかえないくらいに
元気なくなったとき
たべるといいよ、って

おにぎり

すかすかの ....
伝わらないもんなんだろう

わかってる

この想いほどは

いつも君には届いていない





共感してみせて

大袈裟をさらして



 ....
素数ばかりの現実を逃れて
羊水に包まれたような充足と安心を
浅い眠りに{ルビ貪=むさぼ}る、朝
休日の

{ルビ繭=まゆ}の内に垂れる
一本の危うい糸に吊るされた体躯を
淡白い光りの方角 ....
また後で携帯にメールでも入れるから

あなたの去った
バスルーム
鏡に映るのは恋に疲れたひとりのおんな
乱れきった髪が物語る
しがみつこうとしてしがみきれなかったものへの思い

シャワ ....
わた雪が
景色の中で降っていました


それが幻だということは
知っていました


幾重もの

ゆらゆら
ただよい降りて

白く、たどりつく


地の上へ
その音が耳 ....
あなたが美しすぎるから 僕らは狂ってしまう
時間も距離も歪んで 上手に掴めなくなってる

錆びないセンス ステンレス
たまたま言霊 手玉に取って

夢を見てるだけでしょう
わかってて ....
ピアノを弾いてよ
僕の 僕だけのために
君の細い指が白と黒の鍵盤を行き来する
その姿を眺めていたい

ピアノを弾いてよ
僕の 僕だけのために
君の細い指が紡ぐ
愛の賛歌を聴いていた ....
くしゃみをひとつする、と
私たちは地球儀から滑落して空に溺れる
あの日グラウンドから送った影は
手をつないだまま鉄塔に引っかかっていて
捨てられたビニールのレインコートのようだった

バス ....
虹を見ていた
空に放物線を描く光の帯を
虹を見ていた
あの日君と眺めた七色の輝きを
虹を見ていた
ただ黙って見ていた
思い出は今も胸に消えない懐かしい橋をかける

あの日僕らは雨上がり ....
はじめてのマニキュア
はじめてのアイライン
はじめてのチーク

似合うかな、 変じゃないかな

はじめてはワンピースで
待ち合わせは少し早めに
おろしたての靴を履いて

気合い ....
ひとは指折り数える

その日の訪れを確かなものにしようと
指を折り
心に刻み込む
自らの身体に刻み込む

いつの日か死は必ず訪れることを知っている
それでも
死に往く日まで知ろうとす ....
どれだけできたって
誰かに好まれたって
救われない僕がいるんです


どれもが半端だって
なんにもなくったって
ひっくるめて自分なんです



残 ....
正気を失いながら、それでも
わたしたちは、生まれてしまうのだろう
何度も、何度も、
そしてほんとうは
一度だって、死んだことはなかったのだと
臨終のそのときに、知るのだろう



  ....
{引用=
コンビニエンスストア
レジにバイトのオバちゃん
ビターの板チョコ1枚だけ買おうとする若い男
店内、他に お客はいない


レジ:おにいちゃん、なんでチョコレート買うねんなぁ
 ....
液晶の画面の中では
愛と恋とが
消費されて擦り減って
それでも笑顔を忘れずに
人間の傍にぴたり、と
まるで一人では生きられない
飼い馴らされた犬みたい


マニュアルなんて
何も知 ....
わたしを手渡されたときの
あなた
ちょっと驚いたように目を丸くしてたよね
ぎこちなく両手で受け取ってくれて
すなおにお礼を言ってくれた

わたしは
この日のために生まれてきたようなもの
 ....
ペンダントをください、 あの日共に見た赤い、
赤いずきんをかぶった女の子の飾りの付いた、
ペンダントを



いつの間にか馴れすぎたこの日常から離れる術が欲しいのです
あなたと笑った ....
世界が変わった日というならば


あの戦争が終わった日よりも

ビルに飛行機がつっこんで
世界が戦争をはじめた日よりも

あなたがいなくなったその日が
ぼくにとっては
 ....
新しい雪の降り積もった
静かな屋根やねが
水平な朝に焼かれて
私の底辺をもちあげる

増幅する光の波が
うずくまる私の手をとり
青い影を洗う

そうして
裸にされてゆく、わたし
 ....
ポストはいつも開けていて
気まぐれな気持ちを入れておくから

好き きらい 嘘よ好き
翻弄されるあなたが好き
あんまり強くならないで


ポストはいつも開けていて
気まぐれな気持 ....
無言の種がいつの間にか芽を出していた
沈黙を守りながら
ときおり呼吸を整えて
少しずつ葉を増やしていく

色濃くなる葉
物語るのは血潮

忙しく変わる私の騒がしさを
彼らの静けさが中 ....
シュガー・ソレイユさんの自由詩おすすめリスト(232)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
空命- caleha自由詩6*08-3-2
いのちのなまえ- 佐野権太自由詩46*08-3-1
夢の中に落とし物をした日- 小原あき自由詩31*08-2-29
パーティを始めよう- はるこ自由詩108-2-28
懐かしいあの場所へ- 未有花自由詩11*08-2-28
断わりきれないひと- 恋月 ぴ ...自由詩27*08-2-27
抱きしめた風- 吉岡ペペ ...自由詩308-2-27
春風- こゆり自由詩24*08-2-26
本当の幸せ- ペポパン ...自由詩14*08-2-26
おにぎり- 唐草フウ自由詩10*08-2-25
約束までの約束- caleha自由詩9*08-2-25
君と空へ- 佐野権太自由詩19*08-2-22
揺れるひと- 恋月 ぴ ...自由詩24*08-2-22
まさ雪- わら自由詩13*08-2-22
ベクトルは_いつも_幸せに向けて- 北大路京 ...自由詩25*08-2-20
ピアノを弾いてよ- はるこ自由詩708-2-19
青を、- Rin.自由詩3008-2-18
虹を見ていた- 未有花自由詩17*08-2-18
precious- はるこ自由詩408-2-17
数えるひと- 恋月 ぴ ...自由詩28*08-2-17
イグジスト- caleha自由詩8*08-2-17
さしすせそ、- 望月 ゆ ...自由詩37*08-2-16
2月14日、前日のコンビニ- 北大路京 ...自由詩19*08-2-13
出会い- 小原あき自由詩24*08-2-13
甘いひと- 恋月 ぴ ...自由詩23*08-2-12
ペンダントをください- はるこ自由詩5*08-2-11
その、すべて- わら自由詩11*08-2-11
私信- 佐野権太自由詩21*08-2-11
ポストはいつも開けていて- はるこ自由詩5*08-2-11
植物- 小原あき自由詩16*08-2-11

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